今日、明日は梅田芸術劇場メインホールで『タカラヅカスペシャル2016 ~Music Succession to Next~』が開催されますね。
宝塚ファン必見のイベントですが、2日間で4回の公演とあって超プレミア!
なかなか生で観る機会に恵まれません。
さて・・・
普段は銀橋と舞台の間にある狭いオーケストラピットの中で演奏している「宝塚オーケストラ」の皆さんも、
『タカラヅカスペシャル』では舞台上で演奏されていまね。
↓↓オーケストラピットの中
(出典:stereo sound)
作品によっては宝塚バウホール、梅田撃術劇場での公演で、舞台上で演奏されることもありますが、通常公演はいつもこのオーケストラピットの中です。
そして膨大な数の、しかもクラシックからポップス、ジャズまであらゆるジャンルの音楽を演奏している、宝塚歌劇オーケストラの皆さん。
公演以外の時は何をしているの?
どうやったら宝塚歌劇オーケストラに入団できるの?
などという疑問を解きつつ、宝塚歌劇オーケストラを紹介していきます。
↓↓タカラヅカスペシャル2015
(出典:OKmusic)
↑写真の後方にシルエットで見える楽器演奏者は、宝塚歌劇オーケストラの皆さん。
宝塚歌劇オーケストラの歴史
正式名称「宝塚歌劇オーケストラ」は
宝塚クリエイティブアーツに属し、宝塚大劇場における宝塚歌劇の演奏を主目的にしています。
その歴史は古く、1926年に前身である宝塚交響楽団(現在の宝塚市交響楽団とは関係ありません)が存在することは確認しましたが、それ以前についてはわかりませんでした。
1926年。
宝塚歌劇の誕生が1914年ですから、それから遅れること12年後の誕生。
とは言えっても、当時の日本では洋楽器を演奏する人自体が極めて少なかったので、大変貴重な楽団であったでしょう。
宝塚歌劇オーケストラの編成
以前はオーケストラの編成は33人でした。
現在は24人と小編成になっています。
その編成は・・・
バイオリン第1 3人
バイオリン第2 2人
ビオラ 1
チェロ 1
ギター 1
エレキベース 1
フルート 1
オーボエ 1
ファゴット 1
A・サックス 1
T・サックス 1
トランペット 2
トロンボーン 1
ホルン 1
バリトン 1
ピアノ 1
シンセサイザー 2
パーカッション 1
ドラム 1
なぜ33人編成から24人編成にできたか?といえば、
シンセサイザーが誕生し、近年非常にコンパクトなキーボードであらゆる音が再現できるようになったことが大きな理由です。
例えばバイオリン5人とビオラ、チェロ各1人であれほど厚みのある弦楽器の音は出せませんが、
シンセサイザーが「ストリングス」という弦楽器の音でサポートしているから、雄大な弦楽器のアンサンブルに仕上げることができるのです。
管楽器に関しても同じです。
また『ベルサイユのばら』で有名なバスティーユの場面などの「砲弾」の音をはじめ、あらゆる効果音もシンセサイザーで再現しています。
上述の楽器の中にコントラバスが抜けていますが、
基本エレクトリックベース演奏者がコントラバス(ベース)を持ち替えで兼任していたり、フルートも1人で足りない場合はサックス演奏者が持ち替えでフルートを演奏するなど、多才に多忙な演奏をしていらっしゃいます。
実際にオケピットで演奏しているのは24人ですが、オーケストラの団員はその倍48人いると言われています。その48人が二つのグループに分けられているそうです。
公演が一ヶ月半だった頃は、公演中日ぐらいにオーケストラが交代していましたが、一ヶ月公演になってからは一つのグループが全日程をこなすようになりました。
↓↓2. 宝塚歌劇オーケストラに入団するには? / 公演スケジュール / その他の活動
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