2016年宝塚歌劇団は初の顧客満足度1位? その内容と1位の意味を考える

宝塚コラム

3.満足度1位に対する私的感想

アンテート調査の内容がわからないので、何を持って「顧客満足度」を計っているのかは謎なのですが、2014年から2015年の2連続に輝いた「劇団四季」と2016年初1位の「宝塚歌劇団」、そして一部東京ディズニーリゾートを含めてを比較してみます。(但し、かなり独断と偏見です ^^; 根がヅカファンなので!)

料金(チケット代)について

エンターテイメントを楽しむためには、出費が必要になってきます。出費と内容が自分の価値観でマッチした時に満足度は生まれるのではないでしょうか?

宝塚歌劇団 2,000円から12,000円
劇団四季 3,000円から10,000円
東京ディズニーリゾート 6,700円から 7,400円

※主な興行での価格を調べました。

劇団四季は2016年4月1日以降にチケットを販売を開始する公演で料金を値上げしています。

宝塚に限らずあらゆる興行は観に行って初めて内容がわかる訳です。事前の情報といえば公式サイとにアップされたこと、観劇した人のブログやSNSの個人的感想も一つの指標にはなりますが、自分自身が満足するかどうか? なんて行ってみなければわかりません。

しかも、チケット代はかなりな出費です。

観た行ったはいいけれど「これでこの値段?」という場合も中にはありますので、値段に見合ったかどうかの満足度も調査の中にあるのではないかと想像します。



上演システム

宝塚歌劇団と劇団四季の上演システムは明らかに異なることがあります。

  • 宝塚歌劇団は5つの組がある
  • 各組の上演作品が決まった時点では主演はトップ男役と娘役であるのはファンは熟知
  • 配役は各組の稽古開始である集合日に発表される
  • 宝塚大劇場と東京宝塚劇場にはオーケストラピットがあり、基本生のオーケストラ演奏である。

以上はヅカファンにとっては「当たり前」のことですが、四季は違います。

劇団四季の観劇回数は私は極端に少ないのでことをお断りしておきますが・・・

  • 週間キャストは発表されるが、ご贔屓がいてもチケットを取った日に出演かどうかわからない
  • オーケストラピットなし、音楽は録音

↑ 劇団四季に所属するある俳優さんを応援していた友人は「東京まで遠征で観劇に行くのに○○さんが出演かどうかわからないなんて」と常に嘆いていました。

そういうわけで上演システムによって、満足度の得られ方は違うかな?

何で勝負するか?

おそらく「劇団四季」は「作品そのもの」だけで観客に挑み、宝塚は「作品」+「宝塚独特のスターシステム」を以って宝塚の世界へ誘う姿勢を100年以上続けてきた点が、上演システムの違いになりっているのでしょう。

これも劇団そのもののコンセプトが満足度の差につながるのではないかと思う点です。

劇場の施設サービス

劇団四季は関西での拠点を「京都劇場」から梅田の「シアター 大阪四季劇場」に移してもう何年にもなりますが、大阪四季劇場へ行って驚いたのはロビーも劇場も「狭い」ということでした。

観劇中にその狭さがきになるのは京都劇場の時代と大して差がないように思っています。

東京宝塚劇場も旧・東京宝塚劇場より狭くなりましたが、それでもまだロビー、客席ともに空間に余裕を感じます。

宝塚大劇場に至っては初めて行かれる方は、どこまで行ったら改札があるのだろう?と思う広々としていますね。

そして・・・数年前に改装された女子トイレのシステムが実によく出来ていて「かなり人の流れを計算しつくしたシステム?」が導入され、幕間の女子トイレ問題を解決する方向になっています。(←これは なかなか公に言えない、しかし重要事項)。

「あれっ?」と思っていた、取り立てて文句を言うほどでもないソフト的なサービスも気がついたら改善されているということもありました。

なにがしかの努力をしたのだと思います。





全く個人的な出来事ですが・・・

・宝塚大劇場で幕間にクレジットカードを落とした時、二部上演中にゴミ箱まで調べて
くれまいしたm(..)m・怪我で車椅子に乗っている知人を観劇に連れて行った時も、細かな事まで気配りして係員から「幕間はどうされますか?」「終演後はいつ出られますか?」と尋ねてくれて、スムーズに観劇ができました。(但し、館内のスロープは慣れない車椅子付き添い者にとってはまだ改善が欲しかった、病院レベルとはいかないにしても)

係員の教育レベルは高い部類だと思っています。

 

劇団四季については観劇経験値が浅く、詳細を知らないのでホントにヅカ贔屓な意見で申し訳ありません(汗)。

東京ディズニーリゾートの満足度が低下?

これは劇団四季と宝塚か劇団とは異なる理由が満足度の下降につながっているかもしれません。

以前は国内のテーマパークと言えば東京ディズニーリゾートのみ!だったのが、大阪に「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」ができ、「上海ディズニーランド」ができて中国からの集客が減ったことなどです。

他に考えられるとしたら少子化も一つの要因でしょうか? だとすると、シニア増加傾向はテーマパークよりは劇場へ足を運ぶ機会を増やす可能性があるから、劇場へお客さんを取られている可能性も考えられますね。

来場者にアンケートを取ったり、待ち時間をいかに短縮させるかなどの対策を即こうじているオリエンタルランドですから、私なんぞがあれこれ書くことでもないでしょう(汗)。

まとめ

はるか昔は宝塚大劇場では団体のお客さんがお弁当を食べながら観劇していたり、子供が泣きだすことも日常茶飯事的でした。

観客の観劇マナーも上がったと思います。

顧客満足度一位はディープなファンとしては嬉しいです。いや、あれもこれも改善して欲しいと思われる方もあるかもしれませんが、ファンとして好きな宝塚のために何かできるとしたら「観劇中には必ず携帯電話の電源をオフ」にすることでしょう。

私の携帯は開演前には強制的に電波がオフになりますが、観劇中にけたたましく鳴る携帯の音は勘弁して欲しいものです。

 

【追記】2017年度の顧客満足度、宝塚歌劇団は2年連続一位!

【追記】2018/5/18

下記のの通り、宝塚歌劇団は2016年度に続き、2017年度も2年連続で顧客満足度一位を書くとくしています。

 

(1)企業:宝塚歌劇団が2年連続の総合第1位。

第1位:「宝塚歌劇団」(エンタテインメント業種1位)
第2位:「劇団四季」(エンタテインメント業種2位)
第3位:「ヨドバシ.com」(通信販売業種1位)
第4位:「帝国ホテル」(シティホテル業種1位)
第5位:「レクサス店」(自動車販売店業種1位)

(出典:http://www.service-js.jp/

 


 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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