『ベルサイユのばら』地方公演
『ベルサイユのばら Part2』上演後は、地方公演(今で言う全国ツアーを当時はそう呼んでいました)でも上演されています。
それについてはこの記事では割愛しますが、全国津々浦々で『ベルサイユのばら』が上演されたことも手伝って、徐々に宝塚=ベルばらのイメージが浸透していったのではないか?
管理人・すみれ子はそんな風に思っています。
平成の『ベルサイユのばら』
平成に入ってからの『ベルばら』の再演が決まったのは、宝塚歌劇団が75周年を迎え、またフランス革命から200年と言う節目の年を迎えたことが理由でした。
まず、1989年雪組『アンドレとオスカル編』というサブタイトルになっていますが、内容的には当時の雪組トップスター・杜けあき(もりけあき)さんが演じるアンドレを重点が置かれて描かれた作品でした。
オスカルを演じたのは、二番手スターだった一路真輝(いちろまき)さん。
↓↓1989年雪組『ベルサイユのばら』
1989年星組は「フェルゼンとマリー・アントワネット編」としてトップスター・日向薫(ひゅうがかおる)さんとトップ娘役・毬藻えり(まりもえりな)さん。
↓↓1989年星組『ベルサイユのばら フェルゼンとマリー・アントワネット編』
今、TVで活躍の真矢みき(まやみき)さんが、役替わり:ジェローデルとして出演された時の映像です。
1990年花組は「フェルゼン編」トップ・大浦みずき(おおうらみずき)さんが、それぞれ出演。
↓↓1990年『ベルサイユのばら』 大浦みずきさん率いる花組の男役群舞
1991年月組は涼風真世(すずかぜまよ)さんのトップお披露目公演として「オスカル編」が上演されました。
この涼風さんの「オスカル編」には、『ベルばら』始まった以来の出来事として、フェルゼンとマリー・アントワネットが登場しない作品となっています。
また、春野寿美礼(はるのすみれ)さん、朝海ひかる(あさみひかる)さん、安蘭けい(あらんけい)さん、花總まり(はなふさまり)さんという3人のトップスターとトップ娘役を輩出した、77期生の初舞台公演でもありました。
↓↓1991年月組『ベルサイユのばら』
↓↓77期生の初舞台ロケット
表にまとめると以下の通りです。
上演年・組 | タイトル | |
1989年雪組 | ベルサイユのばら アンドレとオスカル編 | 宝塚歌劇75周年、フランス革命200年記念の再演 |
1989年星組 | ベルサイユのばら フェルゼンとマリー・アントワネット編 | 宝塚歌劇75周年、フランス革命200年記念の再演 |
1990年花組 | ベルサイユのばら フェルゼン編 | |
1991年月組 | ベルサイユのばら オスカル編 |
オスカル | アンドレ | フェルゼン | アントワネット | |
1989年雪組 | 一路真輝 | 杜けあき | 朝香じゅん 紫苑ゆう 麻路さき ※役替わり |
仁科有理 |
1989年星組 | 涼風真世 一路真輝 大輝ゆう 安寿ミラ 紫苑ゆう ※役替わり |
麻路さき | 日向薫 | 毬藻えり |
1990年花組 | 涼風真世 紫苑ゆう 真矢みき 安寿ミラ※役替わり |
朝香じゅん | 大浦みずき | ひびき美都 |
1991年月組 | 涼風真世 | 杜けあき 日向薫 天海祐希 大浦みずき ※役替わり |
ー | ー |
↓↓1991年月組『ベルサイユのばら オスカル編』
https://youtu.be/AL8yrHAq3jc
↓↓3. 2001年&2006年『ベルサイユのばら』
コメント
ちはるCLUB さん
地方公演についても触れて書こうとしましたが、あまりに多くて。
松あきらさんは、『ベルばら Part2』でフェルゼン、1977年地方公演でアンドレ、79年地方公演でオスカルを演じて「ベルばら三冠王」と言われているそうです。
懐かしいですねぇ、松あきらさん。
花組トップ時代に『紅はこべ』でのパーシーがカッコよかったです。
舞小雪さんも大人っぽい雰囲気のある娘役さんでしたね。
私が札幌に住んでた頃の地方公演でのオスカルは確か松あきらさんだったと思います。
ちなみに『風と共に去りぬ』のスカーレットは舞小雪さんでした。
両方ともちょっと飽きてます。『エリザベート』も再演三昧で飽きるのかしらと恐怖です。