エリザベートのあらすじ、宝塚版上演歴、歴代キャストも振り返りから2018年月組まで!

宝塚コラム

次回は月組!エリザベートが再演される魅力

『エリザベート』は、2016年に上演したのが直近の公演でした。

次の再演はいつ…?!という期待の中、ついに月組での上演が決定しました。

6年もの長い期間、月組トップ娘役を務めた愛希れいか(まなきれいか)さんの退団公演でもあります。

 

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超実力派娘役である愛希れいかさんのシシィが堪能できるなんて、本当に本当に楽しみですよね。

では、「宝塚らしさ」とは少し違う『エリザベート』がなぜこんなに愛されるのでしょうか。

まず第一に、楽曲の素晴らしさではないでしょうか。

エリザベートを初めて観ると、なんだかやけに楽曲が耳に残ります。

どの曲もその役の心情を的確に表しつつ、とても耳に残るメロディーになっているということです。

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↓↓『エリザベート』の楽曲リスト

2016宙組・エリザベート観劇感想から楽曲リスト、20周年の奇跡まで
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そして、音楽というのは基本的に和音(協和音)で構成されているものですが、『エリザベート』では不協和音が多く使われています。

不協和音は、人間が聴いて不快に感じる音です。

その「不快感」は、登場人物たちが感じている「不快感」を正確に表現しているような気がします。

また、同じメロディーの曲を正反対の場面に使用するという演出も見事。

フランツがエリザベートにプロポーズする、2人の人生がこれから重なり合っていく場面と、「すれ違い続ける2人」を表す晩年の場面では同じ曲が使われています。

歌詞を変えて同じメロディーを使うことで、2人の悲しみがより一層際立ちます。

このように、「音楽の力」がふんだんに発揮されていること。

それこそが『エリザベート』を何度観てもまだまだ奥が深いと感じるひとつの理由に思います。

そして、この『エリザベート』の世界観を見事に表現したフィナーレナンバーもまた絶品。

 

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↓↓1996年初演『エリザベート』のフィナーレ

 

 

 

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たった20分という物足りない時間なのですが、その組の個性がしっかりと出ている見ごたえのあるフィナーレとなっています。

 

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2018年月組『エリザベート』配役発表

今や宝塚の看板作品となった『エリザベート』。

そこまで支持され続けるのには、やはりたくさんの魅力ポイントがあるからなんですね。

しかし、あまりの人気に、チケット入手困難になるのは毎回必至です。

次回の月組公演は愛希れいかさんの退団公演であることもあり、間違いなく激しい争奪戦となるでしょう。

 

↓↓月組2018年『エリザベート』制作発表

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主な配役は発表されていましたが、ついに全ての配役も先日発表されました!

予想通りに皇太子・ルドルフは役替わり公演実施。

しかも月組では下級生時代から注目されてきた、暁千星(あかつきちせい)さん。

100期生で『カンパニー』で新人公演主演を射止めた大器、風間柚乃(かざまゆの)さんによるパターン。

それに・・・

他にもエルマーとシュテファンの役替わりもあります。

 

↓↓2018年月組『エリザベート』のニュースはこちら・・・

月組『エリザベート』配役発表&制作発表!気になる役替わり配役、風間柚乃に蘭世 惠翔も抜擢?
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ちなみにノル香は姿月トート、春野トート、水トート、明日海トート、朝夏トートの5組を観劇しています。 ガラコンサートも入れればもう数え切れないほど観ています。

何十回観てもぜんぜん観足りません…(;^ω^)

それだけ深い深い魅力があるということですよね。

本当はまだまだ語りたいことがたくさんたくさんありましたが、1記事内では到底語り切れませんでした…

記念すべき10公演めとなる月組の『エリザベート』、また新たな魅力を発見させてくれそうですね。

 

↓↓【関連記事】2016年宙組『エリザベート』関連記事

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↓↓【追加記事】2018年月組『エリザベート』観劇感想

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こちらの記事は路線ノルがお送りしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

  1. 路線ノル香 より:

    うみひこさま

    ノル香宛ての初コメント、ありがとうございますー!とっても嬉しいです!

    ええ…瀬奈シシィの首と肩幅と二の腕、彩輝トートさえも絞め殺せそうで…
    フィナーレのデュエットダンスは彩輝さんが心配でおろおろしてしまいました(笑)
    ご本人がいちばん「シシィは私じゃないだろう!!」と思っていたのでしょうけどね…

    ゾフィー最期のそのエピソードは初めて聞きました!
    シシィ外出時に暴漢に襲わせていたとかいうゾフィーの酷い嫌がらせを受けながらも、「最期くらい…」と思ったのでしょうかね。
    帝王教育と帝国にだけ捧げ続けたゾフィーの人生を思うと、そういう気持ちになったのかもしれませんね。
    シシィが優しくて聡明な女性であることがなんとなく窺えます。

  2. ちはるCLUB より:

    「ルキーニの法則」、新人公演は無効なんですね。

    明日海さんのルドルフが見たかったので、嬉しいです。
    古本で瀬奈トートのプログラムを入手しました。でも、テレビで見たのは青樹ルドルフでした。

    明日海トートは私の中で最強です。

    美弥ルキーニが観たかった……。

    • すみれ子 より:

      ちはるCLUBさん

      私も美弥さんのルキーニ、ちょっと怪しい色香がありそうで興味あったのですが。
      でもフランツの心情を抑えた中で、もがく姿を美弥さんがどう演じるのか期待できる!と思い直しているところです。

      トートを演じる人によって、作品の色って変わりますね。一昨年の宙組公演前に、ほぼ全部の上演を観て思いました。
      ご贔屓トートがファンそれぞれにいるの、なるほど・・・と思いましたよ!

  3. うみひこ より:

    ノル香さん
    いやーすごい大作コラムですね。勉強になりました!
    瀬奈じゅんさん「エリザベート地獄」に笑いました。CSでやってた歴代エリザベートで、シシィのソロの場面を見比べたことがあるのですが、瀬奈さんシシィの首の太さと上半身のガッシリ感に衝撃を受けました。。。めっちゃ強そう。ゾフィーなんか、軽く絞め殺せそうです。

    でも史実?で自分が好きなのは、ゾフィーが老いて病気になった時に看病して最期を看取ったのはシシィだった、というエピソードです。 ではでは。

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