宝塚の男役燕尾の群舞・厳選ベスト3は?あなたは黒燕尾派?それとも変り燕尾?

男役燕尾の群舞イチオシをニンフィア700Yが選ぶ!

初めまして!

「すみれ子の宝塚百科事典」のスタッフ・ニンフィア700Yです。

今回、男役の燕尾群舞で何か一番好き?

ということで、私は花組の『 cocktailカクテル-』のフィナーレナンバーのアンサンブルを選びました。

花組「Cocktail-カクテル-」(トップ:匠ひびき)

「cocktail」は2002年の花組公演が初演。

当時花組トップスターであった匠ひびき(たくみひびき)さんのサヨナラ公演でした。

その後も博多座、全国ツアーで再演されていますが、今回の記事ではトップスター・匠ひびきさんが出演された宝塚大劇場、東京宝塚劇場公演にスポットを当てて行きます。

藤井大介(ふじいだいすけ)さんが演出を務め、様々なカクテルから受けるイメージをドラマティックに美しく描いたショー。

また、終盤をサザンオールスターズの楽曲でたたみかけるという手法での演出でした。

J-POPを取り入れることは、今では度々ありますが、当時の宝塚では新たな試みの演出で、注目されていました。

ですが退団公演であるにも関わらず、当時、「脊髄炎」という病に倒れ、ほとんどの公演を休演していた匠ひびきさん。

動くこともままならなかったため、最後まで出演は難しいとされていました。

しかし・・・

東京公演のラスト1週間のみ、奇跡的に出演することができました!

「Cocktail」のショーの中詰め、第9章・ワイン(祝典)。

匠 ひびきさんを中心に黒燕尾に身を包んだ男役が、名曲「乾杯」にのせ群舞を披露します。

舞台に全てをかけた匠ひびきさんの命がけのダンス。

大きな包容力で支えていた、花組の「黄金期」でもありました。

春野寿美礼(はるのすみれ)さんと瀬奈じゅん(せなじゅん)さんの最強コンビの美しさに心打たれ、衝撃が走りました。

「Cocktail」の群舞は他にも…。

シンプルな振り付けでありながら、男役の美しさが最大限に引き出されていて

「これぞ宝塚の男役」

といった息の合ったダンスや黒燕尾の着こなし。

ファンが心をくすぐられるドキッとする瞬間が沢山あります。

また、楽曲で使用された「乾杯」の歌詞には

乾杯、今君は人生の大きな大きな舞台に立ち

君に幸せあれ」など

匠ひびきさんや次期トップが決定し、その後の花組を担っていく春野寿美礼さんの当時の心情と重なる部分があり、何度見ても涙が込み上げてきます。

「Cocktail」の群舞は、宝塚の素晴らしさや男役の美しさが沢山詰まった、何度も見たくなる場面でした。

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↓↓匠ひびきさん主演「Cocktail」の群舞です。

男役が一列に並び、一人ひとりが敬意を払いトップを迎えるその姿は…。

何度見ても鳥肌です。

また、トップスターとして精一杯舞い踊る匠 ひびきさんに神々しさまでも感じられます。

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使用楽曲

「Cocktail」第9章ワイン(祝典)の群舞で使用されている楽曲は、1980年にリリースされた長渕剛(ながぶちつよし)さん作詞・作曲の「乾杯」で、宝塚流にボレロアレンジされています。

「乾杯」は長渕剛さんが、結婚する友人への祝福のために書き下ろし、人生の大きな節目に置かれた人に対する応援歌でもありました。

歌詞の内容から、結婚披露宴や卒業式などの定番曲として愛されています。

その曲を春野寿美礼さんがソロで歌い、それをバックに匠 ひびきさんが踊る。

その後、デュエットダンスへと続く構成になっています。

素晴らしい歌唱力の持ち主である春野寿美礼さんが歌った「乾杯」は、とても心地よくその歌声でとりこになったファンも多いほどです。

振り付け

「Cocktail」の群舞で振付を担当したのは、安寿みら(あんじゅみら)さん。

元花組のトップスターで、ダンスにとても定評のある男役さんでしたね。

宝塚を退団後、ミュージカルや宝塚の舞台の振付家として幅広く活躍している安寿みらさん。

黒燕尾の見せ方から、背中で語る男役の美しさまで、最大限に生かされた振りは、元男役の安寿みらさんだからこそできたと言っても過言ではありません。

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衣装

「Cocktail」の群舞の衣装は、宝塚男役の象徴ともいえる黒燕尾です。

トップスター・匠 ひびきさんの黒燕尾にだけ袖や襟にラインストーンが散りばめられていました。

他の男役は飾りのないシンプルな黒燕尾なので、キラキラと輝く匠ひびきさんの黒燕尾はより際立っていたように思えます。

宝塚の衣装で黒燕尾が一番好きという方も多いのでは?

私も「Cocktail」の群舞を見てそう答えるようになった一人です。

男役燕尾群舞・ニンフィアのまとめ

今回、ご紹介した2002年に花組で上演された「Cocktail」の男役燕尾の群舞。

退団するトップスターさんが休演という、かつてない大きなトラブルも組が一丸となり、より一層花組の団結力を深めました。

今では宝塚の伝説としても語り継がれています。

「ダンスの花組」という名にふさわしいこの群舞は…

現在の花組トップスター・明日海りお(あすみりお)さん主演の「Sante’!!」で、新なメンバーにより楽曲・振付共に当時のまま披露されています。

「懐かしい」

「感動がよみがえる」

と思われた方も多いことでしょう。

花組の代表的な群舞として受け継がれていることは、ファンにとってとても嬉しいことです。

今後、こんなふうに心動かされる群舞に出会うことができるのでしょうか。

そんな期待を込め、これからも宝塚の舞台を応援していきたいです。

↓↓5. 男役燕尾の群舞イチオシをすみれ子が選んだら、こうなった!

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コメント

  1. うみひこ より:

    すみれ子さん、皆さま
    小生の意見はアンケートには回答しましたが、挙げていただいた3つの作品は自分はどれも観ていません。(そもそも宝塚自体に興味が無かった時代ゆえ)

    でも三者三様で面白いですね。今度こういう企画をすることがあったら「デュエットダンス」を取りあげていただけると嬉しいです。自分は絶対推しのがあるんですが、それが選ばれるかどうかに興味があります。

    今週末は始発に乗って赤坂ACTシアターでの当日券並び予定です。「雨に唄えば」ですが、雨でないといいな。

    • すみれ子 より:

      うみひこさん

      コメントありがとうございます。
      企画はほとんど「思いつき」だったのですが、ご覧いただきありがとうございます。
      今のショー作品で「燕尾群舞」の次に外せないのが、うみひこさんのおっしゃる「デュエットダンス」ですね。

      私の頭にパッと浮かんだのは朝夏まなとさんと美咲りおんさんのデュエットダンス。(どの作品というわけではないですが)
      最高に軽やかで美しく魅せてくれる世界がありました。

      いつか機会があれば記事にできるように努力して見ますね。