フィナーレ
フィナーレは澄輝さやとさん、桜木みなとさんが銀橋を渡りながら歌うシーンから始まります。
ここでも大人でスラリとしたあっきーさん(澄輝)と、いつの間にこんなに男らしくなったの?と思うズンちゃん(桜木)が光っていてびっくりでした。
一時銀橋を歩きながら、あるいは踊りながら歌う・・・
こういう時は重心移動があるから? 歌えていない感があった宙組男役さん達でしたが、今回は不安定さなど微塵も感じさせない成長ぶりです。
この爽やかな二人が歌い終えた後は・・・
みりおん(実咲凜音)を中心に、男役達が歌い踊るみりおんモテモテシーン。
そして続くロケットはロケットリーダーが怜美うらら(れいみうらら)さん。
やはり怜美うららさんは美しい!
何よりも娘役としての華がありますね。
そして全員で銀橋に出てきてのロケットはありそうでなかなかない珍しい演出でした。
続く男役さん達の正統派な黒燕尾服のアンサンブル!
羽山紀代美(はやまきよみ)先生による振り付けが、トラディショナルでシンプルでありながら、だからこそ素敵!と思わせるシーンが満載で見とれてしまいます。
↓↓リスト作曲『死の舞踏』
[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=rK6siFLS5Bo”/]
この男役群舞はグレゴリオ聖歌の『怒りの日』の旋律を用いてフランツ・リストが作曲した『死の舞踏』を使っていますが、これが振り付けとマッチングしていて実に男役さん達がかっこいいです。
まぁ様とみりおんのデュエットダンスも、同じく羽山先生の振り付け。
ホイットニー・ヒューストンの「グレイテスト・ラブ・オフ・オール」にのせてダイナミックなリフトが見応えありますが、これぞテクニックだけでなくまぁ様とみりおんの息がピッタリあっているのがよくわかります。
銀橋に登場してからのラストの決めのポーズから客席への二人揃ってのご挨拶も、みりおんの幸せいっぱいの表情は忘れることができないでしょう。
↓↓グレイテスト・ラブ・オフ・オール
[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=IYzlVDlE72w”/]
カゲデュエットの小春乃さよ(こはるのさよ)さんと穂稀せり(ほまれせり)さんも綺麗なハーモニーを聞かせています。
パレードはエトワール彩花まり(あやはなまり)さん。
昨年の博多座『王家に捧ぐ歌』でアムネリスを演じるまで、あまり知らなかった娘役さんでしたが、その時にも歌のうまさは印象に残るものでした。
今回のエトワールも光っていました。
このデュエットダンスは音楽も振り付けも、このトップコンビによく似合うと思っていましたが、千秋楽ではお互いの信頼が感じられ、ダイナミックなリフトも素敵すぎて、思わず涙ぐんでしまいました。
まとめ
現在、宝塚大劇場で『王妃の館』と共に上演されている『VIVA! FESTA!』について、場面を追いながら観劇の感想を書いてみました。
ネタバレな部分もありますが、ご容赦を!
私的には宝塚を初めて観劇される方、あまり宝塚に馴染みのない方がご覧になりたい!とおっしゃった時には必ずお芝居とショーの二本立てをおすすめしています。
有名な大作ももちろんいいのですが、やはりこの形式が宝塚のトラディショナルであることが理由です。
その中でも『VIVA! FESTA!』はショーに欠かせない男役群舞、ロケットに加えて客席降りまで楽しむことができるおすすめ作品。
『王妃の館』の感想は↓からご覧ください。
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ぜひご覧いただきたいものと思いました。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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