『神々の土地』の歴史歴背景・ロシア革命
また、物語の核となる「ロシア革命」についても簡単に予習しておきましょう。
ロシア革命が起きたのは1917年。
1789年に起きたフランス革命をきっかけに、各地で「王政を倒して社会制度を見直そう」という流れが広がっていき、第一次世界大戦による経済の低迷も影響してロシアでもその機運が高まります。
そして2月革命・10月革命により、とうとう約300年続いたロマノフ朝が崩壊。
ロシアは世界で初めての社会主義国家となります。
宝塚ではおなじみ「フランス革命」から地続きにある革命と知ると、ぐっと身近に感じるから不思議です。
「神々の土地」で描かれるのは、ロシア革命の前夜・1916年。
皇帝と皇后を操っている怪僧・ラスプーチンを、ドミトリーとユスポフが暗殺するという一大事件が起こります。
『神々の土地のラスト』予想・サヨナラ公演幕引きはどうなる?
『神々の土地』は、”ドミトリーの恋愛模様”と”ラスプーチン暗殺”が2本柱として描かれるのではないかと思います。
公式HPの解説によると、”「皇帝から皇女オリガとの結婚を勧められるドミトリー。しかしその心を、ある女性の面影がよぎって…」”とあります。
↓↓実際のドミートリーとオリガ
(出典:http://blog.goo.ne.jp/)
つまり、星風まどかさんとの結婚を勧められるも、頭には伶美うららさんの面影がよぎる…ということですね。
配役によれば、イレーネはセルゲイ大公妃ですし、縁談が噂されていた皇女オリガとは史実では結局結婚しないので、歴史通りであれば、まあ様は誰とも結ばれない…というストーリーになりそう。
ただ、セルゲイ大公妃はドミトリーの育ての親なので、育ての母に愛情に似た感情を感じていたという可能性もあります。
朝夏まなとさん・伶美うららさんが『翼ある人びと』における、ブラームスとクララ・シューマンのような関係性で描かれるかもしれません。
ちなみに、ドミトリーとユスポフは愛人関係にあったとも言われていますが、そのあたりが舞台で見られるかも注目ですね。
公式に、「朝夏まなとさんの相手役=真風涼帆さん」という図式が成立してしまうかもしれません…!ちょっと楽しみかも?
史実では、ラスプーチン暗殺事件に激怒した皇后により、ドミトリーとユスポフはロシアから追放されます。
追放されたからこそ、ロシア革命を生き延びることができたとか。
史実通りの展開ならば、ラストは銀橋を渡って舞台を去る朝夏まなとさん&真風さん率いる組子が舞台で見送る…という構図になるのではないかなと予想します。
この演出、ザ・サヨナラ公演!という感じがしませんか。
ただ、役柄が史実から変更されていることからも、ストーリーが宝塚バージョンとしてアレンジされる可能性は大きいかもしれないと考えています。
例えば、ドミトリーはロシア革命で命を落とすとか。この場合、よりドラマティックなラストになりそうです。
史実をベースにしながらも、上田先生ならではのアレンジに期待したいところですね。
朝夏まなとさん演じるドミトリーはプレイボーイ?
魅力的でイケメンだったというドミトリー大公。
まさに、朝夏まなとさんそのもののような人物ですよね。
史実では、朝夏まなとさん演じるドミトリー大公は、非常に恋愛関係が派手な、いわゆる”プレイボーイ”だったそうです。
国外追放後、あのココ・シャネルとも関係を持っていたとか!
↓↓ココ・シャネルとドミートリー
1926年にはアメリカ人の女富豪と結婚し、2人の息子に恵まれたそうです。
『神々の土地』では、イレーネとオリガ(もしかするとユスポフとも)の関係が主軸になるとは思いますが、他にも”ドミトリーが愛した女性たち”がたくさん登場するかもしれませんね。
ぜひ、朝夏まなとさんが娘役に囲まれる場面を見たいな…と思ってしまいました。
↓↓3. 真風涼帆さんはやっぱり次期トップ可能性大 / まとめ
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