そしてエリザベート大千秋楽!
はい、これがライブビューイングされたのですね。
東京宝塚劇場の千秋楽が全国の映画館でライブ中継されるのは、トップスターさんの退団公演ぐらいでしたが、今年の雪組公演『流浪に剣心』以来東京千秋楽のライブビューイングが定例化しているようで、これはヅカファン、特に地方のファンにとっては非常に嬉しいものですね。
私も行ってまいりました!
近くの映画館へ!
一番嬉しいのは劇場の空気を味わいながら観劇することですが、やはり同時に今舞台をやっていると思うと臨場感があります。
それほど『エリザベート』という作品を素晴らしい!と思っていなかったにもかかわらず、宝塚大劇場で数回観劇して、宙組公演でなぜかどっぷり『エリザ』ファンになった私にとっては、東京公演も観たい!状態でしたが、あいにくチケットが手に入らずでした。
だから大千秋楽を観られることはどんな形にせよ、とても嬉しかったです。
宙組生の充実がスクリーンを通して伝わって来ました。
まぁ様(朝夏)トートがみりおん(実咲 凜音)エリザを愛してしまったからこその心の痛み、エリザベートを見初めて妻にし、愛し続けたにもかかわらず心の通じ合うことができなかった真風フランツ(真風 涼帆)の哀しさ・・・。
それぞれの立場で一生懸命生きている人達の人生を感じることができました。
真風フランツは今日は一番エリザベートへの愛が爆発しそうで、それがゆえに生涯夫婦として心が通い合わないことが痛々しかったです。
この公演で大活躍、飛躍の人ルキーニの愛ちゃん(愛月ひかる)さん。殻を破ってのルキーニは毎回アドリブも生きていました。今日はルンルンと銀橋の3分の2まで通過して「誰か止めてよ」とカメラを銀橋真ん中で構えて「今日は全員で撮るよ。スクリーンの向こうのお客さんも」 とちゃんとライブビューイング観劇者も意識してしてくれて、ありがとうございます!
少ない出番ながら新たな魅力発揮のマダム・ヴォルフ(伶美うらら)、もう一度見たかったです。
(出典:http://ameblo.jp/sumireirodays)
桜木みなと(さくらぎみなと)さんルドルフは役替わりの3人のルドルフの中では儚い、危ういという形容詞が似合います。傷つき生きることに絶望してエリザベートに「ママ!」と言うセリフが忘れられません。
ヴィンディッシュ嬢(星吹 彩翔)が狂気の世界でエリザベートと交換した扇を幸せそうに眺めるシーンの衝撃。
息がぴったりのまぁ様とみりんのデュエットダンスも見ていて本当に微笑ましいカップルでした。大劇場公演後にみりおんの退団発表があり、この「まぁみり」 コンビにタイムリミットが見えてしまったせいか、観る方も余計に気持ちが入り込んでしまいましたね。
(出典:http://ameblo.jp/sumireirodays)
スクリーンだとそれぞれの表情がアップでじっくり観られる分、また違う感動が渦のように巻き起こったライブビューイング、東京公演で格段にブラッシュアップした最高傑作版が今日の千秋楽だったようにも感じられました。
↓↓ 3. 停電もアクシデントも乗り越えて
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