宙組双頭の鷲・専科轟悠&実咲凜音の耽美な愛の世界を観劇

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幕あき早々の宙組&専科・轟 悠(とどろき ゆう)さんの『双頭の鷲」を観劇しました。

一言で言えば『耽美な世界』です!

宝塚には珍しい、若干歪んだ大人の愛の世界が、2時間に凝縮されて展開されていました。

【追記】2016/12/6
宙組KAAT神奈川芸術劇場公演『双頭の鷲』の当日券販売が発表!

宝塚の『双頭の鷲』

『双頭の鷲』はフランスの芸術家(詩人、小説家、劇作家、評論家)、ジャン・コクトーが書いた戯曲で、コクトー自身が1949年に映画化もしています。

それを宝塚で舞台化と知った時は、意外でした。

「一幕は沈黙。二幕は饒舌。三幕は階段落ち」という作品を、コクトーの作品にずっと主演していたジャン・マレーが依頼したことによって完成していたと言われる戯曲。

↓↓映画『双頭の鷲』ジャン・マレーとエドヴィージュ・フィエール
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(出典:http://plaza.rakuten.co.jp/)




日本では美輪明宏さんの演出・主演によって、舞台化されたことがあります。

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(出典:http://www.parco-play.com/)

戯曲を読んだ訳ではありませんでしたが、大まかなストーリー、作品が完成に至った経緯、美輪明宏さん演出・主演での舞台化という断片的な知識からのイメージだけで、果たして宝塚の舞台にふさわしい作品になり得るのだろうか? と考えていました。

大まかなストーリーは・・・

婚礼の夜に暗殺された国王の十年目の命日、古城で一人、亡き夫を偲ぶ晩餐を始めようとしていた王妃のもとへ、窓から王の肖像画に生き写しの男が飛び込んでくる。その男の名はスタニスラス、王妃を誹謗する詩を秘密出版した無政府主義者であり、王妃暗殺の機会を狙う人物であった。皇族でありながら自由主義に傾倒する王妃と、王族的精神を持つ無政府主義者。孤独の中に生きてきた二人の魂は瞬く間に惹かれ合うが、やがては悲劇的な結末へと突き進んで行く……。
スタニスラス役に専科の轟悠、王妃役に宙組の実咲凜音を配してお届けする、狂おしいまでの熱情に彩られた、耽美的な愛の物語。

(出典:宝塚歌劇団公式サイト)




暗くどんよりとした世界が広がるのではないか?と想像してしまいますね。

↓↓宙組公演『双頭の鷲』
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(出典:http://blogtag.ameba.jp/

また公演のポスターも宝塚的ではありませんでした。

スタニスラスの轟悠さん、王妃実咲凜音(みさきりおん)は非常に美しいのですが、ひと昔前なら「すみれコード」的にありえなかったポスターだと思います。

上述のようなことを考えながら、観劇してきました。




宝塚作品としての『双頭の鷲』

正直言って・・・

斬新な舞台装置や演出、素晴らしい演者達の作り上げた、

宝塚的「耽美な世界」に、

予想をしなかった感動がありました。

まずシンプルな舞台は奥に数段の階段と、大きな窓とバルコニーがあり、陽が差し込んだりする演出が美しいです。上手と下手側に出入りができるドアがある、王妃の居室が舞台となっています。

↓↓『双頭の鷲』の舞台』
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一番手前に大きな透明なカーテン(おそらくビニール製)、居室は模様入りのガラス窓で周囲を取り囲まれ、外側にずっと座っているパパラッチ達の姿は時折、ライトの効果で浮かび上がって来ます。

舞台装置の転換はありません。

開演の5分ぐらい前から劇場内にグレゴリオ聖歌のような音楽が流れています。

そこへ前ぶれなく、ストーリーテラー(和希 そら)が登場し物語を語り始める。

意表をついた始まりでした。

王妃の居室である舞台に登場するのは、スタニスラスと王妃、エディット(美風 舞良)、フェーン伯爵(愛月 ひかる)、フェリックス(桜木 みなと)、トニー(穂稀 せり)。

15人のパパラッチは、左右のガラスを通してそれぞれに様子をうかがっているような小芝居をしつつ、必要に応じて登場してストーリーの展開を支えています。

シンプルな舞台装置とパパラッチの役割が効果的で、作・演出の植田 景子先生の手腕にも驚かされました。

宝塚バウホールという劇場にも作品の規模、演出のアイデアなど全てがマッチする大人の愛を感じる作品であると思いました。

↓↓2. あらすじ / 出演者について / まとめ

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