エリザベートガラコンサート2016制作発表から辿る初代トートの苦悩

OG

二代目のプレッシャー・麻路 さき

初代・トートの一路真輝さんが結果的に『エリザベート』初演を成功させたことは、今や誰もが知るところですが、二代目には二代目のプレッシャーがあったのです。

 

「やるのが本当にイヤでして、若気の至りで小池先生に『やりたくありません』とお断りした経験があります(笑)。(一路率いる)雪組バージョンが素晴らしかったので、これを自分がやるプレッシャーに耐えられないと思ったんですね」

(出典:http://natalie.mu/)

 

初演が素晴らしければ素晴らしいほどに、それよりもさらに良い作品を作り上げなければ!と思うと、二代目の麻路 さき(あさじ さき)さんが大きなプレッシャーを感じられたことも納得できることです。

 

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(出典:http://blog.goo.ne.jp/)

麻路 さきさんには麻路さんの魅力のあるトートでしたが、やはりそこに至るまでの役作りの苦労は初代とは違うものがあったことでしょう。

 




 

凪七瑠海のエリザベート

歴代トート、歴代エリザベートを演じてきたOGジェンヌさん達は、それぞれに一路 真輝さんや麻路 さきさんとは異なる悩みや苦労を乗り越えて演じてこられたことが想像できます。

しかし少し状況が違ったのは2009年の月組に、宙組から特別出演してエリザベートを演じた凪七 瑠海(なぎな るうみ)さんではないでしょうか。

おそらく劇団が『エリザベート』ではすでにタイトルロールを演じていた瀬奈 じゅん(せな じゅん)さんにトートを演らせたかった、しかし当時の月組にはエリザベートを演じるにたる娘役がいなかった・・・という理由が凪七 瑠海さんに白羽の矢が立った要因でしょう。でも、もともと男役である当時研7の凪七 瑠海さんが、組を超えて特別出演してエリザベートを演じることのプレッシャーの大きさは、過去のそれらとは大きく違ったものだったはずです。

 

↓↓2009年月組『エリザベート』瀬奈じゅん&凪七瑠海

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(出典:http://laughy.jp/)

 

「この役で精神面がかなり鍛えられました。今回はもっと彼女の内面に迫って演じたいと思います」と新たな目標を掲げた。

(出典:http://natalie.mu/)

 

娘役の歌い方、立ち居振る舞い、コスチューム物衣装の着こなしや化粧・・・あらゆることに不慣れ中で、2009年当時には精一杯だった凪七エリザベートも、それ以降の舞台経験を活かした今だからこそ演じられるエリサベートになることでしょうね。

 

↓↓ 3.挑戦のエリザベート・龍真咲 / エリザベートガラコンサートのリアルな情報

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