珠城りょうと霧矢大夢
どんな場所であっても
一番身近なところに尊敬できる先輩がいることは、とてもラッキーなことだと思います。
珠城りょうさんにとっては
最初に新人公演で演じた大きな役が霧矢大夢さんの役だったこともあり(『ラスト・プレイ』)、
↓↓『ラスト・プレイ』新人公演、主演は明日海りおさん
(出典:タカラヅカ 夢の彼方へ)
次に新人公演主演を果たしたのも霧矢さんの役(『スカーレットピンパーネル』)、
↓↓『スカーレットピンパーネル』新人公演
(出典:星のオバさまのブログ)
自然に距離が近くなり、先輩に学ぶことが多くなったのかもしれませんが・・・
「霧矢さんがいるだけで人が集まり、組がまとまる。お話しする機会が少ない下級生にも、心を開いて素の姿を見せ、気さくに接して下さる。男役、舞台人である前に、1人の人間としてすごく尊敬しています」
人間力こそが、霧矢の演技、ダンス、歌での多彩な表現力の源だと感じる。
「演者の人柄、人間性って舞台に出ると思う。自分も男役磨きをしつつ、素の自分磨きをしていきたい」
(出典:日刊スポーツ12年2月16日)
単に演じることだけでなく
大先輩・霧矢から「人としてどうあるべきか」ということも学んでいたのですね。
「一人の人間としてすごく尊敬しています」と言える人に
下級生時代に真っ先に出会えたことは
たまきちにとっての幸運だったと思います。
その中で学んできたことは、今まで大いに役立ったことでしょう。
そしてこれから役に立ちますね。
それを次の世代へ伝えていくのも、トップたるたまきちの仕事ですが、
下級生だった珠城りょうがここまで成長したことを、
霧矢大夢さんも多いに喜んでくれているでしょう。
↓↓宝塚カフェブレイク、『NOBUNAGA』出演時
[youtube id=”wm5ontVZMgg”]
まとめ
宝塚の舞台を見ていると
新人公演で主演をしたり活躍をしながらも
周囲との兼ね合いなのか、育った目を開花仕切れずにいる生徒さんもいると思う時があります。
また実力はあるのに、なぜか真ん中に立つ機会を逸している人もいると思う。
だから順風満帆に見えた珠城りょうさんは幸せな人!
と思っていたら、
抜擢に応えるために、ファンからは見えないところで苦悩していたりするんですね。
いくつもの壁の前での葛藤がどんなものであったかは、
ファンには想像しがたいことですが、
今、その壁を乗り越えて、憧れの大きな羽根を背負う立場になることができた珠城りょうさんを観た時には、心から「おめでとう」の暖かい拍手を送りたいと思いました。
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タカラジェンヌは笑顔で舞台から夢と希望を届けてくれます。
でも笑顔の裏にある、たくさんの努力を思った時に、
人として尊敬の念をも感じました。
珠城りょうのトップ就任後【追加記事】
珠城りょうさんの月組トップスター就任後のニュースをまとめています。
『All for One~ダルタニアンと太陽王~』上演時の記事から
珠城りょうさんは体育会系の負けず嫌いだそうです。
3歳から中学まで水泳を。
小学校でバスケットボール、陸上の県大会で高跳び2位入賞。
中学時代はハンドボール部で主将を務める。
なるほど・・あの身体能力の高さは宝塚音楽学校受験前に培われていたのかもしれません。
体育会系トップが負けず嫌い道突っ走る/珠城りょう(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース on @YahooNewsTopics https://t.co/ESYeAWjwIU pic.twitter.com/ncQMJieWuc
— 桜木星子 (@seiko_sakuragi) 2017年7月20日
上記の記事では・・・
「トップ像をしっかりと描く前に(トップ)就任して、プレッシャー、責任も感じました。でも逆に、この立場を利用して、下級生ともコミュニケーションをとって、自分が率先して作品に没頭して、その姿を組子に見せようと。その思いは変わりませんでした」
(出典:日刊スポーツ7/20)
と述べていらっしゃいますが、研8で全国ツアー主演、研9で月組トップスターに就任。
まさに現在の宝塚にあって異例な出世であったものの、珠城りょうさんにとっては「トップスター」というポジションを務めるにあたっての重責というのは相当大きかったのかもしれません。
トップに就任して約1年。
宝塚大劇場はお披露目公演、そして二作目となる『All for One』も好評の作品。
若々しく勢いを感じる今の月組はまさに珠城りょうが真ん中にいて、成立しているのでしょう。
※珠城りょうさんについては、今後もこの記事に追記していく予定です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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