月組『All for One』観劇レポ・珠城りょう他、出演者達の魅力解剖

月組

月城かなとの月組デビューは?

雪組から月組への組み替え、『All for One』で月組デビューとなった月城かなと(つきしろかなと)さん。

三銃士と敵対する護衛隊の隊長・ベルナルドという、ダルタニアン(珠城りょう)にとっての敵役。

月組の芝居に馴染んでいる? などという絡みが少なかったのですが、クールな二枚目でした。

いやいや二枚目ながら、何故か笑いを誘っていましたね。

真面目に演じれば演じるほど、この作品での愛の告白の代名詞になってしまった「壁ドン!」に挑む度に、タイミング悪く「壁がない」「柱しかない」みたいな状況が笑いを誘っています。

存在感の大きい鮮烈な月組デビューとなりました。

スター候補が多い95期生ですので、一期違いのトップ・珠城りょうのもとでのびのびと大型スターへの道を辿っていくに違いないと確信するものがありました。

 

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その他の三銃士達、宇月 颯&暁 千星

三銃士の一人・アラミス(美弥るりか)は超色男。

そしてアトス(宇月 颯)は渋くて素敵なおじさまで、ボルトス(暁 千星)は力持ち?

宇月 颯のアトス

実はマイ第二次ヅカブームは10年ぐらい前から始まっているので、宇月 颯(うづきはやて)さんを知っていても良いはずなのに、作品としてどうあるかを主体に感激するせいか、宇月 颯が記憶にほとんどありません。

・・・が、今回のこの渋くて素敵なおじ様キャラのアラミスにはとても惹かれました。

三銃士の中でも思慮深い存在で、アラミスがいるからこそダルタニアンは行動的であることも許される。

後ろからアラミスが見守ってくれているのを、ダルタニアンは理解してくれているから。

そういう三銃士+ダルタニアン達にとってかけがえない存在となっていることがわかりました。

暁千星のボルトス

初めて何か精彩に欠けている?と感じた、暁千星(あかつきちせい)さんでした。

大酒飲みで力持ちで力持ちという役の設定と、本来の暁千星さんの持ち味が違うこともあるのでしょう。

初舞台直後から彗星のようにスターとして注目された暁千星さん。

舞台人として大きな壁にぶつかっている時期なのかもしれないとも思いました。

歌、ダンス、芝居と何でもできる人ですが、ビジュアル的には童顔で可愛らしくもある方ゆえに大人の男が演じられる力をつける時なのかもしれません。

 

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専科のお二人はさすが! 一樹 千尋&沙央 くらま

もう演技力という点では申し分なく、素晴らしい存在だったのが専科から出演のお二人です。

マザラン枢機卿(一樹 千尋)とモンパンシェ公爵夫人(沙央 くらま)さん。

一樹 千尋が見せる悪役

『All for One』で悪の長と言えるのが、マザラン枢機卿。

フランス宮廷を牛耳るしたたかな存在です。

一樹 千尋(いちきちひろ)さんの悪役といえば『王家に捧ぐ歌』のアモナスロが記憶に新しいところですが、芸歴の長さだけでなく、人間はいかに存在するか?を研究し尽くしたからの演技なのだろうと思います。

逆に善人を演じてもピカイチですから(『王妃の館』の岩波さん)

 

沙央 くらまの魅惑的な女性

実は沙央 くらま(さおうくらま)さんが女役をされると知った時、ピンときませんでした。

 

↓↓左は渋い素敵な宇月 颯さん、右は艶やかな沙央 くらまさん

このコマちゃん美人すぎて男役に見えない。 本当にコマちゃん可愛い(´;ω;) #宝塚 #月組 #専科 #沙央くらま

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でも色っぽさも、艶やかさも、普段は男役をされているとは、初観劇の方には想像もつかないでしょう。

宮廷夫人としてのしたたかさも垣間見えて、しかし憎めない存在。

お見事でした!

 

↓↓4. その他の注目出演者達は???

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