安蘭けいx石丸幹二のスカーレット・ピンパーネルと宝塚版の比較

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2008年に宝塚歌劇団星組で上演され人気を博し、2010年には月組で再演されたブロードウェイミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』が、10月19日〜26日に東京・赤坂シアターACTでの好演を終え、関西では梅田芸術劇場で上演中(11月7日まで)です。

2008年の宝塚初演時に星組トップスターだった安蘭 けい(あらん けい)さんは主役のパーシー・ブレイクニーを演じ、好演が話題になりました。

その安蘭 けいさんは今回はパーシーの妻、マルグリットを演じることが非常に話題になっています

管理人・すみれ子も初演の星組、再演の月組も観劇しているので、大変興味があり観劇してきました。

なお、凱旋好演と題して11月24日〜29日に東京国際フォーラムでも上演予定。

 

↓↓安蘭けいさんの『スカーレット・ピンパーネル』についてのお話
[youtube id=”mEnejmRP25Y”]

 

『スカーレット・ピンパーネル』とは・・・

原作はオルツィの小説『紅はこべ』で原題『The Scarlet Pimpernel』

1997年にブロードウェイで初演されたミュージカルです。脚本・作詞はナン・ナイトン、作曲はフランク・ワイルドホーン。

ミュージカルと小説では設定はほぼ同じながら、ストーリーには異なっており、ミュージカルの場面には小説にはないものがほとんどです。

 




 

↓↓主な配役

星組(2008年) 月組(2010年)  外部(2016年) 星組(2017年)
パーシー・ブレイクニー 安蘭けい 霧矢大夢 石丸幹二 紅ゆずる
マルグリット・サン・ジュスト 遠野あすか 蒼乃夕妃  安蘭けい 綺咲愛里
ショーヴラン 柚希礼音 龍真咲/明日海りお 石井一孝 礼真琴
ロベスピエール にしき愛 越乃リュウ 平方元基/佐藤隆紀 七海ひろき

2017年3月10 – 6月11日に宝塚大劇場と東京宝塚劇場で上演予定

 

あらすじ

宝塚版でのあらすじ

 

フランス革命の最中の1794年を舞台とする。ロベスピエールを指導者とするジャコバン党の革命政府と公安委員会は、無実の罪の貴族達を反革命の罪で次々に逮捕し、ギロチンによって処刑していた。このような中、無実の貴族達を見事に救い出す謎の集団「スカーレット・ピンパーネル」(紅はこべ)がパリの街中を騒がせていた。

スカーレット・ピンパーネルは、王太子ルイ・シャルルの救出を目的として動き出す一方、革命政府全権大使のショーヴランは、スカーレットピンパーネルの正体を暴き、その壊滅を目論んでいた。物語は、スカーレットピンパーネルのリーダーのパーシー・ブレークニーを中心に、パーシーの妻マルグリット、そしてショーヴランの3人の愛情と疑念、そして憎しみを描きながら、展開していく。

(出典:https://ja.wikipedia.org)

 




 

宝塚版と外部版の相違

宝塚版に登場していた王太子ルイ・シャルルは外部バージョンでは登場しません。その代り、マルグリットの弟、アルマンが革命政府に捉えられ、それを知ったマルグリットが単身弟を救出しようと試みて、結果的にアルマンと共に革命政府に捉えられます。

ラストシーンではマルグリットとアルマン姉弟を救出するためにパーシーとスカーレットピンパーネル団が奔走することになります。

 

もう一つの宝塚版

宝塚にはもう一つオルティの小説をもとにした舞台作品があります。

それは1979年に花組で日本語の小説のタイトル『紅はこべ』と同じく、『紅はこべ』として上演されました。

主役のパーシーは当時花組トップスターだった松 あきら(まつ あきら)さん、マルグリットは北原 千琴(きたはら ちこと)さん、ショーブランを美里 景(みさと けい)さんが演じました。

作・演出は宝塚歌劇団の座付き作家である柴田 侑宏(しばた ゆきひろ)先生。

ストーリーは、ほぼ原作に沿った内容でした。

↓↓2.宝塚でパーシーを演じた安蘭けい

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