宝塚でパーシーを演じた安蘭けい
2008年の『スカーレット・ピンパーネル』の初演が大成功をおさめたのは安蘭 けいの存在が非常に大きいと言われています。
当時の宝塚で屈指の歌唱力はもちろんのこと、安蘭 けいさんをトップに、相手役の遠野 あすか(とおの あすか)さんもレベルの高い歌姫でした。また二番手だった柚希 礼音(ゆずき れおん)さんは歌を苦手としていましたが、努力を積んでの『スカーレット・ピンパーネル』挑戦。星組生が一丸となって作り上げたことは、管理人・すみれ子も何度も観劇して実感したことです。
安蘭けいさんは宝塚大劇場の初日後に・・・
「1幕の終わりに、これはきた〜〜〜」と思ったと語っています。観劇しているお客さんの舞台を観る食いつきが明らかにいつもの初日と違っていたそうです。
安蘭けいの宝塚時代の略歴
1989年、宝塚音楽学校入学。1991年宝塚歌劇団へ首席入団。初舞台は月組の『ベルサイユのばら』。その後、雪組へ配属。
2000年、星組へ組み替え。2006年に星組トップスターに就任。
トップ時代の主な出演作は、
- 『さくら/シークレットハンター』2007年
- 『エル・アルコン-鷹-/レビュー・オルキス』2007年
- 『スカーレット・ピンパーネル』2008年
- 「My Dear New Orleans-愛する我が街-/ア ビヤント」2009年
2009年4月宝塚歌劇団を退団。以後、ミュージカルを中心に活躍中。
安蘭 けいさんは首席入団で若手時代から「トップになる人」と注目された実力のある生徒さんでしたが、チャンスに恵まれず「やはり首席入団者はトップになれないのか」という宝塚のジンクスの通りかと思われていた時代がありました。
そのジンクスを破り、汀 夏子(みぎわ なつこ)さん以来の首席入団 → トップスターの道を切り開いた人です。
宝塚歌劇団のジンクス、首席入団者はトップになれない!を破ったのは誰?
宝塚時代の『スカーレット・ピンパーネル』
宝塚時代の星組『スカーレット・ピンパーネル』上演にあたっては、ミュージカルの作曲家であるフランク・ワイルドホーン氏が安蘭けいの歌を聴き、安蘭のために新曲を書き下ろした話は有名ですね。
それが今回の外部版では歌詞こそ変更になっていましたが、「ひとかけらの勇気」という曲でした。
↓↓星組初演 左から・・
マルグリット(遠野あすか)、パーシー(安蘭)、ショーブラン(柚希礼音)
(出典:http://ticketcamp.net/)
↓↓結婚式のシーン
(出典:http://ticketcamp.net/)
宝塚の男役としてして頭脳明晰で凛々しいパーシーを演じてから8年。とても懐かしいですが、女優・安蘭けいとしてのマルグリットも見事でした。
↓↓3.マルグリットの安蘭けい
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