天海祐希さんの舞台略歴
| 1987年3月 | 雪組公演『宝塚をどり讃歌 / サマルカンドの赤いばら』新人公演：バルフ王子（本役：鮎ゆうき） ＊初舞台公演 |
| 1987年11月 | 『ミー・アンド・マイガール』新人公演：ビル（本役：剣 幸） ＊新人公演初主演（史上最年少記録） |
| 1988年5月 | 『南の哀愁』新人公演： ジョン・マクレディ（本役：剣 幸）／『ビバ！シバ！』 ＊新人公演主演 |
| 1988年11月 | 『恋と霧笛と銀時計』音吉、新人公演：水野銀次郎（本役：剣 幸）／『レインボー・シャワー』 ＊新人公演主演 |
| 1989年5月 | 『新源氏物語』柏木、新人公演：光源氏（本役：剣 幸）／『ザ・ドリーマー』 ＊新人公演主演 |
| 1989年10月 | 『TAKARAZUKA DANCE FESTIVAL』／『TAKARAZUKA FOREVER』（ニューヨーク公演） |
| 1990年2月 | 『大いなる遺産』スタートップ、新人公演：フィリップ・ピリップ（本役：剣 幸）／『ザ・モダーン』 ＊新人公演主演 |
| 1990年4月 | 『ロミオとジュリエット』（バウホール）ロミオ ＊バウホール初主演（単独主演は史上最年少） |
| 1990年8月 | 『川霧の橋』清吉、新人公演： 幸次郎（本役：剣 幸）／『ル・ポアゾン』 ＊新人公演主演 |
| 1991年3月 | 『ベルサイユのばら -オスカル編-』 アンドレ・グランディエ、ジェローデル、新人公演：フェルゼン（涼風アントワネットと共に特別出演）※１ |
| 1991年11月 | 『たとえば それは 瞳の中の嵐のように』（バウホール）ユウキ ＊主演 |
| 1992年9月 | 『高照す日の皇子』（バウホール）清人皇子 ＊主演 |
| 1993年9月 | 『花扇抄』／『扉のこちら』 ラルフ、D・スペンサー』／『 ミリオン・ドリームズ』 ＊トップお披露目公演 |
| 1994年1月 | 『風と共に去りぬ -バトラー編-』レット・バトラー、新人公演：鼓笛隊の扮装で特別出演 |
| 1994年6月 | 『エールの残照』ウォルター・シャムロック／『 TAKARAZUKA・オーレ!』 |
| 1995年3月 | 『Beautiful Tomorrow!』（バウホール）※２ |
| 1995年6月 | 『ハードボイルド・エッグ』（東京宝塚劇場のみ）サイモン・エメット、アレックス／『EXOTICA!』 |
| 1995年8月 | 『ミー・アンド・マイガール』ビル ＊退団公演 |
※１ このときの『ベルサイユのばら -オスカル編-』では、演出の植田先生からの「アントワネット役に相応しい生徒がいない」という理由で、アントワネット、フェルゼンが登場しない演出に。新人公演でのみ天海フェルゼンと涼風アントワネットが登場するサプライズが。
※２ 直前に起こった阪神淡路大震災により大劇場が使用不可に。その代替公演としてバウホールで『Beautiful Tomorrow!』が行われた。
やっとこさ手に入れましたーーーッ!!!!!!!宝塚グラフ1987年5月号「42の雛鳥たち―73期初舞台生紹介―」19歳のゆりちゃん… プクプクしてて初々しくてなんともまあ可愛らしいこと(*´ω｀*)♡ pic.twitter.com/3OFmqVt95s
— ＊ちぐ姉＊ (@Kansaimegane) 2016年1月25日
天海祐希さんの舞台経歴を見るともうとにかく、華麗！！
- 研1で新人公演初主演
- 合計6回の新人公演主演
- バウホール単独主演史上最速
- 研5で新人公演卒業
- 研5で2番手就任
- 研7でトップに就任
宝塚というものを知っていれば知っているほど、天海祐希さんの経歴がとんでもないものということが分かります。
「男役10年」という言葉があるように、女性が男役の所作を体に叩き込むまでに10年はかかると言われています。
それを、たった4年で習得し2番手へ。
それに加え、組をまとめるリーダーシップも求められるトップスターという役職。
天海祐希さんの性格的にも、トップスターに相応しいと劇団が判断したのでしょうね。
↓こちらは水 夏希（みずなつき）さんが証言する、天海祐希さんの面倒見の良さ。かなり早い新公主演の抜擢に動揺する水夏希さんの気持ちがよーく理解できたのでしょう。
新人公演でのエピソード💕#天海祐希 #meandmygirl #ミーマイ #新人公演 #水夏希 #鳳蘭 pic.twitter.com/cKnXyMoOQc
— Yuna (@dreamer082996) 2018年6月14日
天海祐希さんがトップに就任してから2作品目の『風と共に去りぬ』の新人公演は、主演が同期の姿月あさとさんであったことが、なんだかちょっと変な感じです(^-^;
天海祐希さんが退団したあとのトップを引き継いだのは、
久世星佳（くぜせいか）さん
↓
真琴つばさ（まことつばさ）さん
↓
紫吹 淳（しぶきじゅん）さん
と、3代続いて天海さんより上級生。それだけ天海祐希さんの就任が異常に早かったことが分かりますね。
それと同時に、退団もとても早かったということです。
なんと研9で退団。
「男役10年」にもまだ満たない学年です！
「伝説の男役」と言われるにふさわしいほど、ハヤテのごとく宝塚を駆け抜けていった天海祐希さん。
まだ研9とはいえたった2年の在任期間での退団は、それはそれは惜しまれました。
トップ就任して間もない頃に、「2年間」という期間を既に意識していたようです。
しかし、その後の女優としての大活躍を見れば、宝塚という世界を飛び出していろいろなお芝居にチャレンジしてみたかったのかもしれませんね。
↓天海祐希さん退団公演『ミー・アンド・マイガール』。
↓↓３．天海祐希さんのお人柄もまた型破り！伝説の数々をご紹介
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