カヅラカタ歌劇団?
話題のニュースを見ていて興味津津に、名古屋にある東海高校の文化祭での『エリザベート』の動画を観ました。
これ、本当に高校生? しかも男子?
と驚くような映像に、過去の東海高校「カヅラカタ歌劇団」の上演動画も観てみたのですが、半端なく本家宝塚歌劇団を追求している姿はあっぱれです。
宝塚ならぬカヅラカタ歌劇団のエリザベート
カヅラカタ歌劇団のエリザベート
どこかの男子高校で宝塚歌劇団の作品をパロディーで上演していると、何かで読んだことがありました。
その時は男子高校生がウケ狙いで学芸会的にやっているぐらいの認識で、そのまま「カヅラカタ歌劇団」のことは忘れていました。
ところが10月8日(土)に上演された『エリザベート』の動画を見つけてじっくりと観てから、この間違った認識を、上演に携わった高校生のみなさんにお詫びしたいと思うほど、彼らは実に真剣に『エリザ』再現(というより、ちゃんと上演と言った方がいいですね)に取り組んでいたかが伝わってきました。
カヅラカタ歌劇団2016 エリザベート フィナーレ
↑↑ 画像をクリックすると動画がご覧になれます!
東海高校カヅラカタ歌劇団。わたしはスカピン生まれスカピン育ち。わたしを宝塚の美しい世界にいざなってくれた愛するヅカ友達たちは初演エリザベート生まれエリザベート育ち。今日この素晴らしい公演を一緒に観劇できて喜び語り泣いた。ありがとう。 pic.twitter.com/Bsq6GimnLR
— MEGUMI (@MEGUUUintheNGY) 2016年10月8日
鮮明な映像ではありませんが・・・
衣装やメイクまで非常に丁寧に研究して宝塚を再現しているのがわかります。これ・・・すごいですよ!
立ち居振る舞いも宝塚の男役らしい歩き方や動きです。娘役を演じている子もよくここまでエリザになりきっていると感心しました。
しかも音楽は同じ高校の生徒によるオーケストラ!
東海高校には「東海高校中学オーケストラ部」があり、そのメンバーの演奏なのだそうです。『エリザベート』は歌の為の伴奏楽譜は一部楽曲は市販されていますが、オーケストラのスコアはどうしたのだろう? と思いきや、プロに頼んで宝塚の公演の音源から楽譜におこしてもらった曲もあるそうですが、東海高校中学オーケストラ部の部員が全楽器のパート譜を作り、編曲した曲もあるそうです。
これってかなりハイレベルなこと、舞台に立つ出演者以外もすごいパワーで上演に挑んでいますね。
6~7割の楽曲が生演奏で、実際に宝塚のオーケストラで演奏している音楽家でさえ「『エリザベート』の今日は難しい」というのに・・・と驚きです。残念ながら動画で観られたフィナーレ部分は宝塚の音源をそのまま使っているようで、オケの演奏は休憩しています。
(出典:http://ameblo.jp/keitaka0630/)
↑↑ プログラムの表紙からこのレベル! 本物なりきり!ですね。
↓↓2. カヅラカタ歌劇団の濃い中身
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