『凱旋門』感想・作品としての魅力の鍵・望海&真彩
『凱旋門』望海風斗のボリス役は?
トップスター就任後、二作目『凱旋門』でいわば主役を轟悠さんに譲った形の望海風斗さん。
もちろん望海風斗さんご自身は、轟悠さんとの共演で「男役」を学ぶ絶好の機会と捉えていることでしょう。
しかし・・・
ファンは複雑でしょうね。
轟さんとトップスターの宝塚大劇場、東京宝塚劇場での共演は、2014年の柚希礼音(ゆずきれおん)さんがトップ時代の星組公演『The Lost Glory —美しき幻影— 』以来4年ぶり。
柚希礼音さんはトップ就任期間も6年と長く、多数主演された中の一作品。
望海さんはトップ就任も遅い目(いや、最近では平均?)の研15。
いくつかの主演作の一つを轟さんに譲った(?)形になる・・・
『凱旋門』では望海風斗さんは通常作品でいうところの二番手役を演じるのですから、ファンがやきもきする気持ちもわからないではありません。
↓↓『凱旋門』ボリスの衣装はロシアぽい
(出典:https://www.walkerplus.com/)
それでも個人的には二番手格の役所には遊びや変化が期待できて、ちょっと二番手は美味しい。
そう思っているので、ボリスを演じる望海風斗さんがサバサバしていながらも、ラヴィックに対する熱い友情を持つ好人物で好きでした。
いつも少し離れた位置でラヴィックを見守っているような暖かさを感じます。
いわゆるトップスターという枠から離れて、望海風斗さんらしさがより良くでていたように感じます。
この作品で学んだ「男役」を絶対に雪組次作『ファントム』に反映してくるだろう。
そう期待しちゃいました。
宝塚雪組トップスター望海風斗 再演「凱旋門」に意欲:朝日新聞デジタル – 朝日新聞 https://t.co/FxYQXFTZOJ
— 宝塚歌劇団 情報 (@NewsTakarazuka) 2018年6月13日
望海風斗さんはファン時代に初演の『凱旋門』を観劇して、「轟悠さんは本物の男性」だと思ったそうです。
時を経てご自身が観劇した作品に出演。
しかも「本物の男性」とまで思った轟さんと共演することって、ものすごく嬉しくもあり、不思議な感覚でしょうね。
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真彩希帆の魅力が増した轟との共演
真彩希帆さん演じるジョアンは、ラヴィックの言葉を借りると・・・
「ふわふわとして目の前の楽しみを追って現実を見ていない」(←ちゃんと記憶していないので、こういう意味のセリフ)
そんな女性です。
頼るべき男性がいつも傍にいなければ、生きていくことができない。
夢を追いかけて現実を見つめようとはしていない。
男とお金がなければダメダメな女なのですよ。
そんな女性像を自然に、かつ実に巧みに演じていました。
これも相手役が轟悠さんという大大大先輩!
その懐に飛び込んで思いっきり甘えさせてもらっているように見えるから、この作品においては良いコンビです。
↓↓『凱旋門』の制作発表、真彩希帆・轟悠・望海風斗
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宝塚雪組ミュージカル『凱旋門』再演にあたって ーー前…https://t.co/9aBWf5Ds98— kotorio (@kotorio_) 2018年6月4日
真彩希帆さんの衣装がココ・シャネルを彷彿とするイメージでスーツ姿、当時の軽めのドレスもよく似合っていました。
ジョアンの衣装もちょっとした楽しみです。
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