宝塚雪組の『私立探偵ケイレブ・ハント』早霧せいなと若手スター

観劇レポ

昨日、ようやく宝塚大劇場雪組公演『私立探偵ケイレブ・ハント/GREATEST HITS!』を観劇してきました。

雪組トップスター・早霧せいな(さぎり せいな)さんの充実期に入った男役ぶりと、作・演出正塚 晴彦(まさつか はるひこ)先生の『私立探偵ケイレブ・ハント』のマッチングが良い作品でした。

↓↓『ケイレブ・ハント』の早霧せいなと咲妃みゆ

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(出典:http://spice.eplus.jp/)

まずは『私立探偵ケイレブ・ハント』の感想から・・・

宝塚トップ早霧せいなと雪組の若手活躍の熱い『GREATEST HITS!』感想 も併せてご覧ください。

正塚作品としての『私立探偵ケイレブ・ハント』

シンプルな装置ながら、宝塚の舞台機構をフルに使った演出に長けた正塚作品。大劇場の大きなセリと盆を巧みに使った印象です。

今回は主人公ケイレブ(早霧せいな)が遭遇した事件(映画撮影所の殺人事件)と、ケイレブジム(望海 風斗)、カズノ(彩風 咲奈)の3人が共同経営するHHC探偵事務所に持ち込まれた捜索人の依頼が発端となり、裏組織のボス的なマクシミリアン(月城 かなと)と対決する。

メインになるストーリーは実にシンプルです。

そこに宝塚の芝居として不可欠な恋愛要素として、ケイレブとイヴォンヌ(咲妃 みゆ)、ジムとレイラ(星南のぞみ)の恋愛が絡んでいます。

正塚先生の作品は男同士の友情やハードボイルド的な要素が、恋愛より前面に出ていたり、ストーリーの山場に向かうまでの伏線がややこしくて「難解」と思いながら観劇、結末あたりで「あぁ、そうだったのか」に至ることが多いです。

でも根強い正塚作品ファンもいるんですよね!

今回も管理人・すみれ子は「よくわからん」なこともありましたが、雪組の、特に男役さん達の層の厚さを楽しむことができました。

 




 

↓↓ 『ケイレブ・ハント初日映像』

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『私立探偵ケイレブ・ハント』のミニ解説

早霧せいな(さぎり せいな)さん、咲妃みゆ(さきひ みゆ)さん、望海 風斗(のぞみ ふうと)さんという今の雪組のゴールデントリオとも言える3人のスターの魅力と、彩風 咲奈(あやかぜ さきな)さん、彩凪 翔(あやなぎ しょう)さん、そして今回「えっ!」と驚く成長と存在を見せた月城 かなと(つきしろ かなと)さん等、熱い雪組の男役達の力を見ることができました。

芝居の冒頭はハリウッッドの映画撮影現場。

いきなり黒いスーツにソフト帽の男役達のダンスで始まります。いや、このダンスシーンがとても格好いいんですね。そしてその中からチギさん(早霧)さんが飛び出して来て踊る・・・。

この演出は「いけてる感」があり、カッコイイ男役満載の正塚作品を予感させてくれました。

正塚作品を難解、よくわからない・・・と管理人が思う一つは登場人物の関係を把握できるまでに時間がかかることですが、『ケイレブ・ハント』では登場人物は主に3つのグループに分けられます。

  1. HHC探偵事務所
  2. 警察サイド
  3. 捜索サイド ——マックスアクターズプロモーション関係

↑こんな感じでしょうか?

これから観劇される方はこれを把握しながらご覧になるとストーリー展開が面白くなるでしょう。

↓↓2.早霧 せいな・咲妃みゆ・望海風斗

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