スカーレットピンパーネル、星組トップお披露目公演観劇感想@宝塚大劇場

星組

綺咲 愛里マルグリット

オフの写真を見ると可愛らしい、まさに娘役タイプです。

大人で、自立した精神を持つ女性・マルグリットをどう演じるか興味がありました。

 

↓↓綺咲・マルグリットとマリー・グロショルツ・有沙 瞳

(出典:http://sanzo.blog.jp/

歌はまだまだ不安定なところが見受けられますが、少しハスキーな声が大人な雰囲気を醸し出していてニュアンス的にはマルグリットとして舞台に存在していました。

発声を磨いていけば、まだまだ可能性のある娘役さんだと思います。

さゆみさん(紅)との並びのバランスも良いし、同じく星組っ子として成長してきた人ですから、良いコンビとなれるでしょう。

 




 

七海ひろき・ロベスピエール

ロベスピエールの出番が増えたことで、作品としての『スカーレットピンパーネル』の中で、ロベスピエールは単純に革命政府のトップであり、善に対しての悪という図式ではなくなりました。

↓↓七海ひろき・ロベスピエール

(出典:http://sanzo.blog.jp/

何故理想を追い求めた革命が、歪んだ方向へ向かっていったか? を示す存在になっています。

初演、月組再演の『スカピン』ロベスピエールよりも格段とスター性を出した演出になりましたが、これは星組スター・七海ひろき(ななみひろき)に配慮したものなのか?

2016年に上演された外部版『スカピン』(石丸幹二X安蘭けい版)の影響を受けてのことなのかはわかりません。

宙組時代の七海ひろきさんは、声があれて(声帯が心配でした)、コントロールが効かないようにも思えて心配した頃がありましたが、ここへ来て堂々と一曲銀橋で歌いながら通るシーンで、星組での七海ひろきさんの存在感が、ロベスピーエルの作品上での存在感と重なって、面白いと思いました。

 




 

ピンパーネル軍団

『スカーレットピンパーネル』と言えば、忘れてならないのがパーシーの仲間である「ピンパーネル軍団」ですね。

↓↓ドーバー海峡を渡るピンパーネル団
(出典:http://sanzo.blog.jp/

もう初演当時のスカピン軍団メンバーはいない・・・?と思っていたら、初演でハルを演じていた壱城 あずさ(いちじょうあずさ)さんがアントニー・デュハースト役で残っていました。

天寿光希(てんじゅみつき)さん、麻央 侑希(まおゆうき)さんも初演出演メンバーですね。

ピンパーネル団の明るく団結力ある姿は、この作品に重要な存在ですが、今回も良い役者が揃っていました。

初演でさゆみさん(紅)が演じたベンを、新人公演で主演を射止めた天華えま(あまはなえま)さんが演じていたのも、何かの縁でしょうか?

天華えまさんもピンパーネル団の一員・ベンとして上級生達の中にいると、まだ男役としては下級生感がありますが、これからが楽しみな生徒さんです。

 

 

 

↓↓4. その他の出演者達 /新しくなったフィナーレ / まとめ

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