宝塚 星組公演『桜花に舞え』北翔海莉、妃海風、紅ゆずる スター達の感想レポ

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星組公演「桜花に舞え』の観劇レポをトップコンビの北翔海莉さん、妃海風さんはじめ、次期トップが決まっている紅ゆずるさんの演技を通して掘り下げて書きます。

も併せてご覧ください。
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ストーリーを振り返る

まずもう一度ストーリーを振り返ってみます。

五・十五事件の犬養の回想で桐野利秋(北翔海莉)登場! そのまま会津陥落のシーンへ。戊辰戦争の終結と共に新たな時代の到来から話が始まる?と思うと、時を遡り、場を薩摩へ移して中村半次郎時代の利秋と、衣波隼太郎(紅ゆずる)の若き時代の場面となりました。

東京(江戸)→会津 → 東京 → 薩摩 と場所を移し、昭和7年→明治元年→ 戊辰戦争後 →それより10数年前と時もあっちへこっちへと変わるので、頭が混乱でした。

このあたりがすっきりしていれば人物をもっと掴みきれていただろう・・・と思うのですが、作品に視点を当てて「斎藤先生!あっぱれ!」でしたが、これが唯一この作品の難点で、登場人物を把握できたのがラスト近くなってしましました。

予習なく観劇できるのが、宝塚の作品としてはいいんじゃないか・・・と思う私は、その点のみは苦言を言いたくなります。

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北翔海莉(桐野利秋 通称:中村半次郎・薩摩藩の貧しい城下士)

すっきりとされて「痩せられた?」と思いましたが、今までになくキラキラと美しいと思いました。

失礼を承知で書くと・・・

北翔海莉という役者はどこか垢抜けないものを感じていましたが、それを微塵も感じさせず、ひたすら綺麗! と見とれました。

ほんのわずかな感情の動きが自然で、表情一つに喜びや悲しみ不安がふっと見て取れ、それもまた美しいなぁ・・・と思いました。

こんなことは初めてです。

そして生き生きと光輝くオーラが見えて、「北翔海莉は本物のトップスター!」と私が心の底から思ったのは、幕が開いた直後でした。

また努力家で何事にも真面目に取り組むことで有名なみっちゃん(北翔)ですが、殺陣の動きの美しさと確かさにも見とれました。

みっちゃんは和物の経験はありますが、星組下級生達は不慣れであるはずなのに、それを感じせない立ち居振る舞いを身につけているのは(←もちろん手放しでは褒められないけど、草履の足元が危ういとか・・・^^;)、みっちゃんが底上げして引っ張った結果、力をつけたのでしょう。

あっぱれな星組芝居を作り上げていました。

若かりし頃、衣波 隼太郎(紅ゆずる)と将来を夢見ながら友情を育みますが、無邪気で素朴な人柄、実直さが役を通して見えてきました。最期までその人柄を体の中に刻み生きていた桐野の人物像も浮かんで、日本人に共通する『義』を重んじた生き方にも共感することができました。

その全てがどこかで北翔海莉に通じるものがありますね。

会津で手にかけた大谷の娘、吹優(妃海風)をいたわる優しさも=ふうちゃん(妃海)に対する温かな想いに通じるものが見えました。

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妃海 風(会津藩の武家娘・大谷 吹優)

会津では薙刀を手に敵と戦う勇敢な女性でしたが、戦いの中、桐野に助けられますが、記憶をなくしたまま明治政府に近しい、大給恒等の庇護の元で暮らします。

桐野に次第に好意を持ちながら、「父親を手にかけたのは自分」と桐野から打ち明けられ戸惑う → 桐野は仇だが、自分を助けたことを後になって知る → 知識を生かして赤十字に参加する→ 西南戦争で桐野と再会。

桐野には薩摩に妻がいて、吹優と桐野の間には具体的に恋や愛と言う言葉は存在しませんが、どこかで好意を寄せ合っていることはわかりました。

でも・・・

トップコンビで退団するのに、コンビの間に恋愛が存在せずに、ふうちゃんが若干不遇な役どころに感じられて、それが少し残念です。

しかし妃海風自身もきっぱりとじぶんの道を歩んでいく人なのかなぁ?と、素の彼女に通じるような、明治時代に自立して人のために生きようとする吹優の人間像が、ふうちゃんと重なっても見えるのでした。



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紅ゆずる(衣波隼太郎・薩摩藩の貧しい郷士)

桐野利秋の幼馴染で、将来変わらぬ友情を抱き続けた、衣波隼太郎として味のある芝居を見せる人になりましたね。

歌・・・聴いてられないと思ったこともありました(汗)。『眠らない男』の頃に上手くなってきたかな?と思いました。今回は次期トップを務めるだけのことはある!と思いました。

明治政府で出世して、西南戦争が始まることがわかった時に、家族を救うために薩摩へ戻ると家族達からは冷たく突き放され、寂しく、辛く、切ない隼太郎の心がグッと迫ってきて悲しかったです。

それでも自分の前に定まった道を歩まねばならない、桐野を大切に想い、彼への友情は変わらないのに、やはり彼を討たねばならない、その悲しさを紅さんの全身から感じました。

だから最期を迎えた桐野にさらに刃を向ける輩を止めて、彼を抱きとめた隼太郎の心の痛みは、私の涙腺を決壊させて、ほとんど号泣に近い悲しみを感じてしまいました。

大劇場と東京宝塚劇場で3作品を共にしたみっちゃんとの別れと重なる? でももう紅さんは一人前! きっと次作『スカーレット・ピンパーネル』では、初演を知る数少ない生徒としてパーシーとなってファンの前に現れてくれるでしょう。

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【北翔海莉 メモリアルブック】

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作品としての感想と礼 真琴(れい まこと)さん、七海ひろき(ななみひろき)さん他星組生については↓↓以下の記事をご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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