星組トップスター北翔海莉から推察する専科の位置付けと意味、再び専科からトップスターは誕生するか?

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北翔海莉さんの宙組から専科への異動が発表された時、ご本人もファンも「何?この人事?」という動揺がありました。

それについては

大劇場千秋楽まであと1週間、専科からトップスターへの道を切り開いたエンターテイナー星組トップスター北翔海莉

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しかし、今、北翔海莉は星組のトップスターに就いて花開き、退団へのカウントダウンの日々を送っています。そこで今の専科の位置付けを考察してみました。

北翔海莉の後に続く専科生達

北翔さん以降もスター路線を歩んできた華形 ひかる(はながた ひかる)さん、星条 海斗(せいじょう かいと)さん、沙央 くらま(さお くらま)さん、凪七瑠海(なぎなる うみ)さん等が北翔さんの後に続いて専科入りしていますが、みっちゃん(北翔)が結果的にトップになる道を示したことで、少なくともファンにとってはあの時のような動揺は少なくなりました。

専科公演として『オイディプス王』が上演されたように、今までにない公演が成功もしています。

また組に属さないスペシャリストとして、専科生が各公演に特別出演することで、作品の幅や奥行きが広がっていると感じることもあり、このスター路線の生徒さんの専科異動は今のところ成功しています。

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【タカラヅカスペシャル2015】

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過去の専科のスター達

過去に専科に在籍していたスターといえば、春日野 八千代(かすがの やちよ)さんのお名前が一番に浮かびます。

白薔薇のプリンス」「永遠の二枚目」と言われ、長らく宝塚の代名詞的存在だった春日野八千代さんは、生涯現役の生徒として2012年(平成24年)に永眠されました。

その他にも初演の『ベルサイユのばら』でオスカルを演じた榛名 由梨(はるな ゆり)さんも月組 → 花組 → 月組とトップスターを務めた後、専科で約6年活躍して退団されました。

鳳 蘭(おおとり らん)さんも星組でトップスターを務めた後、専科生として星組『白夜わが愛 -朱鷺の墓より-』に出演と同時に退団されています。

専科については・・・

生徒は、主に老け役をこなし、脇でしっかり芝居を固めるなど、渋いながらも宝塚の公演にはなくてはならない存在である。

(出典:wikipedia.org)
上述の定義もあるために、専科生はスターではない、老け役?、トップへの道がない・・・と解釈されがちですが、必ずしもそうでない例は過去にもあるのです。

お二人ともトップスターからの専科異動だったので、再びトップへという形とは違いますが、記しておきます。

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今の専科生にできること! 望むこと

これは私的な願望ですが・・・

アイドル的なトップスター、いいですよね、かっこいいですし、トップさんはやはりヅカファンにとって憧れの夢見る存在ですから、きゃーーーっと心の中で叫びながらヅカ観劇も楽しいのでいて欲しい。

アイドルグループ的な組があってもいいし、アイドル的なトップスターがいていいはずです!

それと同時に北翔海莉さんのように深く「芸を極めた」「芸で魅せる」しかも「大人の味も併せ持つ」スターも必要です。そのための専科在籍スターであってほしいと強く願っています。

もう既に華形 ひかる(はながた ひかる)さん、星条 海斗(せいじょう かいと)さん、沙央くらま(さお くらま)さん等は、その結果を少しずつ出してくれているのを感じます。

華形ひかる

  •  2015年5月 『星影の人-沖田総司・まぼろしの青春-/ファンシー・ガイ!』 (雪組・博多座)土方歳三
  • 2015年11月 『銀二貫』(雪組・バウ) 和助2016年5月
  • 『ヴァンパイア・サクセション』(宙組・シアタードラマシティ、神奈川芸術劇場)ジェームズ・サザーランド

新人公演、バウでの主演経験もあり、2014年7月『宝塚巴里祭』で真ん中に立ったこともあり、スター性があるので、専科への異動はあれ?っと思う点もありました。その後の活躍から、『星影の人』『銀二貫』では華形さんがいるからこそ!主役が主役として存在しているのを感じました。でも・・・決して「脇役」なんてくくりにはならないのです>華形さん

星条 海斗

  • 2015年11月 – 2016年2月『舞音-MANON-』ギョーム・ベロン/『GOLDEN JAZZ』(月組)
  • 2016年3月 – 6月『こうもり …こうもり博士の愉快な復讐劇…』オルロフスキー公爵(ロシアの皇太子)/ THE ENTERTAINER!』(星組)

コメディセンスもあり、歌えて踊れ存在感がハンパないですね。脇といえば年齢の高い役=年齢の高い人が演じる役的なイメージもありますが、星条海斗さんは輝く脇と言いたいぐらい光っています。とにかく芸幅が広い。彼女が真ん中でやったディナーショーも非常に関心度が高いものでした。

沙央くらま

  • 2015年4月-7月、『1789 -バスティーユの恋人たち-』(月組)ジョルジュ・ジャック・ダントン
  • 2016年1月-3月、『Shakespeare 〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜/HOT EYES!!』(宙組)リチャード・バーベッジ
  • 2016年6月-9月、『NOBUNAGA<信長> -下天の夢-/Forever LOVE!!』(月組)

沙央くらまさんも芝居の達者な方で、上にあげた作品では『Shakespeare 』のリチャードが一番印象深いです。宙組も充実した組ですが、沙央さんが加わることにより芝居もショーも一味違うエッセンスのある作品になりました。ショー『HOT EYES!!』のフィナーレで前場と全く違雨空気を一瞬に作り上げて銀橋を歌い渡るシーンなどは、長年培った力とスター性がなくてはできないと思いました。

ここに続くのが凪七瑠海さんであって欲しいし、必ずやそうなってくれると信じています。


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今の専科の位置付け

トップ・オブ・トップの轟悠さんは劇団の理事という肩書きも持つ、まさに別格として今回は多くを書きませんが・・・(いずれ書いてみたいですが ^^;)

今の専科生にできること! 望むこと に書いたように、皆さん、組に属さないことでいろいろな組に出演し、独自の魅力を放っているのは事実です。

そしてそれは出演した組のため、組子にもプラスになっていることでしょう。

私はトップスターになるには、歌、芝居、ダンスと三拍子揃っているのは嬉しいことながら、それだけではトップにはなれないと常々思っています。

では何が必要か?と問われると、それがわからない(苦笑)

あえて例えに出すなら、宙組の元トップスターの大空祐飛さんは歌もダンスも秀でていたとは思えない、でも大空さんが舞台に立った時の哀愁ある「男役の姿」は誰にも真似できない、大空祐飛だからこそ!のものでした。

元花組トップスターの蘭寿とむさんなどは、過去最高の競争率の年に音楽学校入学が首席、劇団にも首席で入団しながら遅咲きになりました。成績が優秀であってもそれだけではスターになれるか?といえば答えはNO! 蘭寿さんにはトップになるために必要な「何か」を身につけるのに、それだけの年月が必要だったのでしょう。

「何か」はすなわち「その人だからこその男役の魅力」とでも言うのでしょうか?

とても抽象的で、かつ個々のファンが「この生徒さん素敵!」と思う魅力は異なるので、うまく表現しがたいです。

「その何か」を専科で掴み磨くことで、近年専科へ異動した生徒さんもトップスターへの道があるのではないか?と考えています。

以前、新専科制度の発足が大々的に発表されて、生徒さんもファンも混乱した時期がありました。(あの制度どこへ行ったんだろ? ^^;)

その当時と、今の専科は違う意味を持っているように見えます。そしてトップへの道が決して制限される位置付けではないと信じているので、己の芸を磨いてほしいものと願っています。

再び、専科からトップスターが排出される日を待っています。


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最後までお読みいただき有難うございました。

大劇場千秋楽まであと1週間、専科からトップスターへの道を切り開いたエンターテイナー星組トップスター北翔海莉 も併せてご覧ください。

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