轟悠・本名、年齢、成績は?トップオブトップと呼ばれる所以に迫る!

宝塚コラム

轟悠さんの舞台略歴

※専科へ異動以降の各組への本公演特別出演は別項目でまとめます

 

1985年 花組公演『愛あれば命は永遠に』*初舞台公演
―月組に配属―
1987年 『ME AND MY GIRL』(初演) 新人公演:ジェラルド(本役:桐さと実)
1988年 ―雪組に組替え―
1989年 『ベルサイユのばら―アンドレとオスカル編―』アラン、新人公演:アンドレ(本役:杜けあき)*新人公演初主演(計5回主演)
1992年 『恋人たちの神話』(バウホール)九十九神之助初主演
1994年 『風と共に去りぬ‐スカーレット編‐』 レット・バトラー、アシュレ、チャールズ(役替り)
1996年 『エリザベート』(初演) ルイジ・ルキーニ
1996年 『アナジ』(バウホール)松浦小太郎(アナジ)*主演
1997年 『真夜中のゴースト』チャールズ/『レ・シェルバン トップお披露目公演
1997年 『春櫻賦』謝名龍山/『LET’S JAZZ』
1998年 『風と共に去りぬ(バトラー編)』(全国ツアー)レット・バトラー
1998年 『浅茅が宿』勝四郎/『ラヴィール』
1999年 『再会』ジェラール/『ノバ・ボサ・ノバ』ソール
1999年 『バッカスと呼ばれた男』ジュリアン・グランジョルジュ/『華麗なる千拍子’99』
2000年 『デパートメント・ストア』フレックス/『凱旋門』ラヴィック
2001年 『猛き黄金の国』岩崎弥太郎/『パッサージュ』
2001年 『凱旋門』ラヴィック/『パッサージュ』(博多座)
2001年 『愛燃える』呉王夫差/『Rose Garden』
―専科へ異動―
2002年 『風と共に去りぬ』(雪組・花組)レット・バトラー(日生劇場)
2004年 『花供養』(専科・雪組)後水尾天皇(日生劇場)
2006年 『オクラホマ!』(月組)カーリー(日生劇場)
2007年 『Kean キーン』(星組)キーン(日生劇場)
2009年 『コインブラ物語』(星組)ペドロ(梅田芸術劇場、日本青年館)
2010年 『オネーギンEvgeny Onegin -あるダンディの肖像-』(雪組)エフゲーニィ・オネーギン(日本青年館、宝塚バウホール)
2011年 『おかしな二人』(専科・星組・花組)オスカー・マディソン(宝塚バウホール、日本青年館)
2013年 『南太平洋』(星組)エミール(シアタードラマシティ、日本青年館)
2013年 『第二章』(専科)ジョージ・シュナイダー(宝塚バウホール、日本青年館)
2014年 『風と共に去りぬ』(月組)レット・バトラー(梅田芸術劇場)
2015年 『風と共に去りぬ』(月組)レット・バトラー(中日劇場)
2015年 『オイディプス王』(専科)オイディプス(バウホール)
2016年 『For the people —リンカーン 自由を求めた男—』(花組)エイブラハム・リンカーン(シアタードラマシティ、KAAT 神奈川芸術劇場)
2016年 『双頭の鷲』(宙組)スタニスラス(バウホール、KAAT 神奈川芸術劇場)
2017年 神家(こうや)の七人(しちにん)』(専科)イヴァン・ターナー(バウホール)
2018年 『ドクトル・ジバゴ』(星組)ユーリ(シアタードラマシティ、赤坂ACTシアター)

 

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前列左から、#古代みず希 #杜けあき #飛鳥裕 後列左から、#轟悠 #海峡ひろき #和央ようか

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雪組出身というイメージが強いですが、実は雪組には組替えで来た轟悠さん。

最初は月組配属でした。なんだかちょっとイメージないですよね。

そしてすぐに雪組へ組替え。

さすがに大地真央さんと黒木瞳さんのお墨付きというだけあって、雪組に来てから新人公演は合計5回も主演を経験していらっしゃいます。

 

↓轟悠さんにはベルばらのイメージはあまりありませんが、新公初主演はアンドレ!

 

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その後も順調に別箱公演の主演を経験し、研13のときに雪組トップスターに。

早すぎず遅すぎず、男役が完成したちょうどいい就任学年と言えますね。

最初の相手役は花總まり(はなふさまり)さんでした。

 

 

花總まりさんと組んだのは1作のみで、花總まりさんは宙組へと組替えになり、後任に月影 瞳(つきかげひとみ)さんを相手役に迎えます。

2018年に再演が決まって話題となった『凱旋門』のように、大人っぽいカップル像が轟悠さんと月影 瞳さんの持ち味でした。

 

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轟悠さんの代名詞となったのが、『風と共に去りぬ』のレット・バトラー。

これまでに5回も演じています。

髭をたくわえて渋さMAXの「イケオジ」であるバトラーを完ぺきに演じこなせる男役さんはそうそういませんね。

 

 

2001年に雪組トップスターとしての任期を終え、宝塚歌劇団は一大人事を発表します。

通称「新専科制度」というものです。

当時各組に在籍していた2番手~3番手生徒を一気に専科へ異動。

それまでの専科さんといえば、作品の脇役・老け役として力を貸すだけの存在でした。

しかし、「新専科」というのは、組の枠組みを超えていろいろな組にフレキシブルに出演していきつつ、トップ就任への可能性も残しているという立ち位置。

その斬新すぎる決定に、当時のファンは大きく動揺しました。

 

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その「新専科」の代表として轟悠さんが君臨し、2003年に理事に就任。

そのことから、轟悠さんが「トップオブトップ」と呼ばれる所以になったのかなあと思います。

「新専科」なるものが一体なんなのかまだよく分かっていなかった当時は、轟悠さんが再びどこかの組のトップに就任することもあるのか?!という憶測なんかもありました。

 

しかし、どうやら轟悠さんは元来の専科生とも、新専科生とも違った、「別格」という存在のようですね。

宝塚における天皇のような存在、春日野八千代(かすがのやちよ)さんの後任として劇団は考えているようです。

 

同じ専科生でも、3種類もあるのが宝塚のディープなところですね(^_^)

 

専科に異動してからの轟悠さんは、各組への特別出演をコンスタントに続けています。

「専科公演」と銘打ってある公演でも、ほとんどが5組のうちのどこかの組の生徒が出演します。

 

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↓星組下級生と共演した『ドクトルジバゴ』。相手役は有沙 瞳(ありさひとみ)さん。

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劇団としては後進の育成という意味合いで下級生と轟悠さんを共演させている目的のように思います。

元トップスターである大先輩と対等に共演できる機会などそうそうあるものではありません。

お稽古場でのふるまい、役作りの過程、舞台での背中をじっくり見させてもらって勉強しなさい、という劇団から下級生へのメッセージなのではないでしょうか。

 

実際、別箱公演で轟悠さんの相手役を務めた娘役さんはトップになるというジンクスなども聞きます。

縁起がいい、みたいな意味合いでそう言われている部分もあるようですが、やはり「その気にさせてもらえる」こともお芝居では非常に重要。

2018年1月に宙組が『WEST SIDE STORY』を公演した際に、初の本格的女役に挑戦した和希そら(かずきそら)さんが、相手役だった芹香斗亜(せりかとあ)さんから「女としての感情を教えてもらった」と話しています。

 

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そのように、「その気にさせてもらえること」によって芝居というのは大きく変化します。

こういう「やる気スイッチ押す係」みたいな意味もあって、今も頻繁に轟悠さんと各組下級生との共演を続けているように思います。

 

↓↓4.これまで共演したトップスター、一挙ご紹介!

コメント

  1. ちはるCLUB より:

    3年くらい前でしょうか、中日劇場で『風と共に去りぬ』の時、初めて入り待ちを経験。
    その時にお話しした名古屋マダムが轟ファン。
    「若い時のバトラーも良かったけど、歳を取ってから更に良くなった」と言ってました。

    リンカーンの時は、あんなに髭の似合う人はいないと思いました。

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