中日劇場、雪組公演『星逢一夜』『Greatest HITS!』 ライブ中継が発表されました。
これって宝塚としては快挙!
2016年は宝塚のライブビューイング(ライブ中継)が頻繁に行われるようになりました。
国内のみならず、海外でもこのライブビューイングは行われています。
数年前に宝塚歌劇団は「海外進出を視野に入れている」ことを発表しましたが、海外公演が頻繁に行われることは、ただでさえ多忙極める宝塚の生徒さんに、多大な負担になるだけでは?という声がファンの中にありました。
もちろん管理人・すみれ子も同じくそう思っていました。
このライブビューイングが海外への進出の布石となっているのか?
あるいは単に「ライブビューイングも大入り」を狙ってのことなのか?
それは定かでありませんが、今後も海外にいたらずとも、地方ファンのために、一作品一度のライブビューイングがあっても良いのでは?と思います。
宝塚歌劇を観劇する方法
宝塚歌劇の舞台を鑑賞する方法は
- 宝塚大劇場へ観劇に行く
- 東京宝塚劇場へ観劇に行く
- 博多座、中日劇場、全国ツアー(不定期)の公演に行く
以上に限られています。
(宝塚バウホールなど外箱公演は省く)
関西、関東方面に在住していれば比較的手軽に劇場に足を運んで観劇することは可能です。
それ以外の地方ファンであっても、熱烈なファンは遠征してでも観劇に出向かれるでしょう。
しかし・・・
学生さんなどには、チケット代でさえ高額であり、遠征は難しいですね。
そうなると今までは
地方公演に宝塚が来てくれる以外には観劇する機会はありませんでした。
もちろん
- タカラヅカスカイステージに加入して観る
- BD(ブルーレイ)、DVDで観る
- NHKのBS放送で観る(作品は限られる)
ということも可能です。
でも家庭のテレビがいかに大型になったとはいえ、劇場の臨場感は感じられません。
しかし・・・
ライブビューイングは
映画館の足を運んだ同じ宝塚ファンと共に
今、リアルに上演されている舞台を観ることができる点で
リアルな舞台には及ばなくとも、それを想像するに近いレベルで楽しむことができます。
同じ「映像で見る」という中では最も迫力のある映像鑑賞ができるのでは・・・
と思います。
先日、管理人・すみれ子も『タカラヅカスペシャル2017』を映画館でライブビューイングしてそう思いました。
宝塚歌劇のライブビューイングの意味
近くの映画館で観られるメリットは
- 潜在的なファンの掘り起こしにつながる
- 過去ファンの復帰を即す
以上につながる可能性があります。
「宝塚」と言っても、観たことがない、イメージだけで中身を知らない人は多いです。
一般の人が気軽に目にするメディア(地上波テレビなど)に露出する機会が少ないですから。
少し関心があり、家の近くの映画館で観られるのだったら「行ってみようか」につながる可能性は大きいです。
同じく過去にファンであったが、足が遠のいている人も、家の近くの映画館で観られるのだったら「行ってみようか」になるかもしれません。
そういうファンの掘り起こしに一役買っているのがライブビューイングかもしれません。
ライブビューイングなら観られるかもしれない?
先日の『タカラヅカスペシャル2016』も梅田芸術劇場メインホールで4公演のみ。
・・・となると、劇場のキャパの問題で
観たい人 > 実際に観られる人
になるので、チケットはプレミアものでなかなか入手できません。
一般公演でも今年の宙組『エリザベート』は人気公演で
毎回劇場で観ているファンも、どうしてもチケットを入手できないという方が、たくさんいました。
でも・・・
全国のたくさんの映画館でのライブビューイングならば
劇場の何十倍もの人数が鑑賞できるメリットはあります。
ライブビューイングのデメリット
残念ながら良いことずくめでないのは・・・
私は「ここが見たい!」と思うところが観られない?
舞台のすみでも小芝居を一生懸命やっている下級生は映像の枠からはみ出してしまう。
これはBDやDVD、スカイステージの放映にも共通することですが、
主役級の皆さんの表情がアップで観られるのは嬉しいですが、
舞台全体を見渡すことができない・・・
それだけが残念ですが、
逆にそれを望むのは酷ですね。
↓↓2.ライブビューイングのこれから / 中日劇場初のライブビューイング
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