宝塚月組トップ男役・龍真咲退団公演千秋楽まであと4日、その略歴と退団後の活動は?

月組

現在東京宝塚劇場で公演中の龍真咲さん。この公演の千秋楽である9月4日、『NOBUNAGA<信長> -下天の夢-』、シャイニング・ショー『Forever LOVE!!』をもって宝塚を卒業されます。もう楽屋の化粧前も白になって退団の日に備えていらっしゃることでしょうね。

私は宝塚大劇場でこの公演を観ました。これで「男役、龍真咲」の姿を見ることはないと思うと切なかったです。

その時の観劇を振り返りながら、龍真咲さんについて綴ります。TOP

『NOBUNAGA<信長> -下天の夢-』、シャイニング・ショー『Forever LOVE!!』

龍真咲さんは織田信長を演じることが夢だったそうです。退団公演で信長を演じることができることを喜んでいらっしゃるでしょう。

この『NOBUNAGA』はサブタイトルにロックミュージカルとある通り、ロックのリズムに乗って信長をはじめ戦国時代の武将達、その妻達、そして市井の人々が生きゆく姿が描かれいますが、ダンスシーン、衣装、テンポ感などに現代の要素を多用した新鮮な作品でした。

己を通して生きて行く信長を龍真咲は実に恰好よく演じてはいるのですが、実は・・・私はどこか気持ちの入り込めないものがありました。宝塚に限らずオリジナルの作品の初演というのは「脚本がギリギリで仕上がった」とか「通し稽古をした時に予想外に時間オーバーだった」ということがあります。私の想像ですが、後者の事情で通し稽古からどんどん場面やセリフカットになったのではないでしょうか。

信長の時代は大河ドラマなどでもよく取り上げられ歴史オンチの私も大体の人物像やその関係は頭にインプットされているのに・・・最後の最後まで理解できない部分が多かったことが残念です。唯一、ラストシーンで龍さんが歌舞伎のようい大見得を切るのは彼女ならでは、彼女にしかできないものが感じられました。

サヨナラ公演のオリジナルの落とし穴・・・なんて言うファンもいますが、龍さんは熱演されているにもかかわらず惜しかったと思います。

ショー『Forever Love!!』は今や油の乗りきった藤井大介先生の作品ですから間違いない!

龍真咲さんと今の月組にぴったりの愛の溢れるショーで、チョンパで幕開きからピンクの衣装につつまれた舞台が見事、龍さんの黒燕尾の姿もジーーンきてまさにフォーエバーラブです。

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龍真咲さんの退団会見、退団後は結婚?

2015年12月16日に龍さんは退団の記者会権を行っています。

退団を決意したきっかけ
「自分の中で退団という気持ちが芽生えたのは100周年記念公演(『宝塚をどり』『明日への指針 —センチュリー号の航海日誌—』『TAKARAZUKA 花詩集100!!』)の時です。
月組のみんなには『舞音 -MANON-』『GOLDEN JAZZ』の宝塚大劇場公演千秋楽後に伝えました。月組の心強い仲間たちがいることを誇りに思います。」

トップに就任してから思い出に残っていること
「全てが印象深くひとつに決めることは難しいですが、なかでもお披露目公演(『ロミオとジュリエット』)での大階段から見た景色は鮮明に覚えています。また、100周年の記念公演に出演させていただいたことは、私にとりましてとても大きな出来事でした。これからも退団の日まで月組の歴史を育んでいきたいです。」

月組への思い
「私の強みは組配属からずっと月組で、私の良いところも悪いところも受け入れてくれる仲間がいてくれるところではないかと思っています。月組はいまとても充実していますし、とてもエネルギッシュな組です。その組のトップを務めることができる幸せを日々噛み締めています。」

退団公演『NOBUNAGA<信長> -下天の夢-』について
「織田信長には人間的な魅力を感じていて、演じてみたいと思う人物の一人でした。人々が無理だと思うようなことを実際にやってのけたところにも魅力を感じますし、自分がその役をどのように演じていけるのか、私自身も楽しみにしています。」

ファンの皆さまへのメッセージ
「宝塚、夢を描いて華やかに。私が退団するその最後の一分一秒まで皆さまとともに舞台をつくり上げて、一生懸命務めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
いつだって私は皆さまの傍にいます。」

 (宝塚歌劇団公式サイトより)
 
宝塚退団後は何をされるのでしょうね? ご結婚?という質問が出ることもありますが、龍さんの場合はどうなのでしょう?

退団後については「結婚準備です! 予定!?  そんなの分からないじゃないですか。まだまだ先は長いので」とジョークを飛ばしたが、「機会があれば」と女優転身に意欲を見せた。

(http://www.hochi.co.jp/ より)

ということですので、まだこれからも舞台人としてファンを楽しませてくれることでしょう。

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龍真咲さんの略歴

1999年 宝塚音楽学校入学。

2001年 宝塚歌劇団入団、87期生。月組に配属。

2003年に大空祐飛さんのディナーショーの研3、最下級生として出演している映像を見ましたが、当時から既に歌は魅力を感じるものがあり、ちょっとお茶目でやんちゃな下級生だと思いましたが、それ以後どんどん当確を現します。

2005年 『エリザベート』新人公演でルドルフ。

2007年 「パリの空よりも高く」で新人公演初主演。同年の「マジシャンの憂鬱」でも新人公演主演を務める。

以後、瀬奈じゅんさんのトップ時代から若手路線として活躍、霧矢大夢(きりやひろむ)さん時代には二番手男役。

2012年 『ロミオとジュリエット』で明日海りおさんを準トップスターという扱いでトップスターに就任。2013年、明日海さんの花組への異動と共に単独トップへ。相手役は愛希れいか(まなきれいか)さん。

2016年9月4日をもって退団予定。

明日海さんとトップ&準トップスターという体制時代には、毎回の役替わり公演をこなしあらゆる面でタフな人だと思いました。

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千秋楽まであと4日!

通常公演を9月1日、2日、3日の11:00時公演まで終えた後、同日の15:30公演と4日13:30公演の終演後には「さよならショー」があります。チケット代は通常通りですが、トップスターさんだけに許された(場合によっては千秋楽のみ劇団に貢献度の高い2番手で卒業される生徒さんなど)ショーが上演されます。

これ・・・信じられないプレミアチケットで、長年応援してきたファンの人もなかなか入手できません。

そのために全国の映画館で4日のみはライブびゅーイングが実施されますが、龍さんのライブは完売です(涙)。

ほんとにホントに最後に・・・ヅカファンの皆さんはご存じだと思いますが、千秋楽の終演後、東京宝塚劇場の楽屋口から敵国劇場へ向かって歩かれるトップさん(今回は龍さん)を見送るためにセレモニー的にファンが見送りますが、この「少し歩かれる」を一目見たいのがファン心。

もし行ってみようかしら? 私行くんだけど・・・とおっしゃる方はこの酷暑の中ですから無理をしない、飲み物持参、暑さ対策しっかり目!でお出かけください。

 

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私も遠くからでありますが、最後の舞台の成功と無事なご卒業を祈っています。

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追記

宝塚 月組龍真咲東京公演千秋楽の記事を追加しました。併せてご覧ください。

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