宝塚トップ早霧せいなと雪組の若手活躍の熱い『GREATEST HITS!』感想

観劇レポ

宝塚大劇場雪組公演『私立探偵ケイレブ・ハント/GREATEST HITS!』の感想、次いで『GREATEST HITS!』(グレーテスト ヒッツ)について綴ります。
一年ぶりに観る雪組のショーは聴き覚えのある楽曲とともに、季節感を盛り込んで非常に盛り上がって楽しめる作品でした。

作・演出は稲葉 太地先生。
毎回、生徒さんの魅力を引き出し、宝塚のトラディショナルな点を抑えつつも斬新な面も魅せてくださます。
『私立探偵ケイレブ・ハント』の感想は
宝塚雪組の『私立探偵ケイレブ・ハント』早霧せいなと若手スター をご覧ください。

ジュークボックス?

幕間から徐々に客席が暗くなり始めると、スマホで音楽を聴きながら、一人の若者が登場!

あれ? まだ開演のアナウンスがないのに・・・?と思いつつ、舞台に目を止めていると、前出の若者がジュークボックスカルテット(梨花 ますみ奏乃 はると朝風 れい千風 カレン)に即されてジュークボックスにコインを入れると、懐かしい音楽が流れ始めます。

それから・・・

開演のアナウンスとなりました。

このジュークボックスカルテットの皆さんは全場、 役としてこのメンバーで登場します。

 

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開演前から舞台にボツンと置かれた2個の物体は何?と思っていましたが、なるほどジュークボックスだったんだね、と憎らしい演出でした。この手法は妖精が案内役として登場する、藤井大介先生の手法に似ていますが、非常にわかりやすく興味を即された形でした。

ジュークボックス・・・、知らない世代もいるだろうと思うとちょっと苦笑ですね。

 

プロローグ

ピンクとシルバーがかったグレー(?)の衣装が実に華やかで、舞台に花が咲いたように美しかったです。

ここでも歌い踊る早霧 せいな(さぎり せいな)さんが熱い! 抑え気味な芝居の後に、有り余ったエネルギーを全開で放っているようでした。

咲妃 みゆ(さきひみゆ)さんは可愛らしさの中に彼女らしい、大人な雰囲気があるので、ちょっと外すと「ぶりっ子」になりがちな宝塚の娘役さんの中では小気味の良い娘役の魅力を感じさせています。

ファンが「ちぎみゆ」と呼ぶだけあって息がぴったりのチギさん(早霧)とみゆさん(咲妃)のコンビは眺めているだけで実に微笑ましいです。

プロローグからの盛り上がりには客席もノリノリでした。

 

ソフィティケーテッド・レディ(Sophisticated Lady)

上流階級に紛れ込んだ娘はとてもドジで何もできない・・・、それが咲妃 みゆさん。やがてとても素敵なレディに成長して、やがて彼女は新たなビートの世界を展開していきます。

ドジで何もできない田舎娘が成長して美しいソフィティケーテッド・レディ(洗練された女性)になるとか、田舎者の男の子がやがて世界に名をはせるミュージシャンになる、なんていうストーリーのあるショーシーンは宝塚で時々ありますね。

 

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(出典:http://www.daily.co.jp/)

 

結末は想像がつくのですが、咲妃 みゆさんが実に巧みに演じていました。

 

↓↓ 2.へ続く

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