宝塚『桜花に舞え』新生星組を支える 礼真琴 七海ひろき 他 スター達から読み解く

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みちふう(北翔海莉さん & 妃海風さん)を宝塚大劇場で見ることができるのもあと5公演になってしまいました。

今日は星組スター達から『桜花に舞え』を探っていきます。

作品として、また北翔 海莉(ほくしょう かいり)さん、妃海風(ひなみ ふう)さん、紅 ゆずる(くれない ゆずる)さんについては以下の記事をご覧ください。TOP

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礼 真琴(会津藩士・八木永輝)

礼 真琴(れいまこと)さんは研3の頃、ショーで歌の上手い人がいるのに「この人、誰?」と目を見張りました。

その後若手スターの実力者としての成長を頼もしく思っていましたが、娘役もこなせてしまうのは長所でもあり、逆に短所? ややぽっちゃりした丸顔(童顔?)ゆえに少年にはなりえても、大人の男を演じるにはビジュアル面での研究(化粧や衣装の着こなし)が必要だ・・・とずっと思っていました。

今回、会津藩士、八木永輝ではその成長に「これが礼真琴?」と目を疑いました。

会津藩が陥落して、幕府が滅び、若く彼なりの正義を持って生きていた八木永輝は、生きる術をなくしたように彷徨っている。

西洋化した世の中に、一人浪人姿で礼真琴(八木永輝)が登場した時の空気は、そこだけが異質で存在感がありました。この姿が着流し(袴なしで着物だけ)なんですが、後姿までがちゃんと侍の姿で、侍の歩き方でした。

着流しは体のラインが見えて、衣装の着こなしとしては難しいのに、しっかり「男役」として見せている礼真琴さんに「成長したようね〜」と思いました。

八木永輝は遊女に身を落とした会津藩の姫(愛奈姫)を見つけ、会津のため、愛奈姫ための仇をとるために、すべてをかけて桐野利秋(北翔海莉)を追います。それこそが彼にとっての正義だったんですね。

この作品の中で桐野利秋が「陽」だとすると、八木永輝は真逆に「暗」の世界にいる人でした。

礼真琴さん、これからの星組を支えていくいい役者になりましたね。紅さんトップ時代には二番手決定なのかなぁ? それも楽しみな存在です。




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七海 ひろき(薩摩藩の郷士・川路 利良)

薩摩藩の郷士で、後に大警視になる、川路利良。

衣波隼太郎(紅ゆずる)と共に度々登場してたのであろう・・・と思うのですが、残念なぐら影が薄い。存在感が感じられませんでした。

何故か七海さんは星組へ組み替え以降、舞台を観ていて「あっ、そういえば七海ひろきが星組にいた・・・」と時折姿を観て多い出すものの、どこか影が薄く思うことが多いのです。

学年的にも紅トップ時代を支える三番手なのかな?

もっとオーラを発して、新生星組を支えてください!と思っています。

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