宙組『オーシャンズ11』2019初日観劇レポ、105期生初舞台の様子は?

2019年4月

4月19日は宙組『オーシャンズ11』の初日。

またこの作品で初舞台を踏む105期生のお披露目の初日でもありました。

通常公演の初日もドキドキするものですが、それが初舞台公演でもあるので、いつもにも増して客席は緊張感が!

↓↓開演前の場内

 

●この記事の概要
■宙組『オーシャンズ11』初日の感想
・初舞台の105期生口上とラインダンス
・フィナーレの階段降りの順番
・客席降りもあります!
・ダニー(真風涼帆)の囚人番号
■105期生達は

初演の星組、そして花組に続く3度目の公演となった宙組の『オーシャンズ11』、そしてこの公演が初舞台となる105期生のこと。

上記をメインに初日情報をお届けします。

 

宙組公演『オーシャンズ11』の初日観劇レポ

作品への初見感想

 

宙組公演『オーシャンズ11』。

3度目の上演ですが、星組・柚希礼音(ゆずきれおん)さんが色の濃い個性が光り、花組・蘭寿とむ(らんじゅとむ)さんが春風みたいな爽やかさがあったとするなら、真風涼帆(まかぜすずほ)さん率いる宙組の魅力はちょうどその中間みたいなイメージでした。

基本的にライトでコメディータッチなこの作品。

舞台もラスベガスのカジノということで、娯楽作品として楽しむことができつつ、作・演出の小池修一郎先生の遊び心が感じられるエンターテイメント大作です。

 

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小池先生の遊び心というのは例えば・・・

初演時からMacbookを駆使するモロイ兄弟には「時代の最先端だね」なんて思ったものですが、今回はセリフの中に

「これ、インスタグラムにあげなきゃ」(←正しくは少し違うかも?)

「美肌アプリ使って」

 

なんて「今」の時代を感じさせるセリフが盛り込まれているあたり・・・。

いや〜、小池先生はまだまだ感性も現役で世の中をよくウォッチして、それを作品作りに活かしている点は、若手の作家さんに負けていないですね。

また、ラスベガスのショーという設定でショーシーンがあることが、1本立ての作品であっても歌にダンスという宝塚的なファンのワクワク感を満たしてくれる点もあるのが、やっぱりこの作品の魅力でもありますね。

カーテンコールの挨拶で真風涼帆さんが「今回は宙組を支えてきたくれた方々の退団公演でもあります」(的な)ことをおっしゃってくれたことも、宙組生への愛が感じられて嬉しかったですが、退団者の見せ場的シーンも盛り込まれていました。

 

 

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フィナーレ階段降りの順番は?

階段降りの順番は以下の通り。
花宮沙羅(エトワール)
鷹翔・瑠風・優希
天彩・和希・遥羽
蒼羽・純矢・澄輝
桜木
芹香
星風
真風

エトワールの花宮沙羅(はなみや さら)さんは102期生、今回初エトワールですね。
そして4番目に降りる、純矢ちとせさん、澄輝さやとさん、蒼羽りくさんは本当に宙組には欠かせないスター。

退団が惜しまれるところですが、この3人が降りて来た時には場内は拍手喝采。

こういう点にヅカファンの「愛」を感じます。

また三番手スターだった愛月ひかる(あいづきひかる)さんが専科に組み替えになり、今後の宙組の三番手って・・・とファンはドキドキもしたでしょうが、ポスターにも載ったことから、ほぼ間違いはなし!だった桜木みなと(さくらぎみなと)さんの三番手昇格は(多分)確定ですね。
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客席降りもあります!『オーシャンズ11』

星組と花組の細かな演出は覚えていませんが、今回の宙組は「ダニーを探せ!」的なシーンでしドタバタ騒ぎになりますが、客席降りもあります!

ダニーやテスが客席から登場するシーンもあり、舞台だけでなく客席も使った立体的な演出が非常に映えていました。

ダニー・真風涼帆さんの囚人番号

以前「宙組『オーシャンズ11』配役発表!期待と初演からの配役比較まで!」という記事の中で、書いた「オーシャンズ11」雑学。

初代のダニー・星組の柚希礼音(ゆずきれおん)さん、2代目の蘭寿とむ(らんじゅとむ)さんの囚人番号に共通性があり、3代目ダニーの真風涼帆さんはどうなんだろう?

ということだったのですが・・・

この共通性は「お誕生日」でした。

今回の真風ダニーの囚人番号は「718」。

やっぱり真風さんのお誕生日(7月18日)を使ってくれた、小池先生の遊び心に「クスッ」と客席で笑わせてもらいました。

小池先生の遊び心ある演出、大好きです。

 

↓↓【関連記事】

宙組『オーシャンズ11』配役発表!期待と初演からの配役比較まで!
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初舞台の105期生達は

105期生の初舞台口上

↓↓毎年の恒例ながら105期生の顔写真と芸名のパネルがロビーに置かれ・・・

1

↓↓口上の日程も張り出されていました。

105期生は『オーシャンズ11』開演前に宝塚の正装、黒紋付に緑の袴姿での「口上」がありました。

初日の口上メンバーは

音彩惟(ねいろ ゆい)さん、夏希真斗(なつき まなと)さん、詩ちづる(うた ちづる)さん

105期生を代表してトップバッターですから、緊張されていたかもしれません。

それでも姿勢を正しキリッとした表情で並ぶ105期生達。

さすがに舞台人と思わせるものがありますね。

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初舞台生ロケット

さて初舞台生のロケットは毎年衣装も振り付けも注目されます。

今年の衣装は『オーシャンズ11』のカジノのイメージなのか、赤、白、黒を基調に胸のあたりにハート。

これが実にキュートでした。

 

ロケット終盤は銀橋を上手から下手へと列を作って通過するのが比較的定番でしたが、昨年あたりから上手からチーム、下手からチームにわかれて銀橋へ登場。

銀橋で「足あげ」という手法がとられています。

客席が間近なだけに緊張度もアップ?

でもなかなか素敵な笑顔で頑張る初舞台生には、思わず大きく拍手してしまいますね。

 

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この記事では宙組公演『オーシャンズ11』と105期生初舞台の模様を簡単にお伝えしました。

この作品はもう一度観劇する予定なので、リピ観劇後にでもまた改めて詳しい観劇感想を綴りたいと思います。

 

↓↓【関連記事】『オーシャンズ11』での退団者についてはコチラから

宙組『オーシャンズ11』退団者発表!7名の卒業の悲喜こもごもは!【追記あり】
今日は宙組公演『オーシャンズ11』のお稽古集合日。 ハリウッド映画を舞台化し、星組で初演、花組で再演された小池修一郎氏の大作ミュージカルの3度目の上演。 そして、3月1日に宝塚音楽学校を卒業、宝塚歌劇団に入団した105期...

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

コメント

  1. おとぼけ男爵 より:

    すみれ子さん、こんにちは。
    オーシャンズ11、観てまいりました。見終わって、ああー楽しかったあと声に出そうになるこういう作品大好きです。
    おっしゃる通り、小池先生の作品は観客を楽しませるのが本当に上手い!と感じます。
    星組、花組の前2作は、劇場で見ていないので録画を観ただけですが、どの組の作品もそれぞれに素晴らしいと思います。
    やはり作品そのものが魅力的だと、ジェンヌさんたちは見事に表現されますね。
    今回は、クイーンダイアナとライナスが特に印象に残っています。上手い!
    この公演は、すでに仕上がっている感じで、これから楽に向けてどのように進化していくのかしら?と興味津々でもあります。
    それに、初舞台生の口上やロケット、親戚でもないのにうるうるして胸がいっぱいになってしまいます。
    平成最後の観劇は、100%満足で、良いしめくくりになりました。

    • すみれ子 より:

      おとぼけ男爵さん

      ご観劇楽しまれたご様子で何よりでしたね。
      おとぼけ男爵さんがおっしゃる通り、初舞台生の口上とロケットにはいつも感動してしまいます。
      特に今年は珍しく初舞台公演の初日を観劇しましたがので、まさに彼女達が舞台に立つ「初めて」の瞬間に立ち会うと思うと、ドキドキ。
      親でも親戚でもないのに(笑)。
      いつまでのあの笑顔でいてほしい、がんばって成長してほしい、様々な思いがあふれてきました。

      来週は礼和ですね、平成最後で礼和最初の初舞台生の成長、宙組『オーシャンズ11』の進化、どちらも楽しみなものです。

  2. おとぼけ男爵 より:

    すみれ子さん、こんにちは。
    初日をご覧になったのですね。羨ましい!
    私は明日行く予定なので、今からソワソワしています。
    楽しさと心地よい緊張感が記事からも伝わってきて本当に楽しみです。
    リピ観劇後のレポートも、楽しみにしております。

    • すみれ子 より:

      おとぼけ男爵さん

      もう観劇されたのかなぁ?と思っておりますが、いかがでしたか?
      作品によっては余韻に浸るモノ、なかにはドーンと問題提起を含んでいるか?みたいな作品もありますよね。
      でも『オーシャンズ11』は観客としては軽く楽しんで「豪華で良いモノ観た」と思えるのが、私は好きです。
      そしてどんな世界感であっても、いつも観客の満足度を念頭にした小池先生の演出にはひたすら拍手!なんて思っています。

      またご感想、教えてくださいね。

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