宝塚チケットの値上げ!SS席、S席、宝塚は?東京は?

2019年4月

今日(4月22日)、2019年の秋からチケットが値上げになることが発表されました。

値上げの対象となるのは、宝塚大劇場、東京宝塚劇場ともにSS席とS席。

A席とB席、そして最後部の当日B席も現行通りです。

それでも・・・

遥か遠い昔のS席600円+ファミリーランドの入場料という時代は、子供のお小遣いでも楽しむことができた宝塚歌劇。

今や日本を代表するエンターテイメントの一つとなり豪華で素晴らしい舞台作りのためには、経費もかかるんですよ!と言われれば納得せざるえないですが、庶民ファンの懐具合からすると、500円の値上げも厳しいものです。

この記事では宝塚が今秋から予定している、チケット値上げについてのお届けします。

 

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宝塚歌劇団のチケット代値上げ

現在も宝塚大劇場と東京宝塚劇場ではS席の料金が、8,300円と8,800円と差がありましたが、今回の値上げでは、差額は700円になります。

以下大劇場、東京宝塚劇場に分けて記載すると

宝塚大劇場の現行・改定後のチケット代

席種 本公演 新人公演
SS席

12,500円
(12,000円)

5,300円
(5,200円)
S席 8,800円
(8,300円)
4,200円
(4,100円)
A席 5,500円 3,000円
B席 3,500円 2,500円

( )内が現行料金

2階席17列目(当日B席)は据え置きで2,000円(新人公演1,500円)

東京宝塚劇場の現行・改定後のチケット代

席種 本公演 新人公演
SS席

12,500円
(12,000円)

5,300円
(5,200円)
S席 9,500円
(8,800円)
4,200円
(4,100円)
A席 5,500円 3,000円
B席 3,500円 2,000円

( )内が現行料金

※ B席2階席16列目は、据え置きで2,500円(新人公演1,500円)。

 

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チケット代値上げの理由は何?

まず消費税が8%から10%に上がるのが2019年の10月に予定されています。

今回のチケット代の値上げは劇団の発表によると「消費税増税のため」とは謳っていません。

 

音響や照明といった舞台装置が高度化するとともに、演出も多様化しており、公演にかかるコストが従前よりも増加してきております。こうした変化に対応しながら、宝塚歌劇はこれからもオリジナリティを追求し、華やかでクオリティの高い公演作品の提供に努めていきたいと考えております。

(出展:宝塚歌劇団公式サイト)

 

あくまで演出の多様化により、よりクオリティの高い作品作りのための値上げと発表されていますね。

確かに昨今の宝塚の舞台は映像が駆使され、より立体感のある作品を観ることができるようになりました。

また宝塚以外のミュージカル作品は東宝の『エリザベート』を例にしとっても、S席料金が14,000円。

少しお手頃か・・・と言う作品でもS席13,000円というのは普通になりつつあります。

その中で考えれば宝塚歌劇という、衣装(衣装に関しては文句なしに他よりも豪華で質もいいと思っています)、舞台機構、照明などのスタッフを時前でかかえて、生のオーケストラ演奏付きの舞台はお手頃感あると言えなくもないのですが、それでも・・・ですよね(^^;)

 

 

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宝塚チケットの前回の値上げは・・・?

宝塚歌劇のチケットが前回値上げされたのは、2014年でした。

この時は消費税が5%から8%に上がり、それに伴うチケット代の値上げとうたっていた記憶があります。

そして2014年3月まで(消費税5%の時)に発券されたチケットは値上げ前の価格、2014年4月に発券されたチケット(消費税8%に変更後)は改定後の価格。

つまりまったく同じ演目、そしてまったく同じ日のチケットでも消費税5%の料金、そして消費税8%の料金が混在していたので、観客としては戸惑いがありました。

まぁ・・・国が決めたことに従ってそうなっているのだろうと考えましたが。

 

今回は増税という言葉は使っていないので、仮に消費税10%の増税が先送りされることになっても、チケット価格の改定はそのまま行われるということですね。

 

 

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チケット代の値上げで宝塚が救われる?

 

その昔、宝塚歌劇団が阪急電鉄の一部として、採算がとれなくても良いという考えの時代もありました。

これは要するに阪急電鉄を観劇するお客さんが利用して、そこで黒字であれば宝塚本体は赤字でも許されていたのです。

・・・が、今は宝塚歌劇として独立で採算がとればければ、阪急ブレーブスの二の舞になる。

そう考えると、愛しい歌劇団が残り、今も私達ファンに夢を見続けされてくれるのだから、500円の値上げに「コーヒー1杯を節約すれば・・・」と思ってはいますが、1年通算すればずいぶん宝塚に貢献している身としては厳しいなぁとしか言えません(汗)。

私の記憶が正しければ前回の値上げでは

SS席11,000円 → 12,000円

S席    8,000円 →   8,300円(大劇場)

それのみならずSS席が大幅に増えて(つまりS席がSS席になったり)、逆に2階席前方の上手、下手がS席からA席になったり、悲しい反面、嬉しいこともありました。

(個人的に2階席前方上手、下手側は好きなこともあって・・・)

 

批判でも何でもありませんが、かなり懐具合にも響く可能性がある宝塚のチケット代の値上げ。

これは私だけの問題ではなく、おそらく多くの宝塚ファンの方も「えーーーっ!」と思われたのではないかと思います。

 

(FCに入会されて生徒さんを応援されているファンの方の場合、FCのお取次ぎは基本がS席ですね。ご贔屓様の公演なら10回ぐらい観ます!なんてファンならば宝塚大劇場で5,000円。東京宝塚劇場ならばS席10回で7,000円。やはり痛いところですね)

・・・ということで、この記事では宝塚歌劇のチケット値上げについてのニュースをお届けしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

  1. うみひこ より:

    すみれ子さん
    この値上げ、東京宝塚劇場メインの小生としましては、なかなかに衝撃的なニュースでした。自分は大劇場公演をどの公演も4回程度観劇しているので、結構なインパクトです。
    東京メインの人ももっと宝塚大劇場に来て欲しい、という劇団の意図・メッセージなのかな、と思いました。

    しかし劇団の配慮的なものを感じたのは、A席・B席を値上げしなかったことです。恐らく立見席も。だから消費税対応とはしなかったのかな?
    修学旅行ではB席が使われることが多いですが、こういう需要を失ってしまうと将来のファンを呼び込めなくなってしまうと考えたんでしょう。また立見席はお金はないけど舞台を生で観たい、という人の受け皿として素晴らしい制度なので、こういうところが会社のCSR活動だなーと思うわけです。(あの素晴らしい3時間の舞台を1,500円で観れる!って他にないですよ。東京の場合。たぶんその部分だけだと採算取れてないと思う。)

    さてと、自分はご贔屓がいる組以外は当日B席or立見メインに戻るかな。
    とは言え、今週土日とも花組CASANOVAですが。。。

    • すみれ子 より:

      うみひこさん

      数百円の値上げもチリが積もれば・・・でだんだん大きくなるなぁと思いましたが(ヅカファン復帰した12年ぐらい前からですが)、おっしゃる通り宝塚歌劇は若くまだ経済的に大変なファンにも配慮したチケット価格ですね。
      近場に本格的なクラシック向けホールがありますが、行ってみたいコンサートも「おお、宝塚の方がはるかに手頃だ!」に落ち着くことが多いです(^^;)

      東京は絶えず満席と言われていたのが、昨今はファンにとっては深刻なチケット難。さらに今は大劇場も「フラッと出かけて当日券で観る」なんてかなわないですから、強気で攻めているという気がしないでもないですが、宝塚が業績好調ということは未来を考えるとファンにとってはありがたーーーーいことなのだと思います。

      土日のCASANOVA、いいですね〜。
      私もライブビューでゆきちゃんの卒業を祝福する予定です。

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