2001年、2006年の『ベルサイユのばら』
2001年の『ベルサイユのばら』は東西同時上演。
つまり宝塚大劇場と東京宝塚劇場で同時に違った形の『ベルサイユのばら』が上演されるという、一種お祭りムード的な再演となっています。
星組はオスカルを演じた稔幸(みのるこう)さんとアントワネット役の星奈優里(ほしなゆり)さんトップコンビの退団公演。
アンドレは香寿たつき(こうじゅたつき)さん、彩輝直(あやなおき)さん、水夏希(みずなつき)さんの役替わりでした。
↓↓2001年星組『ベルサイユのばら 2001』
一方の宙組はゴールデンコンビ、和央ようか(わおようか)さんと花總まり(はなふさまり)さんによる「フェルゼンとマリー・アントワネット編」。
こちらもオスカルとアンドレは、彩輝直(あやなおき)さん、水夏希(みずなつき)さんのお二人での役替わり。
そしてこの作品は第87期生(龍真咲、早霧せいな、沙央くらま他)の初舞台公演です。
↓↓2001年初舞台の87期によるロケット(曲はLa Marseillaise他)
↓↓2001年宙組『ベルサイユのばら 2001』インタビュー番組
当時の和央ようかさん、花總まりさんの『ベルばら』にかけた想いを感じられる映像ですね。
次にマリー・アントワネット生誕250年記念として、2006年には星組で『ベルサイユのばら フェルゼンとマリー・アントワネット編』、雪組で『オスカル編』が再演されます。
↓↓2006年星組『ベルサイユのばら フェルゼンとマリー・アントワネット編』
2006年雪組版で朝海ひかる(あさみひかる)さんのオスカルがペガサスの馬車に乗り、この作品がクレーンを使ったペガサスにまたがるオスカルの最初となりました。
↓↓2006年雪組『ベルサイユのばら オスカル編』
劇画の『ベルサイユのばら』はもちろんのこと、宝塚の『ベルばら』も海外からも注目されている作品。
そんな理由で訳詞がついた↑↑動画。
途中、朝海ひかるさんが乗った、ペガサスも登場しています。
上演年・組 | タイトル | |
2001年星組 | ベルサイユのばら2001 オスカルとアンドレ編 | |
2001年宙組 | ベルサイユのばら2001 フェルゼンとマリー・アントワネット編 | |
2006年星組 | ベルサイユのばら フェルゼンとマリー・アントワネット編 | マリー・アントワネット生誕250周年記念 |
2006年雪組 | ベルサイユのばら オスカル編 | マリー・アントワネット生誕250周年記念 |
オスカル | アンドレ | フェルゼン | アントワネット | |
2001年星組 | 稔幸 | 香寿たつき | 安蘭けい | 星奈優里 |
2001年宙組 | 彩輝直 水夏希 ※役替わり |
彩輝直 水夏希 ※役替わり |
和央ようか | 花總まり |
2006年星組 | 大空祐飛 霧矢大夢 朝海ひかる 貴城けい 水夏希 ※役替わり |
安蘭けい | 湖月わたる | 白羽ゆり |
2006年雪組 | 朝海ひかる | 安蘭けい 貴城けい 水夏希 ※役替わり |
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平成の『ベルサイユのばら』でも役替わりがすごい!と思いますが、この頃は組を超えて大忙しの役替わりですね。
ところで・・・
2006年の『フェルゼンとマリー・アントワネット編』新人公演で主役フェルゼンを演じたのは、後に100周年の記念すべき年に宝塚を牽引していたトップスター・柚希礼音(ゆずきれおん)さんです。
↓↓4. 2013年&2014年の月組、雪組、宙組『ベルサイユのばら』&海外公演
コメント
ちはるCLUB さん
地方公演についても触れて書こうとしましたが、あまりに多くて。
松あきらさんは、『ベルばら Part2』でフェルゼン、1977年地方公演でアンドレ、79年地方公演でオスカルを演じて「ベルばら三冠王」と言われているそうです。
懐かしいですねぇ、松あきらさん。
花組トップ時代に『紅はこべ』でのパーシーがカッコよかったです。
舞小雪さんも大人っぽい雰囲気のある娘役さんでしたね。
私が札幌に住んでた頃の地方公演でのオスカルは確か松あきらさんだったと思います。
ちなみに『風と共に去りぬ』のスカーレットは舞小雪さんでした。
両方ともちょっと飽きてます。『エリザベート』も再演三昧で飽きるのかしらと恐怖です。