エリザベートのあらすじ、宝塚版上演歴、歴代キャストも振り返りから2018年月組まで!

宝塚コラム

エリザベート上演の歴史と主な配役の表

オーストリア発のミュージカル『エリザベート』を日本に輸入したのが宝塚の奇才と呼ばれている小池修一郎先生です。

それが1996年でした。

 

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初演メンバーの皆さんは初日の客席から流れる「とんでもないものを見た」という空気をよく覚えているそうです。

以来、再演に次ぐ再演がなされる大人気作品となりました。

宝塚での大成功を受けて、東宝舞台でも何度も上演されています。

宝塚でも本公演以外にガラコンサートという名目で、アニバーサリーイヤーに歴代キャストの皆さんが集合するイベントも大盛況。

 

↓↓初演から20周年を記念しての「ガラ・コンサート」

 

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そして再演が多いからこそ、長く宝塚ファンでいる方は歴代のキャストを比べる楽しみ方もありますよね。

これまで9回上演されている『エリザベート』の主要キャストの一覧表はこちらです。

 

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↓↓上演年と歴代主要キャスト

 

公演年/組 トート エリザベート フランツ ルキーニ ルドルフ
1996/雪 一路真輝 花總まり 高嶺ふぶき 轟 悠 香寿たつき(宝塚)
和央ようか(東京)
1996/星 麻路さき 白城あやか 稔 幸 紫吹 淳 絵麻緒ゆう
1998/宙 姿月あさと 花總まり 和央ようか 湖月わたる 朝海ひかる(宝塚)
樹里咲穂(東京)
2002/花 春野寿美礼 大鳥れい 樹里咲穂 瀬奈じゅん 彩吹真央
2005/月 彩輝 直 瀬奈じゅん 初風 緑 霧矢大夢 大空祐飛
2007/雪 水 夏希 白羽ゆり 彩吹真央 音月 桂 凰稀かなめ
2009/月 瀬奈じゅん 凪七瑠海
(特出)
霧矢大夢 龍 真咲 遼河はるひ
青樹 泉
明日海りお
2014/花組 明日海りお 蘭乃はな 北翔海莉
(専科)
望海風斗 芹香斗亜
柚香 光
2016/宙 朝夏まなと 実咲凜音 真風涼帆 愛月ひかる 澄輝さやと
蒼羽りく
桜木みなと

 

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全編通して、ほとんどが歌のナンバーで進んでいく『エリザベート』。

歴代トート閣下を見てみると、必ずしも歌ウマトップさんの時に上演するわけでもないようですね。

トート閣下のイメージとは正反対のトップさんもいらっしゃいます。

自身を「エリザベート芸人」と呼んでいるほど『エリザベート』には縁のある瀬奈じゅん(せなじゅん)さん。

お稽古期間のことを「エリザベート地獄」と仰っていたので、歌の苦手なトップさんにあえて演じてもらって克服してもらう狙いもあるような気がしますね。

タイトルロールでもあるエリザベート役は、トップ娘役の中でも更に限られたスターさんしか演じることができません。

演じてみたい役に「エリザベート」を挙げる娘役さんもたくさんいます。

その中で、2度もシシィを演じている花總まり(はなふさまり)さん。

 

↓↓エリザベートを演じる花總まり

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「宝塚の女帝」と言われた所以がここにありそうです。

 

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↓↓東宝版『エリザベート』でもタイトルロールを演じた、花總まりさん

『エリザベート』2016PV【舞台映像Ver.】

ちなみに花總まりさんは、東宝版にも出演。

こちらでもタイトルロールを演じてとても高い評価を得ています。

 

近年のルドルフ役は役替わりが恒例化しているようで、どのバージョンを観るか楽しみが広がりますよね。

 

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↓↓↓エリザベートはなぜそんなに再演されるの?その魅力に迫ります!

コメント

  1. 路線ノル香 より:

    うみひこさま

    ノル香宛ての初コメント、ありがとうございますー!とっても嬉しいです!

    ええ…瀬奈シシィの首と肩幅と二の腕、彩輝トートさえも絞め殺せそうで…
    フィナーレのデュエットダンスは彩輝さんが心配でおろおろしてしまいました(笑)
    ご本人がいちばん「シシィは私じゃないだろう!!」と思っていたのでしょうけどね…

    ゾフィー最期のそのエピソードは初めて聞きました!
    シシィ外出時に暴漢に襲わせていたとかいうゾフィーの酷い嫌がらせを受けながらも、「最期くらい…」と思ったのでしょうかね。
    帝王教育と帝国にだけ捧げ続けたゾフィーの人生を思うと、そういう気持ちになったのかもしれませんね。
    シシィが優しくて聡明な女性であることがなんとなく窺えます。

  2. ちはるCLUB より:

    「ルキーニの法則」、新人公演は無効なんですね。

    明日海さんのルドルフが見たかったので、嬉しいです。
    古本で瀬奈トートのプログラムを入手しました。でも、テレビで見たのは青樹ルドルフでした。

    明日海トートは私の中で最強です。

    美弥ルキーニが観たかった……。

    • すみれ子 より:

      ちはるCLUBさん

      私も美弥さんのルキーニ、ちょっと怪しい色香がありそうで興味あったのですが。
      でもフランツの心情を抑えた中で、もがく姿を美弥さんがどう演じるのか期待できる!と思い直しているところです。

      トートを演じる人によって、作品の色って変わりますね。一昨年の宙組公演前に、ほぼ全部の上演を観て思いました。
      ご贔屓トートがファンそれぞれにいるの、なるほど・・・と思いましたよ!

  3. うみひこ より:

    ノル香さん
    いやーすごい大作コラムですね。勉強になりました!
    瀬奈じゅんさん「エリザベート地獄」に笑いました。CSでやってた歴代エリザベートで、シシィのソロの場面を見比べたことがあるのですが、瀬奈さんシシィの首の太さと上半身のガッシリ感に衝撃を受けました。。。めっちゃ強そう。ゾフィーなんか、軽く絞め殺せそうです。

    でも史実?で自分が好きなのは、ゾフィーが老いて病気になった時に看病して最期を看取ったのはシシィだった、というエピソードです。 ではでは。

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