ノル香のおすすめエトワール
美しい高音をお持ちの娘役さんが務めるスタンダードなエトワールスタイルがやはり一番人気。
その中でも、宝塚ファンはそれぞれにお気に入りのエトワールがいらっしゃることと思います。
こちらではノル香がこれまでに観てきた中で特に好きだったエトワールをいくつかご紹介してみたいと思います。
まずは、元月組トップ娘役の彩乃かなみ(あやのかなみ)さんのエトワール。
↓宙組『テンプテーション』にて。
↓宙組『レビュー伝説』にて。
このときはどちらともまだトップ就任前で、路線娘役の頃。
新人公演のヒロインもたくさん経験し、本公演でもかなり大きな役を続けて演じていらっしゃったので、トップ就任は目前という時期でした。
可愛らしいビジュアルもエトワールに相応しく、なによりノル香はみほこちゃん(愛称)の声質が大好きでした。
とても透き通っているのに膜が1枚張ったような柔らかさがあり、活舌も滑らかで優しく、いつまでも聴いていたいような歌声です。
エトワール用の曲にはいろいろなパターンがあり、アレンジ方法や、どの主題歌を歌うのかも重要ポイント。
歌い手さんの如何に関わらず、楽曲の素晴らしさが高い評価を得ている『エリザベート』のエトワールはやっぱり大好きです。
↓花組『エリザベート』にて花乃まりあさんによるエトワール。
エリザベート
まりあちゃん初のエトワール♥️
美!美!美!#よもぎが選ぶベストオブ花乃まりあ特集 pic.twitter.com/Wm6XEDJ070— よもぎ (@_yomogi_m) 2017年2月4日
ドレスに軍服用のマントを片方だけ掛けるスタイルもとても素敵。
大好きな『エリザベート』がもうすぐ終わってしまう寂しさを感じながら、「ああ、やっぱりこのエトワールが好きだ!」といつも感動します(*^^*)
最後にご紹介するのは、やっぱりこのお方。
宝塚出身の歌のおねえさん、はいだしょうこさん(宝塚時代の芸名は千琴ひめか)。
いくらエトワールを務める娘役さんが歌うまとは言え、こんなレベルの歌唱はなかなか聴くことができません!
↓『ベルサイユのばら』のエトワール
ほんと、私がこどもの時のお兄さんとお姉さん最強やと思っております
しょうこおねえさん狂おしいほど好きです。
ちな、専フェスの宣伝動画で使ったあいあいあいやっほほーはしょうこおねえさんのファミリーライブの音源。
そしてしょうこおねえさんのエトワールはほんと神ってる。好き。 pic.twitter.com/XyaOyeGXtU— 一関 優香 (@luv_sin_k) 2017年2月16日
アカペラでこれだけの長さを歌うこと、まるで楽器のように正確で自由自在な音程、ベルサイユのばらの格調高い世界観を見事に表した表現力。
これは「伝説のエトワール」と呼ばれています。
テレビでお見かけするしょうこおねえさんは天然系のほんわか可愛い方なので、そのギャップにもびっくり!ですよね。
エトワールを務めることはのちの芸能活動にも影響する?!
現在、テレビ東京系列でレギュラー放送されている『THEカラオケ☆バトル』という番組があります。
のど自慢の芸能人・歌手たちが出場して、カラオケ採点機を使って順位を争うという趣旨の番組です。
この番組には宝塚枠のようなものがあり、これまでにたくさんの歌うまOGさんたちが出場してきました。
「すみれ子の宝塚百科事典」でも、これに関する記事を以前に書いたことがあります。
ここでOGの皆さんが驚異の歌姫として紹介されるときに、エトワール経験も紹介されることがよくあります。
これまで、宝塚を卒業してもテレビで活躍できるのは、元トップの、しかもその中でもほんの一握りのOGさんたちだけでした。
しかし、この番組によって「宝塚の歌唱レベルはやはりとんでもない」というイメージが世間に周知され、この番組をきっかけに仕事が激増したOGさんもたくさん。
きっとテレビ局側も「エトワール経験者はすごいんだ!」というイメージが固まったはずです。
現役時代にエトワールを務めた数というのは、退団後の芸能活動を左右するほどの加点ポイントになる時代とも言えますね。
エトワールまとめ
宝塚を象徴するキーワードには、「背負い羽根」「黒燕尾」「大階段」「ロケット」などいろいろなものがあります。
「エトワール」も間違いなくその中の一つであり、作品に絶対に欠かせない存在です。
エトワールのない公演なんてものがもしあったら…たぶん大ブーイングでしょう(;^ω^)
それほど、エトワールはファンに愛されている役割ということです。
どの公演の初日にも、「今度のエトワール、〇〇さんだってー!」という話題でもちきりになります。
作品内でソロパートを与えられるのとはまたちょと意味合いが違うので、やはりエトワールというのは宝塚独自の文化と言って良さそうです。
ノル香個人的には、路線に乗っている乗っていない関係なく、歌のとっても上手な素敵な娘役さんが輝ける場所であってほしいな~と思います。
↓雪組『Dramatic “S”!』にて真彩希帆さんのエトワール。
宝塚はやっぱり男役さんが花形であるため、なんとなくエトワールは娘役さんが主役になれる貴重な場面という感じがするので(*^^*)
皆さんも、ぜひお気に入りのエトワールを見つけてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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