宝塚ファンをするための費用、年間で合計いくら??
さて、ここまでに挙げてきた年間合計金額を総合計してみると…(うう、怖い…!)
チケット代→10万円
メディア代→39,000円
紙媒体→25,000円
スカイステージ→48,000円
ファンクラブ関連→51,000円
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合計 263,000円
という金額が算出されました。
月当たりで割ると1か月22,000円程度。
趣味代としては月2万円というのは…高額というわけでもないように感じます。
贔屓組を1作品3回観て、雑誌も買って有料放送も見てファンクラブにも入ってファンイベントにも参加して…という結構な「沼度」なんですけどね。
…でもこれもノル香の感覚がもう麻痺してしまっているので何とも断言できないのですが…(*_*;
とはいえ、月額2万円なら「宝塚はお金持ちのマダムが楽しむ趣味」というイメージではないのではないでしょうか。
他にも公式グッズや公演プロマイドなど、欲しいものはいくらでもありますが(笑)それを入れても月3万円で足りるなら…驚くような金額ではないかなと思います。
宝塚ファンのお財布事情【ノル香の場合】
ひとりのヅカファンとして、最後に参考までにノル香のヅカ費用のお話を。
ノル香は、ヅカファン期がふたつに分けられます。
第1次ヅカファン期は、独身・東京での実家暮らし・正社員。
第2次ヅカファン期は、既婚・地方での夫婦暮らし・ライター業(フリーランス)。
と、環境がまったく変わってしまいましたので、宝塚にかけられるお金もだいぶ変わりました。
お金が変われば動き方も変わらざるを得ない。
ファンになって間もない頃は、宝塚に限らず誰でもいちばん鼻息が荒くなるときです。
スポンジが水を吸収するようにあらゆる情報を短期間で脳内に蓄積し、少しでも前方席に行き目線を頂いて、少しでも多く観劇する!というシーズン。
ノル香はこのときの環境をフルに使い、友人にはちょっと言えないほど劇場通いをしました。
勤務先から日比谷まで30分という好条件も加わり、仕事終わりの18時半公演にも出没し、1公演につき10回以上は…
それでも節約できるところは節約に努めておりました。
大劇場への遠征に新幹線や飛行機を使ったことはありませんでした。
専ら夜行バス。(博多でも)
金曜日の夜に出発し、土曜日にマチソワして日帰りでまた夜行バスに乗って日曜の早朝に帰る。
グッズは基本的には買わない。
泊まりになるときはゲストハウスを使う。
そのおかげか、それだけ観たのに貯金もずいぶんできました。
そして、現在のファン第2次シーズン。
とにかく自分のためだけに使えるお金は独身時代の半分以下、いや1/4以下…?になりましたので、とにかくケチる!ケチる!ケチる!
チケットは基本的にB席。
視線が欲しい!どうしても欲しい!というシーズンはもう過ぎまして、今は作品の奥行きや生徒さんの特性やポテンシャルを見定めるのが楽しいのでB席で充分です。
(そりゃ…できれば視線もウインクも欲しいですけど…)
先日初めて当日券に並び、2500円の当日B席をゲットして味をしめまして。
きっとまたトライするでしょう。
もちろん移動はすべて高速バス。
フリーランスなので平日に動けることが最大のメリット。
泊まりの遠征になった時の宿代もバス代も平日料金なので、ゲストハウスやユースホステルに泊まれば1泊1,500円~2,000円、バス代も東京まで3~4千円、大劇場までは1,500円ほど。
東京や宝塚にたくさんある美味しそうなお店でランチやモーニングしたいけど…
ひたすら視界に入らないようにして(笑)、家から持参したおにぎりを昼夜かじり続けます。
いつか書いてみたいと思いますが、最近のゲストハウスやホステル、本当に快適なんですよ~。
そうすると、月に1回B席で観ても年間42,000円、その都度の移動代で年間約27000円。
合計69,000円。
そこにたまの宿泊費や公演ごとのお茶会費が入っても…11万円くらいでしょうか。
月割にすると1万円に届かないくらいですね。
もちろん、それ以外にも買い物をしたり遊びに行ったり友人と食事したりするのでお小遣いは1万円などでは足りませんが、あくまで宝塚費という面ではこんなもんかなと思います。
もちろんファン第1次シーズンは「B席なんてぜったいヤダ!」と思っていましたので、ファン歴が長くなってきたからこそのこの活動内容なんですけどね。
宝塚ファンのお金の使い方まとめ
今回ご紹介したのは宝塚ファンとしての基本活動。
このほかに「会服」といって、入り待ちと出待ちの際にファンクラブ会員が身に付けなければならないアイテムを購入することも。
多くはスカーフやストールなど、洋服の上からサッと身に付けられるアイテムが多いですね。
会員全員が強制購入ではないのですが、ファンクラブ会員として入り出待ちの列に参加するなら必ず身に付けなければいけません。
この「会服」が5千円~8千円ほど。
公演ごとに新しいものを買う必要があります。
他には…贔屓の生徒が退団するときにはいろいろとイレギュラーな費用がかかってきます。
もちろん最後の姿を何度でも観たい!というわけでチケット代もいつもの何倍もかかりますし、千秋楽の日に着る真っ白の会服(これはスカーフだけではなくジャンパーなど)が1~2万円ほど。
フェアウェルパーティーと呼ばれる千秋楽終演後の卒業パーティーもありますし、遠方のファンなら宿泊費もかなりかかります。
贔屓の退団公演では100万円かかる?!なんて説を唱える人もいたりします。
宝塚は芸事の世界なので、歌舞伎や相撲で言うところの「タニマチ」という存在があります。
贔屓の生徒さんを出世街道に押し上げるためには、上限のない支援・出資が必要なのも事実。
その生徒さんのファンクラブからたくさんチケットを買ってあげるべきですし、「お花代」と称される寄付金もできるだけ多くあったほうがいい。
その辺がどうも世間的には「宝塚はお金持ちのマダムの趣味」というイメージに繋がっているような気がします。
他にも、前方席のチケットをなるべく毎公演回してもらうためにはファン同士の交流も必要になりますし、そのためのお付き合いも必要です。
「この前、無理言ってチケット取ってもらっちゃったから今度のお茶会には行ってあげないと…」
こんな感じです(;^ω^)
でもそのような交際費も自分の判断で決めればいいことですし、「可能な範囲で」と楽しんでいるファンがほとんどです。
今のノル香のように、チケット代捻出のために交通費や宿泊費を節約したり、ふるさと納税を上手に使ったり。
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宝塚は、お金をかけようと思えばいくらでもかけられてしまう趣味でもありますが、決して「お金持ちの趣味」でもありません。
どうか無理なく、罪悪感もそれほど感じない程度に上手に楽しんでくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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