宝塚『サヨナラショー』って?内容と詳細に迫る!

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サヨナラショーの費用は誰が負担するの?

さて、このサヨナラショーというのはそのスターさんの最後を飾る大感動のセレモニーである一方、なかなかシビアな面もあったりします。

「サヨナラショーをやりましょう」という決定はもちろん劇団が出すのですが、費用は生徒さん持ち。

衣装代やその退団公演に関わっているすべてのスタッフの人件費なども、全部生徒さんが負担するようです。

サヨナラショーのお稽古の時間もあるので、一体どこまでの人件費を支払うのか細かい点は不明ですが…

例えばトップスターさんだったら、30分のサヨナラショー+退団挨拶時間+カーテンコール時間があるわけです。

つまり劇場スタッフ全員をそれだけの時間延長して拘束するだけの人件費は間違いなく発生します。

どこまでしっかり人件費を算出するのは不明ですが、きっと各関係者への協力お礼金みたいな心付けとして渡す場合もあるのでしょう。

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あとはもちろんサヨナラショーの演出をしてくれた演出家や振付の先生もいらっしゃいますし、衣装も劇団から借ります。

衣装と言えばほとんどの生徒さんはサヨナラショーで着る衣装を1着は新調します。

↓朝夏まなとさんのサヨナラショー用新調衣装。光沢のあるクリーム色、綺麗ですね~

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もちろんこれも生徒さん負担。

後にも先にもこの日しか着ない衣装ですから、ファンを喜ばせるために作ってくださるなんて贅沢ですよね。

しかも、一緒に退団する生徒さんがいたら、その生徒さんたちの費用(最後に持つブーケは各自支払い)もトップさんが一緒に出してくださるので、ご一緒できる方はラッキー。

つまりサヨナラショーにほぼタダで出演できるんですから、ノル香がもしタカラジェンヌなら絶対にトップさんと一緒に辞めます!!(笑)

サヨナラショー以外でも、とにかくお金がかかる退団公演。

たぶん、千秋楽終演後にホテルで行われるフェアウェルパーティーは、パーティー自体は参加者の会費制ですが、会場の飾り付けからいろいろを考えると持ち出し???

その辺りは不明ですが、結婚披露宴をイメージして考える程度の持ち出しはありそうな気が・・・???

サヨナラショーを行わない生徒さんでも、ただ緑の袴で大階段を降りるだけでもかなりのお金がかかると聞きます。

退団発表があると、その生徒さんのファンクラブは退団資金を集める用の新しい口座を開設したりもするとか。

中には緑の袴をはかずに別箱公演で退団される生徒さんもいたりしますが…

退団関連の費用が捻出できないという背景もあったりするのかな…なんて考えてしまいますね。

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サヨナラショーを行えるスターさん、トップ以外では?

さて、サヨナラショーを行うことのできる生徒さんは、

  • トップスター
  • トップ娘役
  • 正式2番手スター
  • 別格男役スター

と、前述しました。

トップコンビはもちろんサヨナラショーを行います。

そして、「正式2番手」さん。

二番手男役スターのさよならショー

これまでに、2番手用の羽根を背負って「その組の正式な2番手」であったにも関わらず、劇団の方針でトップになれなかったスターさんが2名いらっしゃいます。

  • 元花組の朝香じゅん(あさかじゅん)さん
  • 元雪組の彩吹真央(あやぶきまお)さん

このお2人にトップスターとして足りないものは、「運」。それだけでした。

お2人が退団発表をした時のファンの衝撃と動揺はもうすさまじいものでした…。

これだけ組を、トップさんを支えてきて1作もトップとして舞台に立たせてあげないまま退団を促すなんて…ノル香もいまだにこれは劇団の大失敗だったと思っています。

しかし、せめてものはなむけということなのでしょうか、お2人ともにサヨナラショーを行いました。

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↓朝香じゅんさんのサヨナラショー。

2番手がサヨナラショーを行うなんて、絶対にあってはならないことなんですが…

でもサヨナラショーがないよりも、幾分かは心の慰めにはなりました。

二度とこのようなことがないよう、劇団は人事を徹底してほしいと思います。

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サヨナラショー、別格男役スターの場合は?

そして、「別格男役スター」という立場でのサヨナラショーもありました。

まずは、過去15年くらいでトップ or 2番手以外でサヨナラショーを行ったスターさんを挙げてみましょう。

  • 専科 汐風 幸(しおかぜこう)さん
  • 専科 初風 緑(はつかぜみどり)さん
  • 専科 伊織直加(いおりなおか)さん
  • 専科 樹里咲穂(じゅりさきほ)さん
  • 星組 涼 紫央(すずみしお)さん
  • 宙組 悠未ひろ(ゆうみひろ)さん

専科スターの方が多いですね。

というのも、当時は「新専科制度」というものが発足したばかりで、各組の2~3番手が一斉に専科へ異動となりました。

全組にフレキシブルに出演する中で、劇団はその組との相性を見たりトップとしての資質を見たかったのでしょうか。

中には、見事トップスターとなって古巣の組へ凱旋帰国した人、初めましての組にトップとして落下傘する生徒さんもいましたが、トップには手が届かなった人も。

その生徒さんたちが主に専科生としてサヨナラショーを行った、という感じです。

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この皆さんが自主的に退団を申し出たのか、劇団から肩たたきがあったのかは分かりません。

しかし、彼女たちの貢献を考えれば、サヨナラショーを行ってしかるべしと劇団が判断したのでしょうね。

トップに手が届かなったのは非常に残念ですが、ファンの気持ちは多少なりとも救われたでしょう。

特に樹里咲穂さんにおいてはかなり例外的な退団ロードでした。

花組公演『マラケシュ-紅の墓標-/エンター・ザ・レビュー』で本公演最後、この千秋楽でサヨナラショーを行いました。

普通はここで緑の袴で大階段を降りて退団、なのですが、このあとに樹里さん主演の別箱公演『アーネストインラブ』がありました。

↓樹里咲穂さん主演の『アーネストインラブ』。蘭寿とむ(らんじゅとむ)さんとの軽妙なやりとりが絶品!

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樹里さんの退団日でもある千秋楽には、台本ではきゅうりサンドにありつけない設定なのに蘭寿さんが突然「食べていいよ」とアドリブ!

実は樹里さんはきゅうりが嫌いなんです…( *´艸`)

サヨナラショーも行って、緑の袴で大階段を降りて、退団パレードもしたのに、さらに公演が続いたタカラジェンヌさん、樹里さん以外にいらっしゃるでしょうか…?

『アーネストインラブ』は樹里さんへの劇団からの餞別ということだと思います。

しかしどうしても日程的に『マラケシュ/エンターザレビュー』前に『アーネストインラブ』を入れることができなかったのでしょうね(;^ω^)

そうしてでも樹里さんに餞別公演をやらせてあげたかったのでしょう。

高い実力とそのお人柄で宝塚を大いに盛り上げてくれた樹里さんに、劇団がいかに感謝していたか分かる例外措置です。

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こうして「新専科」として組替えになった生徒さんも次々に退団され、専科スターさんがサヨナラショーを行うことも近年では見なくなってきました。

そこで気になるのが、涼 紫央さんと悠未ひろさん。

トップに進んでいく「路線」から外れて「別格スター」として活躍するスターさんは各組に今もいらっしゃいます。

でも、その中でもサヨナラショーを行うことができるのはほんの一握り。

つまり、涼さんと悠未さんはその一握りのスターさんということです。

↓悠未ひろさんのサヨナラショーにて、心からの笑顔を見せる悠未さん&凰稀かなめさん。幸せそう!

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専科生で最近退団されたのは、沙央くらま(さおうくらま)さんと星条海斗(せいじょうかいと)さん。

しかし、そのお2人にはサヨナラショーがありませんでした。

つまり、専科スターであろうと別格スターであろうと、サヨナラショーができる人とできない人がいます。

その境界線は非常に曖昧。

現在各組で活躍されている別格スターさんが退団するとき、一体劇団はどう判断するのでしょうね…。

↓↓4.サヨナラショーが観てみたい!!でもチケットなんて取れるの??

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