真風涼帆のトップ就任
真風涼帆(まかぜすずほ)さんは、まぁ様(朝夏)の宝塚大劇場、東京宝塚劇場お披露目公演時に星組から組み替えで宙組へ。
この時将来の宙組トップを見据えての、宙組での二番手就任だったことは、ファンの目から見ても明らかでした。
(とはいえ、大どんでん返しは宝塚の人事にはつきものですが)
生粋の宙組っ子かと思うほど、朝夏まなと体制の宙組に馴染んで、初出演作品となった『王家に捧ぐ歌』ですでに宙組に融合したカラーを放っていたと感じられました。
星組時代には色の濃い役所も多く、もっとクセやアクを感じるかと予想していましたが、良い意味でその予想は覆されました。
今年で研12。
トップになっても早すぎるというわけでもありません。
トップスターに就任する時期というのは、本人が男役として熟する時期が人それぞれであり、また組内の状況、各組のバランスなどで異なります。
それらを合わせて考えた時に、来年(2018年)早々の真風涼帆トップ就任は、ベストタイミングのように見えます。
『VIVA! FESTA! 』のフィナーレ。
黒燕尾服で数小節をまぁ様と並んで踊る振りがありますが、まぁ様と息もぴったりな上、ダンスの名手と言われるまぁ様との並びも負けていません。
十分に真ん中が務まる成長ぶりです。
中詰「YOSAKOIソーラン」で銀橋を中心として「ヤーーーーレンソーラン」と歌う声にも伸びやかさを感じます。
そして・・・
真風涼帆&怜美うららトップコンビ説
これが頭に浮かんだのは『王妃の館』のラストシーンで、ルイ14世(真風)とディアナ(怜美)の並びの美しさが理由でした。
絵になります、このコンビ!
怜美うららがトップ娘役になれるのか?
怜美うらら(れいみうらら)さんが順当に実咲凜音の後、トップ娘役に就任してもおかしくはなかった、しかしそれが実現しなかった理由は何でしょう?
怜美うららさんはファンもご承知の通り、歌があれれ・・・な点以外は、その美貌と堂々たる演技力(『翼ある人びと—ブラームスとクララ・シューマン—』のクララ・シューマン、『王家に捧ぐ歌』のアムネリスなど)はファンも認めるところです。
しかも池銀ガール!(泉州池田銀行のイメージガール)
歌が歌えないトップ娘役はいらない、という怜美うらら否定派の意見もネットで見かけることはあります。
彼女は全く歌えない訳ではなく、高音域に弱いのだということは以前にも書いてきましたが、少なくとも『王妃の館』では歌があれれ・・・な怜美うららを感じることはありませんでした。
『VIVA! FESTA!』では美しい脚線美でロケットのリーダーを務め、その華やかさはトップ娘としてふさわしいものもあります。
やはり実咲凜音退団後、トップ娘役になれないのではなく、あえて時期をずらしたと考えるのが一番適切です。
↓↓『翼ある人びと』朝夏まなと&怜美うらら
(出典:http://yaplog.jp/)
『翼ある人びと』ではブラームスを演じる朝夏まなとさんの相手役も務めていたので、朝夏まなと&怜美うららトップコンビの誕生の可能性はあったでしょう。
でも、まぁ様(朝夏)がもしあと一作での退団を考えていると仮定すると、
「相手役を固定せず」の道を選び、真風涼帆と共に華々しいお披露目公演を!
そう願ったとしても不思議ではないように考えられます。
愛月ひかる、桜木みなとの充実ぶり
愛月ひかる(あいづきひかる)さんも『王家に捧ぐ歌』で、宙組二番手が確定しました。
先般の宝塚バウホール、神奈川KAAT芸術劇場公園『双頭の鷲』では、宝塚のトップオブトップである専科・轟悠(とどろきゆう)さんと対峙する場面で、非常な成長ぶりを見せてくれました。
『王妃の館』は真逆にコメディで笑いをとっていますが、ショーでの活躍ぶりからも、真風体制の宙組になれば二番手確定?
いえいえ、十分にそれだけの力はあるでしょう。
↓↓【関連記事】 |
加えて桜木みなと(さくらぎみなと)さんの男役としての成長ぶりが著しいです。
『VIVA! FESTA!』のフィナーレ冒頭では、澄輝さやと(すみきさやと)さんと共に歌うシーンで、あっきーさん(澄輝)に負けない大人っぽい色香を出していました。
三番手としても十分にやっていけることでしょう。
宙組には他にも・・・
前述の澄輝さやとさん、凛城 きら(りんじょうきら)さん、蒼羽 りく(そらはねりく)さん、風馬 翔(ふうまかける)さんをはじめとする94期、和希そら(かずきそら)さんなどの役者が揃っています。
そして新公学年世代にも将来のスター候補生が出始めています。
以上を考えても、世代交代の時期に入っていると判断し、
次作での
朝夏まなと退団、
真風涼帆&怜美うららトップコンビ誕生!
これはあってもおかしくない! そんな仮説を立ててみました。
↓↓3. 星風まどかは? / まとめ
コメント
蒼羽 りく(そらはね りく)さんです。
ななえさん
ご指摘ありがとうございました。
訂正してお詫び申し上げます。
真風さんの宙組初舞台は王家に捧ぐ歌ですよ。TOPHATのときはまだ星組でした。
せっきーさん
ご指摘ありがとうございました。
あの時は七海ひろきさんが宙組生でしたね。
管理人の頭の中で、全国ツアー『メランコリック・ジゴロ』スタンと『Top Hat』のホレスを混同してしまい、間違った記載をしたことを深くお詫び申し上げます。