『異人たちのルネサンス』ダ・ヴィンチさんのプロフィール
まずは、レオナルドの簡単なプロフィールからご紹介。
青年期のレオナルドはなかなかのイケメンです!
レオナルド・ダ・ヴィンチの遺骨を特定するため、絵画からDNAを採取しようとするプロジェクトが進行中https://t.co/K2YICdeyVO pic.twitter.com/rPQHPHTIwv
— カラパイア (@karapaia) 2016年5月18日
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レオナルド・ダ・ヴィンチ (Leonardo da Vinci) | |
出身地 | フィレンツェ郊外のヴィンチ村 |
誕生日 | 1452年4月15日 |
名の由来 | 「ヴィンチ村のセルの(息子の)レオナルド」 |
家族 | 父:セル・ピエロ・フルオジーノ・ディ・アントーニオ・ダ・ヴィンチ(裕福な公証役人) 母:カテリーナ(農夫の娘) |
本名 | レオナルド・ディ・セル・ピエーロ・ダ・ヴィンチ |
初めて人に見せた絵 | 口から火を吐く化け物の絵 |
父親が地位とお金のある立場であり、母親はいわゆるその愛人で、レオナルドは「愛人の子」という存在。
しかし、放置された貧しい子というわけではなく、母親と一緒に幼少期の5年間をヴィンチ村で過ごしています。
劇中に、父親らしき人物の「幼い頃から気味の悪い絵ばかり描いて」というような台詞がありますが、この「口から火を吐く化け物の絵」のことを指していると思われます。
しかし、この絵がミラノ公の手にまで渡り、その報酬で父親は盾飾りを購入し、レオナルドを育てた小作人に贈ったそうな。
ミラノ公といえば、『異人たちのルネサンス』では寿つかさ(ことぶきつかさ)組長が演じていますね。
子供が描いた絵が権力者の手にまで渡ったということは、既に完成度の高い絵画だったということ。
幼少期で既に「天才」たる姿を見せています。
『異人たちのルネサンス』ダ・ヴィンチさんの略歴
歴史上の人物の経歴を学ぶと、もういろいろとありすぎて頭がパンクしますので、年表方式で簡潔に表示してみます。
1452年(0歳) | 生誕~父親が16歳の娘アルビエラと結婚 |
1457年(5歳) | 父・祖父母・叔父フランチェスコと共に暮らす |
義母アルビエラが死去 | |
1466年(14歳) | ヴェロッキオ(劇中では松風 輝さん)に弟子入り |
1468年(16歳) | 父が20歳の娘フランチェスカ・ランフレディーニと再婚 |
1472年(20歳) | 親方の称号を獲得(正確には20歳「までに」獲得) |
1478年(26歳) | 実家を出る |
1480年(28歳) | メディチ家の庇護を受け始める? |
1482年(30歳) | ミラノ公国を活動の拠点とする |
1483年(31歳) | 『岩窟の聖母』制作 |
1490年(38歳) | サライ(劇中では天彩峰里さん)を弟子に迎える |
1495年(43歳) | 生母カテリーナ死去 |
1498年(46歳) | 『最後の晩餐』制作・完成 |
1499年(47歳) | 第2次イタリア戦争の軍事技術者として従軍 |
1502年(50歳) | チェーザレ・ボルジアと共に軍事技術者としてイタリア中を行脚 |
1503年(51歳) | モナ・リザの制作を開始 |
1504年(52歳) | 父親セル・ピエロが死去 |
1508年(56歳) | サンタ・バビーラ教会区のポルタ・オリエンターレで家を購入 |
1516年(64歳) | フランス王・フランソワ1世に招かれてアンボワーズ城近くのクルーの館で暮らす |
1519年(67歳) | クルーの館で死去 |
愛人の子供ということで生まれこそ少し陰がありますが、全体的には割と恵まれているレオナルド。
生前にはまったく見向きもされずに亡くなっていく画家や、戦争などに利用されてしまう芸術家などもたくさんいる中、メディチ家という最大のパトロンを得つつ理解あるフランス王に守られて天寿を全う。
それほどにレオナルドの才能は神のごとく群を抜いたものだったのかもしれないですね。
『異人たちのルネサンス』劇中に出てくるエピソードに近いものとしては、
- 菜食主義者で、籠に入って売られている鳥を購入してはその鳥を放してやった
というもの。
「籠の中の鳥」というモチーフはヒロインであるカテリーナにあてはめられ、飼われていた鳥を逃がしてあげる場面もあります。
その鳥が羽ばたく姿を描いてカテリーナにプレゼントする約束をしますが、完成した絵を持って行くとカテリーナは既に町を離れたあとだった…
というわけですが、せっかくならその絵を再会後に渡すシーンがあったらドラマチックだったんですが。
あの絵はどこに…(-_-)
そして、生母のカテリーナという名前。
『異人たちのルネサンス』演出家の田渕先生はヒロインの名をここから持ってきたのかもしれないですね。
実際のレオナルドは幼少期の5年間のみを一緒に過ごし、1493年(41歳)の時に再び共に暮らしているようです。
その2年後にカテリーナは死去しているので、もしかしたら、体調が思わしくなくなってきた母の様子を耳にして呼び寄せたのかも。
とすると、田渕先生の中では劇中のレオナルドのカテリーナへの想いは、別れた母の姿をそこに見ていたと想定しているのかもしれません。
つまり、物語の最後に披露する『モナ・リザ』のモデルは星風まどか(ほしかぜまどか)さん演じるカテリーナということは明白なので、『モナ・リザ』の奥には母への慕情が隠れていると見てもいいのかも…なんて思いました。
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『モナ・リザ』のモデルは一体誰なのか、何百年とその論争は繰り広げられていていまだに確固たる結論は出ていません。
今回、レオナルド・ダ・ヴィンチを描くことになり、田渕先生なりのその答えは、「甘えたい時期に一緒にいられなかった実母」と捉えているのかもしれないですね。
なんかちょっと男性っぽい感じがしますけども(*^^*)
↓↓6.ドSのロレンツォ、実はドSではない!
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