『王妃の館』のその他の登場人物
カンカンの歌手の風馬 翔
カンカンの歌手としてショーレストランで歌い踊る風馬 翔(ふうまかける)さん。
今までも巧みで芝居達者、これからの宙組に欠かせない人だと思っていました。
今回は芝居の中のワンシーンとして一曲歌いますが、歌良し、ダンス良し、自分の魅力を見せるアピール力があり、目を見張りました。
94期は月組トップスター珠城りょうを排出しながらも、宙組ではどちらかといえば芝居達者な人が多く脇でその力を発揮する人が多いようです。
美月 悠(みつきはるか)、星月 梨旺(ほしづきりお)といった面々も宙組には欠かせない実にいい芝居をするだけに、もっとスポットをあててほしいと残念に思うことがあります。
そういう点で今回の風馬 翔さんの活躍はいいですね。
ディアナの伶美 うらら
ルイ14世の回想シーンで恋人、ディアナを演じるのが伶美 うらら(れいみうらら)さん。
偉大なる王に愛される気品と知性に加えてプライドも持ち合わせた女性像が見えます。
こういう役を演じるにあたって宙組では右に出る物はない!と断言できる伶美うららさん美貌と品の良さは、「宙組トップ娘役不在」時代になったとしても、うまくいかした役付を望みたくなります。
↓↓【関連記事】 |
プティ・ルイの遥羽 らら
新人公演のヒロインも演じ、実力ある娘役さんですが、昨年の『Shakespeare~空に満つるは、尽きせぬ言の葉~』に続き、子役。
非常に愛らしく似合っているのですが、そろそろ本公演でも大人な女性役が見たいものです。
↓↓【関連記事】 |
ムノンの松風 輝
松風 輝(まつかぜあきら)さんは、毎回脇で良い芝居をみせてくれますが、今回もルイ16 世の従者としての味のある芝居でした。
ピエールの和希そら 【追記 2017/2/26】
和希そら(かずきそら)さんが、フランス人のパリ現地ガイドのピエールをフランス語も交えての好演です。
『双頭の鷲』のストーリーテラーで、核となる物語の邪魔にもならず、しかし軽すぎるわけでもなく絶妙の存在感を出して注目しましたが、今回もいい芝居をしています。
ちょっとびくっりな北白川右京の編集者、早見リツ子(純矢ちとせ)との恋も、軽妙でよかったです。
↓↓【関連記事】 |
まとめ
根っからの悪人が登場しないのが、観劇後に心地良さを感じる要因だと思いますが、様々な出来事は大団円におさまり、それぞれが未来へ向かって歩き出します。
こんなオリジナルの佳作が少なくなっていますが、物語の構成もわかりやすく、まだご覧になっていない方には、併演のショーとともに是非観劇をおすすめしたい作品です。
↓↓【関連記事】 |
■宝塚大劇場:2017年2月3日(金) – 3月6日(月)
■東京宝塚劇場:2017年3月31日(金)〜4月30日(日)
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント