『神々の土地』朝夏まなと、真風涼帆、伶美うららはじめ宙組出演者達の魅力を解く

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寿つかさ、凛城 きら、松風 輝

『神々の土地』の配役発表があった時にまず驚いたのが、寿つかさ(ことぶきつかさ)さんの皇太后マリア(ニコライ2世の母)でした。

ついで凛城 きら(りんじょうきら)さんの皇后アレクサンドラ。

お二人とも通常男役ですが、この配役はまさにピタリ!

皇太后マリアは政治の表舞台から退き、今はおとなしいニコライ2世に代わって実権を握っているのが皇后アレクサンドラです。

嫁姑の対立がありますが、スッシーさん(寿)とりんきらさん(凛城)さん共に存在感が重厚です。

特にりんきらさんの皇后アレクサンドラは、日頃男役さんとはただ観劇に来られた方は気づかないかもしれません。

夫となるニコライ2世に壊れてドイツから嫁いできたものの、ロシア宮廷から奇異の目で見られ、皇太子アレクセイ(花菱 りず)は血友病で苦悩し、ラスプーチンにすがった心情が理解できます。

松風 輝(まつかぜ あきら)さん演じるニコライ2世は、写真とそっくり。

とても穏やかで優しい人ですが、この人物はどうやら皇帝の器ではなかったことを伺うことができます。

 

↓↓寿つかささん、皇太后マリアは威厳があります

 




 

澄輝さやと、蒼羽りく、瑠風輝

近衛騎兵将校で、ドミトリーの同僚の澄輝さやと(すみきさやと)さん、蒼羽りく(そらはね りく)さん、瑠風輝(るかぜ ひかる)さん。

ドミトリーの同僚として共に登場することが多いですが、澄輝さやとさん演じるコンスタンチン・スモレンスキーは、ジプシー酒場の歌手・ラッダ(瀬音 リサ)さんを恋仲になります。

この恋は悲劇につながるポイントですが、あっきーさん(澄輝)がイケメンな将校ながら、身分違いの恋をする二枚目を颯爽と演じています。

 

桜木みなとのゾバール

活動家でジプシー酒場のダンサーのゾバールというのは、宝塚の正統派二枚目っぽい役が多かった桜木みなと(さくらぎみなと)さんにとっては意外な役でした。

しかし桜木みなとさんも単に白い色の似合う王子様のみならず、こういう苦労と屈折のある役へと演技の幅を広げましたね。

ドミトリーの同僚、あっきーさんと恋に落ちるラッダ(瀬音)の弟で、『神々の土地』の中では活動家(ボリシェビキ)の筆頭的に描かれています。

 

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