『仮面のロマネスク』ヴァルモン子爵の明日海りお
明日海りお(あすみりお)さんの魅力は、まだまだ計り知れないのですが、簡単に言えば恋愛ゲームを楽しむ許せない男、ヴァルモン子爵。
本来は「素直」で「生真面目すぎ」という形容詞が似合う生徒さんなので、不似合いではないかとも思っていましたが、さすがに花組トップスターに就任して4年目となる経験の豊富さが、力まずに自然体なヴァルモン子爵を作り上げたと思います。
↓↓明日海りおさんのヴァルモン子爵
(出典:twitter.com)
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『仮面のロマネスク』仙名彩世のメルトゥイユ侯爵夫人
前回の全国ツアー『仮面のロマネスク』ではメルトゥイユ侯爵夫人は花乃まりあ(かのまりあ)さん。
そして仙名彩世(せんなあやせ)さんはトゥールベル夫人を演じていました。
全く正反対の役所を、また今回からはトップ娘役という違った立場で演じるゆきちゃん(仙名)にも注目でした。
結果的に歌えて、演じて、踊れる実力のあるゆきちゃん(仙名)ですから、非常に優秀だったと思います。
またもうすぐ研10という学年を迎える、経験豊富なトップ娘役だからこそ明日海さんも相手役として不安もなかったことでしょう。
しかし・・・
優秀であっても、トップ娘役としてもっと華ある存在感を身につけて行って欲しいと切に思いました。
「華」とか「オーラ」って難しいものですね。
ゆきちゃんは何度も小ホールではヒロインも経験して入るので、きっと宝塚大劇場、東京宝塚劇場でのお披露目公演までには、堂々と大きく開花するに違いないと思います。
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『仮面のロマネスク』柚香光のダンスニー男爵
柚香光(ゆずかれい)さんが、前回『仮面のロマネスク』でダンスニー公爵役だった芹香斗亜(せりかとあ)さんに代わり、世間知らずな貴族の青年ダンスニーを演じています。
ダンスニー男爵は二枚目半的でやや道化の部分のある役ですが、正統派な二枚目は数多く演じていても柚香光さんは、観客をクスッと笑わせるところまでは達していません。
この役って難しいのだなぁ・・・と改めて思いました。
特に恋を知らない初々しい青年ダンスニー男爵が初めて恋したセシル(城妃美伶)が、ヴァルモンと一夜を過ごしたことを知って決闘を申し込みますが、そこに至るまでのコミカルさを演じるべきところが、まだ演じきれていない気がします。
これからですよ! 柚香光さん!
とても綺麗な男役さんだから、芝居の幅を広げていってください。
まだ初日の幕が開いたばかりですからね。
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『仮面のロマネスク』その他の気になる出演者達
ロベール(メルトゥイユ家の執事)、ジェルクール伯爵といった人達に目が離せない・・・
そう思っていたら演じて入るのは、やはり上級生さん達でした。
ロベールは夕霧 らい(ゆうぎりらい)さん、2002年、第88期生。今年で研16。
ジェルクール伯爵は瀬戸かずや(せとかずや)さん。2004年3月、90期生。今年で研14。
瀬戸かずやさんに至っては昨年9月に『アイラブアインシュタイン』で宝塚バウホールで主演経験もある男役さんです。
どちらも演技力を感じました。
物語の中心人物であるトゥールベル夫人(桜咲彩花)、セシル(城妃美伶)はもちろんのこと、ヴァルモンの伯母・ローズモンド夫人(専科・五峰亜季)、トゥールベルの夫(高翔みず希)・・・一人ずつの登場人物達も初日が開けてまもない梅田芸術劇場の公演で、目に止まる好演だったとおもいます。
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仮面のロマネスク 稽古場
ベー様トゥールベル夫人とか柚香ダンスニーとか全ツキャスト最高すぎる😂
でもかのちゃんが居ないのがとっても違和感😭 pic.twitter.com/xjLk4oJWiA— mi yu ki 🐾 (@ym_takara) 2017年3月16日
↓↓3. 『EXCITER!!2017』 / まとめ
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