コミックの舞台化が多い最近の宝塚にあって、一番話題を集めたのは、何と言っても花組の2018年新春公演『ポーの一族』でしょう。
しかし、未だにその前の雪組公演『ひかりふる路(みち) 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』の主な配役が未発表にかかわらず、『ポーの一族』の主な配役発表が一足先に発表されたのか?
もちろん『ひかりふる路(みち)』は、フランス革命が背景であり、革命家マクシミリアン・ロベスピエールが主役であろうこと、その主役は雪組新トップスター・望海風斗(のぞみふうと)さん、その恋人が新トップ娘役・真彩希帆(まあやきほ)さんであることは、誰しもが想像できることです。
一方で『ポーの一族』は萩尾望都氏の描いた、いわば『ポーの一族』シリーズと呼ぶ方がふさわしい短編集です。
その中に『ポーの一族』と題する作品も含んでいますが、原作ファンは一般的にそのシリーズを『ポーの一族』と呼んでいることから、やはり舞台化もシリーズそのものをさしていると考えるのが妥当であり、シリーズのどの作品がどう展開するのか? 登場人物はどうなるのか? 主役はエドガーなのか? 様々な憶測がありました。
宝塚ファンは発表を前にドキドキしながらも、どこかで推測することを楽しんでいるようなところもあるのですが、まさにこの時期に?という突然の発表でした。
この記事では『ポーの一族』の主な配役がなぜ早くに発表されたのかについて探って行きます。
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『ポーの一族』シリーズと登場人物
シリーズとして『ポーの一族』と呼ばれている作品は
- すきとおった銀の髪(『別冊少女コミック』1972年3月号)
- ポーの村(『別冊少女コミック』1972年7月号)
- グレンスミスの日記(『別冊少女コミック』1972年8月号)
- ポーの一族(『別冊少女コミック』1972年9月 – 12月号)
- メリーベルと銀のばら(『別冊少女コミック』1973年1月 – 3月号)
- 小鳥の巣(『別冊少女コミック』1973年4月 – 7月号)
- エヴァンズの遺書(『別冊少女コミック』1975年1月 – 2月号)
- ペニー・レイン(『別冊少女コミック』1975年5月号)
- リデル・森の中(『別冊少女コミック』1975年6月号)
- ランプトンは語る(『別冊少女コミック』1975年7月号)
- ピカデリー7時(『別冊少女コミック』1975年8月号)
- ホームズの帽子(『別冊少女コミック』1975年11月号)
- 一週間(『別冊少女コミック』1975年12月号)
- エディス(『別冊少女コミック』1976年4月 – 6月号)
- 春の夢(『月刊フラワーズ』2016年7月号、2017年3月 – 7月号)
(出典:wikipedia)
以上、12作品あります。
それぞれが一作として完結していますが、この中に登場する主人公はじめ主な登場人物は・・・
- エドガー・ポーツネル
- メリーベル・ポーツネル
- アラン・トワイライト
以上の3人と考えて良いでしょう。
やっぱり宝塚で舞台化するにあたり、主人公のエドガーは明日海りお(あすみりお)さんに似合うだろうし(永遠に14歳の少年ですが、設定を少し変えて)、それがやはり妥当と考えていたでしょう。
でも・・・
エドガーの妹である、メリーベルは当然ながらエドガーより年下です。
仙名彩世(せんなあやせ)さんがメリーベルかな?
いくらなんでも相手役さんが妹という設定はどうだろう?
では・・・
メリーベルに恋をして、その後ポー一族い加わるアランは?
誰が演じるのだろう?
ストーリー展開や配役について、宝塚ファンは様々な想像を巡らせていたことでしょう。
↓↓原作ファンも期待を寄せる『ポーの一族』の舞台化
良い(* ̄∇ ̄*)❤
来年1月宝塚でやるらしいが。
多分チケット取れないよ!!と言われる。宝塚観た事がないが、耽美な世界は表現されそうだよな。
何とか行きたい。#萩尾望都 #ポーの一族#宝塚歌劇 #漫画好きと繋がりたい pic.twitter.com/mm8peKEOwA
— 五六(WooRyuu) (@wooryuu) 2017年8月14日
↓↓2. 『ポーの一族』の配役が急遽発表されたのは? / 柚香光さんにまつわる早期発表?
コメント
おもしろく読ませていただきました。ありがとう。
LANDAさん
ご訪問とコメントをありがとうございます。
事実はファンが知るよしもありませんが、こんな推論が成り立つかなぁ?
そう思ってしまいました。
ある種ヅカファンの戯言ですが(^^;)
またいつでも気軽にコメントいただければ幸いです。