愛希れいかの男装と女装のルイ14世は?
『All for One』の制作発表時に、愛希れいかさんの突飛なルイ14世の姿が話題になりましたね。
えっ? チャピ(愛希)が男役をするの? などファンの反応は様々でした。
実際舞台を観ると、男役ルイ14世姿の愛希れいかさんの少年のような佇まいも魅力があり、変装してルイーズと名乗る女装姿(?)の愛希れいかさんの少女の可愛らしさにも目を奪われ、愛希れいかという娘役はどれだけの引き出しを持っているのだろうとその可能性に驚きました。
研3で男役から娘役に転向した愛希れいかさんゆえ、男役の声でのセリフというのは、管理人・すみれ子の記憶には全くありません。
しかしながら今回のルイでは、あくまで男装しているという設定ながら「男役」を意識し、王という立場での声作り。
ダルタニアンに恋してからは、女性としての可愛らしさも仕草や声に現れていました。
愛に翻弄される大人な役を演じても、プライド高き女王を演じても、舞台に立っているだけで、役そのものの人物になれる娘役。
歌もダンスも見事に見せて、客席の目を惹きつける存在感のある娘役。
愛希れいかへの評価というのは、かなりレベルが高いものでありながら、次はどんな風に魅せてくれるのか?という期待を抱かせてくれる存在ですが、今作『All for One』でもまた新鮮なチャピの魅力を楽しむことができました。
おそらくは「男性に媚びるタイプの女性」の素地が、愛希れいかという娘役には感じられません。
それがゆえか、ドレス姿で下町にお忍びで出かけるシーンのキュートな娘役も「作った可愛らしさ」ではなく、自然な可愛らしさに感じます。
また相手役が珠城りょうという一期違いの先輩になったことからか、以前(龍真咲トップ時代)とは違う物も自ずと見えてきます。
一般的に宝塚の娘役は相手役(男役)を引き立たせる存在と言われていますが、チャピは相手役を引き立たせるのみならず、絶えず光り続ける自分自身の魅力を持っていますね。
トップ娘役就任から丸5年。
それでも愛希れいかとはこういう娘役という固定観念なく、尽きないチャピの魅力にワクワクとさせられました。
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三銃士の一人、アラミスは女性にモテる色男!
それが美弥るりか(みやるりか)さんでした。
今、美弥るりかさんは学年にしていくつも下の珠城りょうさんを支える二番手スターです。
しかしながら、今はそのポジションを実に心地よく楽しんでませんか?
思わずそうたずねたくなるような、力みなく、舞台を心から楽しんでいる様子を感じ取ることができました。
しかも、これってミヤちゃんにしかできない役で、ミヤちゃんにしか出せない色気だよね!
そうつぶやいて、こぼれ落ちそうな大きな瞳から溢れる男役の色気に女子はぞっこん参ってしまうだろう・・・と思わせるモテ男ぶり。
フィナーレ冒頭では下手すっぽんからのセリ上がりから、主題歌を歌いつつ銀橋を上手まで渡るという二番手定番の美味しいシーンでも、客席の目を奪っていました。
美しい・・・。
黒燕尾アンサンブルでもセンターを余裕たっぷりに務めるシーンもあり、やはりこれまでに培った男役の魅力たっぷりでした。
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