雨に唄えば・宝塚で3度目の上演のレア作!歴史や見どころを徹底解説!※ネタバレあり

宝塚コラム

『雨に唄えば』宝塚での公演史

いかにも宝塚にピタッとハマリそうな『雨に唄えば』。

著作権の関係なのか、はたまた舞台機構の限界なのか、過去にはまだ2回しか上演していません。

キャスト表はこちら↓

ドン・ロックウッド キャシー・セルダン コズモ・ブラウン リナ・ラモント
2003/星 安蘭けい 陽月 華 大和悠河(宙組) 真飛 聖
2008/宙 大和悠河 花影アリス(※) 蘭寿とむ 北翔海莉
2018/月 珠城りょう 美園さくら 美弥るりか 輝月ゆうま

※陽月 華さんの休演による代役

 

↓↓劇中劇で王妃様役を演じている真飛 聖(まとぶせい)さん。お綺麗!!

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↓↓爽やかな大和悠河(やまとゆうが)さん、蘭寿とむ(らんじゅとむ)さんとキュートな北翔海莉(ほくしょうかいり)さん

 

とにかく注目ポイントは、リナ役を男役さんが演じていることですよね。

普段は低音の男役さんが、アヒル声のような潰した高音で喋ります!(笑)

 

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↓↓サイレントなのをいいことに、適当な台詞で酷いことを言いまくる2人!

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リナの役どころは悪役なんですがその姿はもはやとてもキュートで、最後はちょっと可哀想に思えてくるほどです。

輝月さんはどんなリナに仕上げてくるのでしょうか!

『雨に唄えば』見どころ

『雨に唄えば』の大きな見どころは3つ。

  1. どしゃ降りの雨が実際に舞台上で降る演出
  2. 男役さんのリナ役
  3. タップダンス

以下に詳しくお伝えしていきますね。

1.びしょ濡れになって踊るタカラジェンヌさん!

映画でもすさまじい量の雨に降られながらも軽快なステップを踏んでいるジーン・ケリー。

そこは舞台だからといって「雨が降っているフリ」はしません!

実際にドバドバと雨が降る中でドン役は歌い踊ります。

 

 

宝塚で本水(ほんみず)が使われることは滅多にありません。

2002年に本公演で上演した『鳳凰伝』くらいでしょうか。

『鳳凰伝』は小さなプールの中での立ち回りのみでしたが、『雨に唄えば』は舞台全部に雨を降らせます。

タカラジェンヌさんがびしょ濡れになりながら軽快に踊る姿はかなりのレア場面ですね。

キャシーと両想いになれた天にも昇るような気持ちで「雨、気持ちいい!」と踊るスターさんもまた素敵です!

 

2.輝月ゆうまさんの女役!!

今のところ意地悪女優・リナ役はすべて男役さんが挑戦しています。

映画では憎たらしい自己中女のリナですが、宝塚の男役さんが演じるとなんだかとってもキュート。

宙組時代の北翔海莉さんはこのリナ役が当たり役となり、「コミカルな演技が秀逸」という強みを増やし、トップスターへの足がかりともなりました。

 

 

男役さんの中でも割と中性的なスターさんが演じるのではなく、結構「濃い目の男役さん」が抜擢されることが多く、毎回そのキャスティングはサプライズとなります。

そして今回もやっぱりサプライズ!

先日まで公演していたショー作品『BADDY』では宇宙人役というトンデモ役で大注目を浴びていた輝月ゆうま(きづきゆうま)さんが抜擢されました!

 

 

輝月ゆうまさんの女役…?

ちょっとまだ想像しづらいですね…(;^ω^)

しかし、宇宙人という超難役を大好評で演じ切った輝月ゆうまさんならきっと素晴らしいリナ役を演じてくれるはずです!

真飛 聖さんも北翔海莉さんも大絶賛を浴びることとなった当たり役ですから、今後の輝月さんのジャンプアップにつながること間違いなし!です。

 

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3.レアな本格的タップ作品

宝塚音楽学校ではタップダンスももちろんカリキュラムに入っていますので、生徒さん全員がきちんとした基礎力を持っています。

しかし、公演でしっかりしたタップダンスを披露する機会は意外と少ない。

ここ数年で思い浮かぶのは2015年の朝夏まなと(あさかまなと)さんのトッププレお披露目公演となった『TOP HAT』ぐらいですね。

他にはショーの1場面で使われることがある、くらいでしょうか。

この『雨に唄えば』という作品はタップダンスも見どころですので、タップシーンがふんだんに盛り込まれています。

「このスターさん、意外とタップダンスが得意なのね!」と新たな発見ができることも楽しみですね。

 

↓↓月組の『雨に唄えば』制作発表動画&ノル香の思い出こぼれ話

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