月組エリザベート2018観劇感想、愛希れいかの魅力満載!でもコメディ?

宝塚コラム

 

ここまで結構辛口な感想を書いてきましたが、本当に個々の生徒さん達は頑張っていることは実感しています。

何度も書きますが、作品として観た時になんだかバランスがとれていなかったり、あと一歩役を生きている感覚が伝わってこないだけ・・・

ということで、生徒さんの活躍を続けて紹介していきます。

その他の月組生達の『エリザベート』での活躍は?

エリザベートの父のマックスは専科さんが演じることも多いですが、今回は輝月 ゆうま(きづき ゆうま)さん。

凄すぎる95期生の中ではスターという枠とは違う位置ではありますが、少し若いダンディなパパをに注目でした。

 

マダム・ヴォルフの白雪 さち花(しらゆき さちか)は、良くも悪くもあまりにも適役すぎて・・・。

リヒテンシュタイン・晴音 アキ(はるね あき)さんはエリザベートの人生に寄り添っている姿が印象に残っています。

マデレーネ・天紫 珠李(あまし じゅり)さん。

男役から娘役に転向。『愛聖女(サントダムール)』での活躍にも注目されていましたが、もともとダンサー? 皇帝フランツをまどわす魅力がありました。

また黒天使達の長(というのかしら?)で、キレッキレのダンスをみせてくれた夢奈 瑠音(ゆめなるね)さんも目を引く存在。

思い出す限りの生徒さんのことをダーーーーっと書いていますが、すべて書ききれずすいません。

光月 るう(こうづきるう)さん、紫門 ゆりや(しもんゆりや)さんなど渋い中にも男役を極めた味をみせていました。

 

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月組『エリザベート』のフィナーレ

フィナーレは全体的に若々しくフレッシュ感があります。

お芝居の幕が降りると定番的に下手すっぽん(セリ)から二番手スターがせり上がり、銀橋を上手へ向かって歌いながら通過・・・ですよね。

この時の美弥るりかさんは、フランツという役を離れてうっとりするほど魅惑的。

 

そして幕があくとトート閣下が女性を引き連れて踊り、男役達の群舞に。

 

↓↓男役群舞での珠城りょう

 

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まぁ振り払うようにいろいろ投稿してますが、結局のところ早くエリザが観たいです。 だってなんか…舞台映像やお写真のトート閣下が…珠城さんじゃないみたいで…色もお白いし(←それは仕方ないw)綺麗で…この世のものとは思えなくて。゚(゚´ω`゚)゚。 声は珠城さん…でも私の知らない珠城さん…黄泉の珠城さんを早くこの目で確かめたい😭😭😭 …あ、ちなみに3枚目は私がすっごく好きな表情ですww プクたま♡ #でもやっぱりエリザが観たい #珠城りょう #エリザベート #プクたまかわいいよプクたま #珠城りょう辞典

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群舞は当然センターがトップスターさんなのですが、最近途中でトップさんがはけて曲調もガラリと変わって下級生スターがガンガン踊るという演出を結構見るような気がします。

今回は珠城りょうさんがはけた後は、美弥るりかさんを中心とした群舞に!

(みやちゃんは下級生ではないですが・・・)

センターが変わるとみやちゃんだから? 群舞の雰囲気の中にしっとりとした風情が感じられました。

 

今回はすみれ子のみならず観劇したファンは「ラストのたまちゃぴのデュエット」に注目と期待したことでしょう。

コンビを組んでから約2年。

たくましい珠城りょうさんと華麗な愛希れいかさんによるリフトシーンは、本当にうっとりと見惚れてしまうものでした。

個人的にはリフトだとか難易度の高いダンスを披露することだけが、舞台のレベルを引き上げるとは考えていません。

ハートの伝わることが一番。

しかし、たまちゃぴによるデュエットダンスには、このコンビにそれだけのテクニックがあり、しかも美しく華麗だということを考えてもリフトは不可欠!

もうファンも絶対に期待しているし、その期待を裏切らないでくださって嬉しかったです。

 

本当に長く長く綴ってしまい、しかもとっても辛口部分もある月組『エリザベート』観劇感想。

すみれ子が個々の生徒さんに「アレッ?」と感じた部分があったのことも本当でした。

でも一番「アレレレッ???」だったのは、作品全体で考えた時に、小池修一郎先生はこの月組『エリザベート』をどういう作品につくりたかったのか?

まさかコメディってことはないでしょう???

思ったことでした。

 

ともあれ宝塚大劇場の公演もまだ続き、東京宝塚劇場公演もあります。

愛希れいかというトップ娘役を送り出すにふさわしい『エリザベート』に進化していくことを願いつつ、締めくくりたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

コメント

  1. うみひこ より:

    すみれ子さん
    月組エリザベートを観られたんですか。羨ましい。私は昨日日曜の朝10時からの東京の一般前売にトライしようと15分前にサイトにアクセスしたら、アクセス集中で行き着かずそのまま。結局オール売り切れ。東京は激戦すぎです。もう今回は諦めてライブビューイングにします。(それも取れるかどうか)
    幸運にも、新人公演だけはチケットあるんですけどね。

    私は実際の舞台のエリザベートを観たのは前回の宙組だけです。あら筋も知らず予習ゼロで朝5時並びの当日券観劇だったのですが、なんとも魅せられました。特にシシィ=実咲さんのお歌と演技に。体に電気が走ったような感覚でした。その後、早朝5時並びを2回してライブビューイングも観ました。登場人物の感情が伝わる芝居だったと思います。また純矢さんゾフィー、伶美さんマダム・ヴォルフがキャラ立ちしていたのが印象的。(ゾフィーはマジ怖いし、マダム・ヴォルフはエロい。)真風さんフランツのちょっと頼りない感じや、星風さん子ルドルフの不安定な感じも良かったです。

    その後、明日海さん主演の花組公演を映像で観ましたが、部分的にはいいね!と思うところはあったものの(シュヴァルツェンベルクやヴィンデッシュ嬢)、全体でいうと私も宙組公演の方が好みです。
    自分の中での比較・納得感のためにも、月組エリザベートは観たかったんですけどね。
    ああ、ムラに近い人はいいなー!

    • すみれ子 より:

      うみひこさん

      いつもコメントをありがとうございました。
      東京はムラ以上に、毎回の公演がチケット難なことを耳にしていますので、大劇場でもこの状況では通常より数倍のチケット
      難なのでしょうね。
      その中でもとーーーーっても競争率が高い新人公演チケットをお持ちというのは、すごいことだと思います。
      東京宝塚劇場は約2,000席。2,000人しか観られないのですから。
      なかには本公演よりレベルが高い、という声も聞かれた新人公演。お楽しみくださいね。

      さて・・・
      宙組『エリザベート』に電気が走った感覚をお持ちになられたのですね。
      私も宙組の『エリザ』は一人ひとりの生徒さんももちろんながら、トータルで調和のとれた質の高い作品になっていた
      と思います。
      実咲凜音さんは知性と教養あるエリザ像、しかも歌えて芝居もできて素晴らしかったです。もちろん、まぁ様トートも
      新鮮でした!

      同じ役でも持ち味の違う、愛希れいかさんが演じたら?ということは月組版では興味津津でしたが、明らかに違います。
      良い意味で!
      それを観られたことは嬉しいのですが、個人的には宙組版が全員で作り上げたバランスの良さを感じて好きでした(好みの問題?)

      ムラも10年ぐらい前はトップさんの退団公演でもフラッと当日券で観られました(汗)。
      今は大作でなくても難しいです。ってことは、劇団稼働率がいいのだから喜ぶべきことなのでしょうが、ファンは大変になってますよ(^^)

      新人公演をご覧になったら、またうみひこさんの感想も教えてくださいね(^^)
      お待ちしております。

  2. ちはるCLUB より:

    『エリザベート』まだチケットが取れてません。ファンクラブにお願いしてありますが、心細いものです。一般発売で買えたライブビューイングのチケットが何とか買えました。なぜ、売れ残ってるんだ?と思ったら月曜だったんですね。

    今回のキャスティングの違和感は紛れもなく「大人の事情」だと思います。
    ルキーニとフランツが逆ならばと美弥ファン以外の方も思っている筈。

    『歌劇』の対談で「ファンの方は美弥のルキーニが観たかった方も多いと思いますが、それについてどう思いますか?」と小池先生に訊かれ「フランツは私のイメージではないが〜挑戦」と「ルキーニじゃないこと」では無く「フランツを演じること」におきかえて美弥さんは答えています。

    『信長』の時の秀吉のようなものルキーニが観たかったと思います。2番手だし。

    風間さん、容姿は特に〜ですが演技に華があり、存在感がありますね。
    蘭世さん…、新人公演ではマダムヴォルフですよね?

    私は明日海、朝夏、東宝で井上芳雄、テレビで瀬名トートを観ました。
    この中では明日海トートが好きです。ルキーニは望海さん、フランツは北翔さんが好き。
    エリザベートは花総まりさんも観ましたが、誰もピンと来ません。今回、観劇出来て「ちゃぴが1番」になるでしょうか。

    ヴォルフの白雪さん、誰もが想定内ですね。妹さん、娘役かと思ったら男役の様ですね。途中で転向しそうなお姉さん似ですね。

    • すみれ子 より:

      ちはるCLUBさん

      いつもコメントをありがとうございます。
      キャスティングはもう大人の事情というのは、宝塚だけでなくつきものか・・・と思っていますが、逆に宝塚にはピラミッドシステムがある限り、
      キャスティングに制約もでるのだろうと思っています。

      星組で再演された「スカーレット・ピンパーネル」もそうですね、三番手さんに活躍の場がないのは????ってことで、ロベスピエールが格上げ
      とか。

      私は月組エリザはキャスティングの問題というより、トータルに観た時の作品の調和に違和感がありました。
      抜粋すると良い場面もあったのですが・・・、自分でもなぜかはわかりません。
      でも、一つ言えることは愛希れいかさんの魅力が光っていた、それだけですね。

      ちはるCLUBさんも観劇の機会がありますように!
      またご感想をお待ちしております。

      ありがとうございました。

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