愛の形というのは本当に様々で、その形をいくつも散りばめた作品が『アンナ・カレーニナ』ですね。
アレクセイ・ヴィロンスキー伯爵とアンナ・カレーニナのように「愛」という感情のままに、社会も何も眼にとびこまなくなるまで、人を愛すること・・・
誰しもうらやましく、多少なりとも憧れたりするでしょう。
しかし・・・
実際にそんな人生を歩む人は非常に稀です。
だからこそ、美しい青年将校と夫と子供のいる美しい女性との、情熱的な恋を描いた作品は宝塚でも作品化され、ファンにも「束の間の夢」として指示されるのかもしれません。
ここからは『アンナ・カレーニナ』に登場するカップル達をご紹介していきます。
『アンナ・カレーニナ』の様々な愛の形
コンスタンチンとキティ(夢奈瑠音&きよら 羽龍)
コンスタンチンはキティに恋して求婚しますが、断られます。
キティがヴィロンスキー伯爵に恋していたからですね。
でも、キティは懸命な令嬢で、ヴィロンスキー伯爵へ寄せた思いは一瞬の恋(愛のときめき?)だったと悟り、実直なコンスタンチンを振ったことを後悔します。
コンスタンチン役の夢奈瑠音(ゆめなるね)さん。
少し田舎育ちという設定ですが、ピシッと黒燕尾でキティに求婚するあたりはドキッ。
一方、キティ役のきよら 羽龍(きよら はりゅう)さん。
しっかりした芝居を見せるものの、えっ?誰だっけ?と調べたのですが、2018年に初舞台を踏んだ104期生です。
少しびっくり!&注目の若手娘役さんですね。
娘役の登竜門の一つといわれる阪急阪神ホールディングスの初詣ポスターにも選ばれています。
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セルプホフスコイと???
ヴィロンスキーの旧友でライバルのセルプホフスコイ。
いわゆるお利口さんに社会を生き抜いていくタイプ。
恋愛と結婚は別。
結婚するのはロシアでも名門の良家の子女。
演じているのは英 かおと(はなぶさ かおと)さん。
99期生でちょっと美弥るりかさんと旧友というには、若すぎる感じがしましたが(苦笑)、賢く立ち回って生きるタイプにありがちな嫌味なく、サラッとしている点に好感がもてました。
すいません・・・
プログラムを未購入なので、相手役の娘役さんがわからない!!!(汗)。
でも、このカップル。
ロシア宮廷での体面をしっかり保ちつつ、堅実な家庭を築いていくことを想像させくれました。
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『アンナ・カレーニナ』にみる愛の形は人の世の普遍?
人に恋をしたり、人を愛する気持ちというものは、いつの時代も変わりはない普遍的なことですね。
そういう点でも『アンナ・カレーニナ』というこの作品は、宝塚にぴったりな作品でした。
何度も映画化もされていますが、清く、正しく、美しくのすみれコードの中で、きらびやかな世界の中で美しく描かれていました。
「情熱的な生き方に憧れる」みたいにセルプホフスコイが言っていた通り、観客もほんのちょっっぴりは主人公とヒロインの生き方に憧れたことでしょう。
それでも人は社会の中で、アレクセイ・カレーニンほどではなくても道徳も重んじていきている。
若かりし頃にトルストイの原作も読んだ記憶はありますが、トルストイの描きたかったことは何か?
あまり理解できていなかったことが、今回の宝塚バウホール公演『アンナ・カレーニナ』で少しわかったような気がしました。
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いろいろ気になることもある『アンナ・カレーニナ』千秋楽でしたが、ライブビュー鑑賞後に思いつくままに書いてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
初めてコメントします。
私も平日ながら、何とか代休をぶつけてライブヴューイング。
ほんと、平日なのに満席でした。
ライブヴューイングも回を重ねると、カメラワークの上手い下手が何となくわかってくるのですが。
あの、靴のアップは本当に素晴らしかった!。
そして今回はブルーレイ収録も兼ねてると聞いて、納得しました(笑)。
(酷い時は全体を全く映さず、顔のアップしか映さなかった時もありますから)
本当に観に行って良かったです!
ねこりんさん
ご訪問とコメントをありがとうございます。
「靴のアップ」に共感していただいて嬉しいです。
私もトップスターさんの退団公演のライブビューならばいざしらず、
なんでライブビュー?と思ったことも過去にはありましたが、『アンナ・カレーニナ』は突出してカメラワークの見事さに(もちろん作品の素晴らしさも!)にひきこまれました。
「平日にお休みをとって」観に行かれたねこりんさんはじめ、多くのファンが納得かな?
まだライブビューの余韻に浸っているぐらい感動でしたが、今日の美弥るりかさんの退団発表で「あの美しい貴公子」がより心に深く刻まれそうです。
また気軽にコメントいただければ幸いです。
ありがとうございました。
わたしもライブビューイング観ましたー♪
愛の巡礼 美弥ゆりかさんとセクシー組長 光月るうさんのご挨拶も楽しかったですw
平日なのに映画館もほぼ満席でびっくり!みんな、お仕事は?!←わたしは有休ww
でも休んでよかったー!
DVD…初めて買いたいかもしれない…(〃ω〃)
ひなたさん
コメントをありがとうございます。
ホント!「愛の巡礼 美弥るりか」と「セクシー組長 光月るう」には笑えましたね。
ここは映画館というのを忘れて、声を出して大笑いしました。
充実したカンパニーだったことがよく伝わって、良いライブ・ビューイングだったと思います。
有休ですか? それでも「観る価値」十分あったことでしょう(^^)