宝塚月組『グランドホテル』配役発表と初演から予測する再演の内容

月組

2017年版月組と1993年版の配役

↓↓1993年版と2017年版の配役比較

 1993年  2017年
オットー・クリンゲライン 涼風真世 美弥るりか
フェリックス・フォン・ガイゲルン男爵 久世星佳 珠城りょう
エリザベータ・グルシンツカヤ 羽根知里 愛希れいか
ヘルマン・プライジング 箙かおる 華形ひかる
フリーダ・フラムシェン[フラムシェン] 麻乃佳世 早乙女わかば
海乃美月
ラファエラ 天海祐希 暁千星
朝美絢
エリック 汐風幸 朝美絢
暁千星
オッテルンシュラーグ 汝鳥伶 夏美よう

主演男役:青字、ヒロイン娘役:ピンク

 

2017年版の月組『グランドホテル』は、フェリックス・フォン・ガイゲルン男爵が主役で、エリザベータ・グルシンツカヤがヒロイン。

1993年版とは異なる主人公が活躍するミュージカルとなるのは、配役比較からわかるので、再演というよりはニューバージョンでの上演といった方がいいのかもしれません。

オリジナル演出・振付と特別監修にトミー・チューン氏を迎え、演出は1993年版の岡田 敬二氏に加えて、新に生田 大和氏が参加するので、ここは若手の生田先生の腕にも期待です。

 




 

2017年新生月組の『グランドホテル』を予想する

映画の『グランドホテル』

 

↓↓映画『グランドホテル』
8c3de980
(出典:http://blog.livedoor.jp/

 

1932年に映画化された時の配役は・・・

エリザベータ・グルシンツカヤ グレタ・ガルボ
ガイゲルン男爵 ジョン・バリモア
フレムヒェン(速記者) ジョーン・クロフォード

 

以上のように・・・

当時の名女優・グレタ・ガルボが、人気バレリーナだったにもかかわらず落ち目になったエリザベータ・グルシンツカヤを演じています。

ジョン・バリモア演じるフェリックス・フォン・ガイゲルン男爵も、借金で首が回らなくなり、グルシンスカヤの宝石を盗もうとしますが、本気でエリザベータを愛してしまいます。

グルシンスカヤは、ガイゲルン男爵の愛を持って生きる希望を見出していきますが、アクシデント発生。

ジョーン・クロフォードが演じるところのフレムヒェンは、オットーと共に新しい人生を生きようとパリへ旅立ちます。

映画では上述のようなストーリーですので、新生月組2017年版の『グランドホテル』はこの映画に近いストーリー展開が予想できます。

 




 

この映画の設定のままと仮定すると・・・

オッテルンシュラーグ(夏美 よう)は医師。

ヘルマン・プライジング(華形 ひかる)は大企業の社長で、会社が危機に瀕し合併工作を図っている人物。

 

映画版に加えて、日本で過去に外部上演されたミュージカル『グランドホテル』からの推察を加えると・・・

エリック・リトナウア(朝美 絢暁 千星)はホテルのアシスタント・コンシェルジュ、ラファエラ(朝美 絢暁 千星)は女役??? グルシンツカヤ親友です。

ウィット(光月 るう)はグルシンツカヤのマネージャー。

サンダー(綾月 せり)は劇場のプロヂューサー、ローナ(輝月 ゆうま)はエリックの上司。

ジミーA(千海 華蘭)とジミーB(夢奈 瑠音)は、ジミーズという二人組のアメリカのエンターテイナー。

・・・ということになります。

 

あくまでも現在の推測ですので、2017年月組版としては設定が変わるのかもしれません。その点はご了承区くださいね。

 

実はオットー・クリンゲラインは老人だった?

ヘルマン・プライジング(華形ひかる)の会社をクビになり、重い病を患い、思い出作りのためにホテルを訪れたのが、1993年版の主人公オットー・クリンゲライン。

これが映画では老人で、重い病気を患っています。

想像するに・・・

1993年版の『グランドホテル』は、涼風真世さんのさよなら公演ということもあり、オットー・クリンゲラインとフリーダ・フラムシェンの関係性の設定のみを借りて、オットーを若い二枚目にして宝塚らしく作り上げた作品だったのかもしれませんね。

↓↓3.『グランドホテル』の見どころ / まとめ

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました