花組『MESSIAH/BEAUTIFUL GARDEN 』観劇レポ&初日から千秋楽情報まとめ

2018年7月

 

『MESSIAH/BEAUTIFUL GARDEN』リアル観劇レポ

さて・・・

ここからは『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』、『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』の観劇感想をすみれ子が綴っていきます。

 

 

花組公演『MESSIAH(メサイア)』感想、作品としての魅力

管理人・すみれ子が『MESSIAH(メサイア)』観劇感想を一言で語るとしたら・・・

やっぱり、明日海りおさんは美しい!!

この一言に尽きます。

2018年の宝塚大劇場幕開き公演となった花組公演『ポーの一族』。

ディープな宝塚ファンのみならず、ゆるーくたまには宝塚を観るというファン、そして『ポーの一族』という名作コミックを知るファンを巻き込むヒット作になったことは記憶に新しいところです。

『ポーの一族』の成功の鍵の一つは、明日海りおさんがエドガーそのもののようなビジュアルだったことが挙げられますよね。

そして今作『MESSIAH』もまた、美少年だったと謳われる天草四郎役を麗しい明日海りおさんが演じたことが作品の成功に繋がったと思うのです。

天草四郎は実在の人物ながら、出自も不明で様々な説もあり、『MESSIAH』がストーリー的に盛り上がる島原の乱も、天草四郎が計画・指揮したのではなく単に一揆軍の広告塔のように持ち上げられたという説もあるとか。

つまり、天草四郎は謎だらけの人物。

だからこそフィクションとして、映画や小説などでも様々な天草四郎が描かれていますね。

宝塚版の天草四郎、つまり『MESSIAH(メサイア)』の主人公は海賊として海を渡り歩いた強者でダークヒーロっぽさがある。

そうかと思えば、苦しい生活を強いられてあえいでいる貧しい人々への暖かな思いを持つ人物だったり、ワルの格好良さと人としての心の優しさを併せ持つ人物です。

これってまさに宝塚ファンがときめくヒーロ!

それでいて美しい!

それだけでも文句なしと言えます。

 

↓↓『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』

花組公演『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』初日舞台映像(ロング)

 

スポンサーリンク

 

でも・・・

残念ながら、海賊だった天草四郎がキリシタンに改宗した動機がちょっと曖昧ですね。

純真なキリシタンのヒロイン・流雨(仙名彩世)に惹かれたのか?

いやいやそれだけで天草四郎がキリシタンって短絡的でしょ!

と突っ込みたくなります。

何より仙名彩世さんが演じるヒロイン・流雨との関係も希薄であまり描かれてないのですね。

 

天草四郎が厳しい年貢の取り立てや、キリシタン弾圧に耐えかねていることを目の当たりして、彼らのために役に立ちたいと願っているのはわかるのですが。

それでも島原の人々のために蜂起するところも突発的に見えてしまいました。

作品全体を見るとツッコミどころは満載です(–;)

 

原田諒先生の大劇場作品

  • 『華やかなりし日々』
  • 『白夜の誓い』
  • 『ベルリン、わが愛』

恋愛は割と軽く扱われていることが多いですが、明日海りお&仙名彩世トップコンビならばもっと絡みのある作品にしてくださーい、一ファンながら思ってしまいます。

 

↓↓6. 花組『MESSIA』は日本物ミュージカルなの?

コメント

タイトルとURLをコピーしました