宝塚歌劇団による海外公演って?その歴史を振り返る

宝塚コラム

海外公演メンバーがそのまま「宙組」という新しい組へ

海外公演の中でも少し異色なのが、1998年の香港公演。

出演メンバーはそれまでと同じように、4組の中からまんべんなく選出されました。

無事公演を終えて帰ってきてまた各々の組へ…と思いきや、なんとそのメンバーがそのまま5番目の新しい組「宙組」になりました。

 

 

 

組子たちもそんなことはまったく知らされていなかったそうで、本当に本当に驚いたそうです。

確かに、それまで何十年と4組でやってきて、まさか組が増えることになろうとは生徒もファンも誰も予想だにしていませんでしたからね~。

 

この香港公演ではとても長いタップ場面に挑戦し、組子たちの壮絶なお稽古風景も映像に残っています。

その地獄の戦いを乗り越えたメンバーだったからこそ、今に続く「宙組」の礎を築けたのですね。

長い歴史のある4組にはそれぞれ「組カラー」と呼ばれる個性や文化があり、新たに組配属される研1生もそれに順次染まっていきます。

しかし、当時の宙組はまだカラーも文化も無いまっさらな組。

「はじめまして」の生徒同士も多く、それをまとめる組長さんや姿月あさと(しづきあさと)さんはそういう意味でもとても苦労されたんじゃないでしょうか。

 

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宙組のルールで面白いのは、「名前の書いていない食べ物が冷蔵庫にあったら誰かに食べられても文句は言えない」というもの!まるで男子寮のようです!(笑)

どれだけ食い意地が張ってるんでしょうか(^-^;

組ごとのそういう細かな組内ルールがだんだん出来上がっていくのが面白いですね。

 

そんな宙組が20年かけて今の姿になっていく様子を、組長の寿つかさ(ことぶきつかさ)さんと副組長の美風舞良(みかぜまいら)さんは香港公演からずっと見続けていることがすごい!

 

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