美弥るりか退団の衝撃!!サヨナラショーは?ディナーショーは?

2019年1月

 

美弥るりか退団・伏線の数々

今回の美弥るりかさんの退団発表までには、いろいろと伏線がありました。

美弥るりか退団の伏線その①

まずは、『アンナ・カレーニナ』の公演決定。

若手が公演をするバウホールで、研16ともなる美弥るりかさんが、東上もせずにバウホール単独で公演をするという異例の決定。

 

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もし美弥さんに『アンナ・カレーニナ』を演じてもらうなら、キャパ的にもバウホールで足りるはずがない。

本来ならば西は梅田芸術劇場で、東は日本青年館で公演をするのが妥当です。

実際に『アンナ・カレーニナ』はひどいチケ難となりました。

 

美弥るりかさんは割と遅咲きなスターさんであるため、意外にもバウホールで単独主演を経験していませんでした。

そんな理由もあり、この『アンナ・カレーニナ』が「餞別なのでは?」と噂されました。

美弥るりか退団の伏線その②

そして、つい先日発表となった、花組の別格スター鳳月 杏(ほうづきあん)さんの月組への組替え。

なぜこれが美弥さんの退団の伏線なのか。

 

月組には大きな役を任せられる別格スターとして、紫門ゆりや(しもんゆりや)さんや輝月ゆうま(きづきゆうま)さんがいらっしゃいます。

そこに、美弥さんと3番手スターの月城かなと(つきしろかなと)さん。

その上さらに鳳月さんまで月組に?!なんで?!という、とても不自然な組替えでした。

しかも、鳳月さんは元月組生。花組に組替えで異動していったのに、なぜ出戻り??という謎もありました。

「これ、美弥ちゃんが退団してできる大きな穴をちなつさん(愛称)で埋めてもらう気なんじゃ…」

という悪い予感が脳をよぎりました。

 

そして残念ながら、その予想は的中してしまった、ということに…

劇団のとんでもない決定のせいであっちへ行ったりこっちへ行ったりする鳳月さんにも、「お疲れさまです…」という気持ちに…。

「これ、ダレ得なの?!」と嘆きたくもなりますよね…”(-“”-)”

 

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美弥るりか退団の伏線その③

今となって見返してみると、今年のカレンダー配置にも見事にその伏線は表れていました。

美弥さんの登場月は、4月と5月。6月での退団を見据えてのこの登場だったのでしょう。

「すみれ子の宝塚百科事典」でも、その伏線には触れていました。

 

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この記事内で「どうかこのカレンダーの掲載月が何の意味もないことを願います!」

と、ノル香は書いていますが…

残念な結果になってしまいました…

カレンダーの発売は10月。

その頃にはもう美弥さんの退団が淡く決まっていたのかと思うと…それを一切隠して舞台に立ち続けてきた美弥さんの精神力にただただ頭が下がるばかりです。

 

美弥るりか退団・2番手の退団という過去例

過去にも、2番手の退団という大事件は2度ほど起きています。

それ以前にもあったのかもしれませんが、番手が明確化され確立された現在のピラミッド構造になってからは美弥さんで3人目です。

 

朝香じゅん(あさかじゅん) 彩吹真央(あやぶきまお) 美弥るりか(みやるりか)
学年 61期生(研17) 80期生(研17) 89期生(研17)
花組 雪組 月組
退団日 1991年5月11日 2010年4月25日 2019年6月9日
退団作品 『小さな花がひらいた』(バウホール・日本青年館) 『ソルフェリーノの夜明け/Carnevale』 『夢現無双/クルンテープ 天使の都』
サヨナラショー有無

 

なんと、3名とも研17での退団です!

確かにトップスターは研19までに退団する、みたいな暗黙のルールがありますので、研16くらいになってトップになる目途が立たなければ…という流れになるのでしょう。

 

朝香じゅんさんは伝説の男役・大浦みずき(おおうらみずき)さんの下で2番手として活躍しました。

 

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しかし、下級生に安寿ミラ(あんじゅみら)さん、真矢みき(まやみき)さんなどの人気下級生がひしめき合っていたという理由なのか、退団へ。

花組は「男役の宝庫」と呼ばれる組であり、「どこを見てもスターだらけ!」という状態はファンにとってたまらないことではありますが…

このように、2番手にまでなって組を支えてきたのに…という事態は起きてほしくない。

でも全員が全員トップになれるわけもない。

難しいところですよね。

 

その19年後に、彩吹真央さんが衝撃の退団へ。

ノル香の記憶では、このときは100周年という一大イベントを目前にしていて、劇団はメディア向きの華やかな生徒を100周年のトップにさせたかった目論見があったのでは、と感じました。

彩吹さんは大スター!というより、職人肌のスターさんでした。

歌も演技もダンスもすべてが完璧。

 

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足りなかったのは…運だけでした。

学年が少し違っていたら事態はまったく変わっていたでしょう。

春野寿美礼(はるのすみれ)さんや水 夏希(みずなつき)さんなどを2番手で頼もしく支えてくれた功労者でもありますから…

「便利使いだけしてそんなひどいことを…!!」

と、当時の宝塚ファンも荒れに荒れました。

彩吹さんを追いこして雪組のトップになったのは音月 桂(おとづきけい)さん。

アイドル性のある華やかなスターさんでしたので、100周年でどんどんメディアに出していくには音月さんのほうが適任と劇団が判断したのでは…ないでしょうか。

 

それから9年、みたび2番手スターの退団という、ショッキングな出来事が起きてしまいました。

今回の理由は…何だったのでしょうか。

美弥さんが月組でトップになるチャンスはありました。

順当に、龍 真咲(りゅうまさき)さんのあとを引き継いで。

しかし、下級生である珠城りょう(たまきりょう)さんが異例の大抜擢、研9でのトップ就任という大事件が起こります。

珠城さんは美弥さんより5学年も下級生ですから、珠城さんのあとに美弥さんが月組でトップ就任するという可能性はあまり考えられませんでした。

ならば、他組で!

ということで星組や花組でのトップ就任も可能性としてはありえなくなかったのですが、叶いませんでした。

 

2番手という、もうトップへの王手をかけていると言ってもいい立場になってもなお、手が届かないトップスターという場所。

実力や人気があっても、それでもこうして手が届かないことがあります。

足りないのは、運なのかスポンサーなのか健康なのか…真実は分かりません。

 

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とにかく今は、美弥るりかという素晴らしい男役が、6月9日までしか観られないということ。

16年の軌跡を振り返るサヨナラショーが見られるということ。

合計4日間のディナーショーが開催されること。

この3点のみしか明らかになっていません。

 

世間でいま騒がれている嵐の活動休止までの2年間になど遠く及ばない、半年という短い期間。

しかも、そのうち舞台で生の美弥さんが見られるのはファンそれぞれあと何回になるのでしょうか…。

今はただ美弥るりかさんが最後のその日まで男役を全うできるよう、私たちは温かく見守ることしかできませんね。

まだ整理できない胸の中をなんとか整えて、「16年間、素晴らしい男役をありがとう!」という感謝の気持ちで6月9日を迎えたいです。

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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