『CASANOVA』ヒロイン、ベアトリーチェとは?
では、カサノヴァと愛し合うことになるであろう、仙名彩世さん演じるベアトリーチェという人物は一体どんな女性なのでしょうか?
残念ながら、カサノヴァ以外の登場人物は生田先生の作ったキャラクターのようです。
公演の解説文にも、「オリジナルストーリー」とあるので、あくまでカサノヴァというキャラの立った人物から構想を得た作品なのでしょう。
ただ、メインストーリーとなっているのは、どうやらあの脱獄事件のよう。
その渦中にカサノヴァと出会うのが修道院での学びを終えた総督の娘・ベアトリーチェということです。
しかも、修道女というキーワードは実はカサノヴァの自伝本の中に恋人として登場します。
きっと生田先生はこの『CASANOVA』の演出を考えるにあたり、その自伝本『カザノヴァ回想録』も読まれたはず。
その中に恋人の一人として出てくる「修道女」にピンと来たのではないかな。
確かに、稀代のプレイボーイと、貞淑な修道院あがりのカップルなんて…ワクワクします( *´艸`)
ポスターでのベアトリーチェは華やかなドレスを着てカサノヴァのことを受け止めている「オトナのオンナ」に見えますが…
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「悪名高きプレイボーイ、カサノヴァ」に嫌悪感を表しながらも惹かれていってしまう…みたいな感じだと、なんだか燃えるんですけどね(#^^#)
『CASANOVA』気になる他キャスト
全体的なストーリーとしては、色っぽくて魅力的なカサノヴァが自由を謳歌し過ぎて国の取り締まり組織に狙われ、投獄。
脱獄を助ける友人やカサノヴァに恋している女性陣。
その中で恋に堕ちるカサノヴァとベアトリーチェ、というところでしょうか。
その登場人物の中で「ん…?」と気になるのは、
黒魔術に傾倒しているコンデュルメル夫人(鳳月 杏さん)と、男装の麗人アンリエット(城妃美伶さん)。
鳳月 杏(ほうづきあん)さんはこの『CASANOVA』を最後に、古巣の月組への組替えが決定しています。
花組生として最後の役が、女役。
女役はこれが初めてではありませんし、どの作品でも素晴らしい役作りで作品を助けてきた鳳月さん。
きっとこの『CASANOVA』でも作品力を上げる見事な演技を見せてくれるでしょう。
本編が終われば少しのフィナーレナンバーがつくのかな?
できればそこで4年間で学んできた花男イズムを見せてくれると嬉しいのですが…
そして、「男装の麗人」という城妃美伶(しろきみれい)さんもなんだかすごく気になります。
「男装」ですから性別は女性なのですが、衣装は男性用。
可愛らしい娘役さんであるしろきみちゃん(愛称)が一体どんな素敵な男装を見せてくれるのか、そしてなぜ男装をしているのかすごく気になります!
男役である鳳月 杏さんが女役、娘役である城妃美伶さんが男装。
う~ん、気になります!
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