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今日、宝塚友の会からチケット先行販売についてのお知らせが届きました。
いくつかの変更点がありますが、中でも気になるのは
- 新システム対応のカードが発行される
- PRINTO@HOMEの廃止、入場認証システムの導入
- 友の会SS席は購入者本人とそのお連れさま以外観劇できない
ですね。
この記事では「宝塚友の会」のチケット販売システムの変更についてのニュースをお知らせします。
SS席は観劇当日発券、もしくは会員証で認証?
宝塚友の会のSS席は一体何席あるのかは知りませんが、なかなか当たりませんね。
そうブツブツと何年間も言い続けてきた、管理人・すみれ子ですが、昨年と今年は1回ずつ当選したので、絶対に当たらないというものでもないと思いました。
本来は宝塚の公式ファンクラブである宝塚友の会に入会している会員が、前方席で観られるように配慮されたのが、友の会の第一次抽選でしたが、昨今これを利用してSS席の転売などのトラブルが多発していました。
そこでそういう悪質な転売を防ぐことも、今回の宝塚友の会チケット販売システムの変更だったのかもしれません。
- SS席は観劇当日に自動発券機で発券
- 会員証カードによる入場認証
このどちらかで発券、もしくは劇場へ入場するというように、SS席の着席に制限がかけられたことです。
万が一、SS席が当選していても、急用ができて、あるいは急病で行けなくなることもありますね。そういう時もあくまで「ご本人様のために用意したので悪しからずご了承ください」と記載されています。
これが本来は正しいのです。
しかし、これでは万が一の時に、前方に空席ができてしまうのが、なんとも悲しいですね。
改正前と改正後
改正前と改正後をまとめと以下のようになります。
改正前 | 改正後 |
申し込み期間中も取り消し不可 | 申し込み期間中は取り消し、変更可能 |
先着順方式・PCから座席選択可能 | 先着順方式・PCとスマホから座席選択可能 |
PRINT@HOME 廃止 | カードによる入場認証システム開始 |
申し込みの取り消しが可能になる
現在、友の会の抽選申し込みをすると、「申し込み」ボタンをクリックしたら、それ以降は申し込みの取り消しができませんでした。
それが抽選期間中であればキャンセルや変更が可能になります。
これで、申し込みを済ませた後に(抽選期間中なら)急用ができて観劇できないとわかれば、キャンセルもできるということでしょう。
先着順方式の座席選択
また先着順方式ではパソコンを使った場合は今までも座席指定をすることができました。
例えば通路側が好きな人、センターが好きな人は自分の好みの座席を(空いていれば)選択できたのです。
改定後はPCに加えてスマホからも同様の座席選択ができるようになります。
カード認証式システムの導入
PRINT@HOMEは家でパソコンからA4用紙へチケットをプリントする、画期的なシステムと思われましたが、何枚もプリントできてしまうので、複数枚を持つ人が現れるトラブルもあったようです。
それに明日の観劇に備えてプリントしようと思ったら、プリンターがトラブルを起こして・・・なんて経験をされた方もいらっしゃるのじゃないでしょうか?
そういったことから、あまり普及せず実券を宝塚大劇場や東京宝塚劇場で発券する人の方がほとんどでした。
そこでPRINT@HOMEは廃止、それと同時に新たに新デザインの会員認証のできるカードが会員には配布され、そのカードをかざすと劇場に入場できるようになるそうです。
今の自動発券機はカードを持参していなくても
- 予約番号
- パスワード
がわかれば発券することが可能でした。
しかし、新発券機は予約番号、パスワードで発券できません。
観劇日より前に発券する場合(SS席を省く)も、新デザインのカードを持参して、発券機にかざさないと発券できません。
PITAPAで阪急電車の改札を通る感覚で、劇場に入れるようなイメージで、厳密に言えば持ち主本人しか使えないと考えた方が良いでしょう。
そして観劇時には必ず「新カード」を必ず持っている方が安全ですね。
チケット会員先行販売でのチケットの引き取り方法
インターネット購入時
SS席を購入時 | 入場認証
自動発券機での発券(当日のみ) |
S・A・B席 | 入場認証
自動発券機での発券 |
新システムの導入はいつから?
2018年3月『天は赤い河のほとり』『シトラスの風-Sunrise-』から、運用されます。
それまでに新発券機や認証システムに対応した、新しい友の会のカードが送付されてくるようです。
まとめ
最初から転売を目的として、友の会にたくさんの名義で登録し、SS席を買い占めている業者がいる? どこまでが本当なのかわからない噂はありましたが、実際にダフ屋行為行なったとして逮捕される事例もでてきました。
そういう悪質な行為を排除する意味では、新しいシステムは効果を発揮するかもしれません。
しかし、公演の2ヶ月近く前にある第一次抽選。
「SS席に当たったーーー!」と喜んではいても、なにがしかの事情で観劇できなくなることはありますね。
そんな時、次点の会員さんが繰り下げで当選するとか、何らかの救済措置があれば万全と言えるのですが、行けなくなったのは自分の責任としても、「前方席に空席を作る」こと自体を、ファンは生徒さんに申し訳ない・・・そう思うものです。
そこをカバーできればいいと思いました。
新たな運用方法が決まったばかり。
徐々にでも改善されていくのかもしれません。
「宝塚ニュース」では宝塚の情報をメインに 時々OGさんの話題も交えながら最新情報を更新中です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
SS席には縁のない私ですが、某転売屋のサイトを見て、良い席が高額すぎて驚くことがあります。沢山取った中から1番良い席を自分の物として、他は転売するとか、そもそも転売目的で大量購入するとか?でしょうか。
それでもB席をA席の値段なら、どうしても観たくて買えなかった公演のチケットはその某サイトにお世話になってしまいます。
「余分に取る」人が居なくなれば、買えない人も減るんですよね。
以前、中日劇場の『風と共に去りぬ』は2列目4番で観ました。端っこでしたが、マイクに入らない呟くような台詞や役付きの方が帽子を深くかぶって群舞にいるのが分かって「前の方で観られるとこんな所も見られるんだ」と感動したことを覚えて居ます。
改善していただきたいことでは、
1、発券するまでは、リセール(ぴあで取り扱っているチケットに関してのサービスの一種)を実施
2、発券をしても、窓口で払い戻し(一週間前までは手数料無料とか、前日までだと手数料が何割という、交通機関のチケットのようなもの)を認める
急病や仕事で行けなくなる、大劇場の場合、交通機関が阪急電鉄が動いていれば、公演を実施していますが、阪急電鉄までも辿り着かない場合で行けなくなる、
などの理由(例えば、台風等の影響があった場合の公演振替は、なかったかと)があろうと、今回の変更により、すべて本人のみ。という事ですよね。
チケットの取得権利が、購入者にはなく、知人にプレゼントするなども出来なくなりますね。今回の変更を不思議に思うのは、時代についていっていないからでしょうか?
菫さくらさん
ご訪問とコメントをありがとうございます。
「時代に遅れている」というか、宝塚のチケットのダフ屋行為で逮捕される人も現れて、重い腰をようやくあげて「形だけ整えた」ように私的に思いました。
菫さくらさんがおっしゃるように、ファンのニーズに見合わないですね。
では具体的にどうすれば良いか?まで考えが至れば、ファンの声を届けるという意味でのれんに腕押し覚悟で「意見のメール」でも送ろうかと思ったりもします。
もっともSSはなかなか当選しませんが。
ちはるCLUBさん
私は前方席はなんだか緊張しすぎるので、それほど観たいよ!と思わないのですが、友の会で夢のような某トップさん退団公演SS当選ということがありました。
やはり「気合」とか「エネルギー」を感じるのは、半端ないと実感です。
そういう意味でSSは価値があると思いました。
さてさて・・・
今回の「本人のみ」の件は、もともと宝塚のファンでもない人達が転売することだけを目的にかなりSS席を高額で販売している点が一番問題なのだと、私は思っています。
ファンが何枚もチケットをとって「観たい席」以外を転売するなら、まだ可愛いかと(–;
でも、あの高額で転売できるということは、あの高額で購入する方がいらっしゃるということで、別世界の出来事だなぁ・・・と思いました。