『Gato Bonito!!』の作品としての見所は?
『Gato Bonito!!』にみる藤井作品
作・演出家は藤井大介氏。
この10年余を振り返っても藤井大介作品と言えば「当たり!」なショーがいっぱいありますね。
『Gato Bonito!!』もヒット作品の一つとなるでしょう。
『ガートボニート』って意味わかんないと最初に思いましたが、ポルトガル語で「美しい猫」という意味だそうで、花組公演『Santé!!』をはじめとして藤井先生らしいタイトルです。
花組時代の望海風斗さんを、藤井先生が「猫のようだ」と思われたことが、このショーの着眼点らしいです。
確かにクールビュティーなトップスター・望海風斗さんは、凛としていながら、時に気まぐれに人の心を惹きつけて「美しい猫」だと思いました。
↓↓『Gato Bonito!!(ガート・ボニート)』の望海風斗
「ガート・ボニート…」
(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)
きゃああああーーーーー!!!! pic.twitter.com/n8D5tdCgqs— ヅカヅカぷぅ🍯🐝 (@nozopoo__210) 2018年6月14日
藤井大介先生の作品の特徴として、何やら妖精的な案内人が登場することが多いです。
今回はその役所に当たるのが雪組組長の梨花ますみ(りかますみ)さん、奏乃はると(そうのはると)さん。
随所で猫達の饗宴に顔を覗かせます。
ちゃんと猫耳までついている衣装がとてもキャワイイーーーー!のですよ。
そして舞台転換が見事で、舞台を駆け巡る猫達にグイグイ引き寄せられる展開であっという間に中詰、フィナーレへと繋がっていく点も藤井作品の魅力ですね。
『Gato Bonito!!(ガート・ボニート)』の注目ポイント
『Gato Bonito!!(ガート・ボニート)』で見逃してはならない重要ポイント。
それはいきなり銀橋から登場する猫がいるかと思えば、ある時は客席後方から登場する猫もいたりする・・・
えーーーっ!とびっくりしつつ、その瞬間をお見逃しなく!
↓↓そしてこちらはプロローグの後半。銀橋へ皆さん勢揃いです。
お化粧が黒塗りでラテンっぽく、娘役さんのヘアスタイルもフラメンコっぽいですね。
盛り上がってほぼ全員が履けた後に銀橋へ残ったダイモン(望海)は、客席降り!
そしてSSセンター前方でお客様をちょっといじったりされます。
私は6列目だったのでそういう被害(?)はありませんでしたが、あの羽をつけた猫になったダイモン(望海)がクルッと踵を返す瞬間に羽根の風圧を感じてびっくり!
たまに・・・なSS席ですので、こう言うことにも驚いたりときめいたりしました。
そして客席後方から登場した赤い衣装の猫は毎日必ず何かお話してくれます。
管理人・すみれ子が観劇した日は
「ボクは雨男なんだけど、いまは晴れてるーーー? でも極楽に行っても雨って降るのかなぁ。土砂降りの雨の中で踊ったりなんかして」
こんな内容でした。
これは何を意味するかお分かりですか?
ちょうどその日は東京公演を前にした星組生の皆さんと、月組の『雨に歌えば』出演者がご観劇だったのです。
それで観劇に来た生徒さんへの愛あるメッセージになったのでしょう。
こんな調子で毎日、猫になった望海風斗さんがアドリブでセリフを言うのも楽しい!
ちなみにこのシーンで使われている曲は有名な「黒ネコのタンゴ」と言う曲です。
↓↓「黒ネコのタンゴ」
↓↓ 6. 大きな美猫達が妖艶な『Gato Bonito!!』
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